少年愛玩ドール

成瀬瑛理

秘密

部屋の中を探索しているうちに大きなテーブルが目に入った。そこには美味しそうな食べ物のがお皿の上に並べられていた。ピノはお腹を鳴らすと空腹に我慢出来ずに、テーブルの傍に置いてある椅子の上によじ登った。そして、そこからテーブルの上をキョロキョロと見渡した。僅かに見えたのはテーブルの上に美味しそうな料理が並んでいたことだった。ピノは初めて見る美味しそうな料理に衝撃を受けると、口からヨダレをたらして瞳を無邪気に輝かせた。そして、テーブルの上にクロワッサンがあることを発見した。
「あ、クロワッサンだ! やったー! あんなに一杯あるなんて凄いや!」
ピノはクロワッサンを発見すると、その場ですぐにテーブルの上によじ登った。
「うんしょ、うんしょ。クロワッサ~ン♪ クロワッサ~ン♪ フワフワ美味しいクロワッサ~ン♪ なぜ美味しいのクロワッサ~ン♪」
ピノは上機嫌になりながら歌を歌うと、テーブルの上によじ登ってクロワッサンが置いてあるところまで歩いた。大きなテーブルの上には、美味しそうな料理がズラリと並んでいた。その料理が彼のための食事とは知らずに、ピノはクロワッサンにかぶりついた。
「いただきまーす!」
その時だった。クロワッサンを食べる直前に誰かが背後から、首のうしろの襟をグイッと掴んで持ち上げたのだった。
「わ~ん! 降ろしてよ~!」
ピノは首の襟を掴まれると、宙吊りにされたままそこでジタバタしながら暴れた。

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