少年愛玩ドール

成瀬瑛理

彼の部屋

「ガッカリしてもダメ! いじけてもダメ! 悄気てもダメだ! とにかくダメなものはダメだ!」
ローゼフは間髪を入れてダメだと言い切った。するとピノは、大きな瞳に涙を浮かべると大声を出して泣き出した。
「わぁあああん! ローゼフはボクのこと嫌いなんだ! 何で一緒に寝たらいけないの!? 一人ぼっちじゃ寝れないよ! ローゼフと一緒に寝たいよぉ!」
ピノは悲しい声でワンワン大きな声で泣いた。ローゼフは困った顔をすると言い返した。
「私を困らすな……! 私だってお前と一緒に寝たいさ、でも見つかったらまずいんだ! だから今は我慢してくれ……!」
彼がそう言って説得して話すと、ピノは泣き止んだ。
「ひっく……ひっく……わがまま言ってごめんなさい……いい子にするから嫌わないで……」
ピノは泣きべそをかきながら抱きついた。彼は胸の奥が急に締め付けられると、ピノに優しく話しかけたのだった。
「すまん……私こそあやまるべきだ。お前は人形でも人間の5歳児の子供とは変わりはない。一人ぼっちで寝るのが寂しいのはわかる。私がお前とおなじくらいの子供だったら寂しいのは当然だ。今は無理だが何とかしてみる。だからわかってくれるな……?」
そう言って説得するとピノは小さく頷いた。
「ひっく……わかった……でもいつかは一緒に寝ようね?、ローゼフ約束だよ……?」
ピノは大きな瞳をウルウルさせながら涙を堪えたのだった。
「ああ、もちろんだとも…――。ピノがお利口さんで助かるよ――」
彼はそう言って褒めるとピノの頭を優しく撫でたのだった。

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