少年愛玩ドール

成瀬瑛理

バスルーム

「パーカス? それってだぁれ?」
ピノは初めて聞く名前に直ぐ様、反応を見せた。
「ああ、私の執事だ。年が近いのか最近は口煩くてな、ホントあの男には困ったものだ」
ローゼフはそう言ってピノに愚痴を溢すと、ふとため息についた。
「ねーねー、執事ってなぁに?」
「そうだな……主人の身の回りの世話をするとともに家全体のことや秘書として公私に渡り主人の補佐をする。それが執事だ」
ローゼフは何気無くさらっと話した。だが、ピノは意味が解ってないのか、口をポカーンと開けたままだった。
「すまん、お前には少し難しかったな。簡単に言えば世話をする人だ。パーカスは私が小さい頃から、身の回りの世話をしているのだ。それこそあいつは私にとって身近な存在だろう。口煩くても、なんだかんだと私はあいつに感謝をしているのは確かだ――」
彼はそう話すと優しく笑った。ピノはその話を聞くと無邪気に聞いてきた。
「ローゼフはパーカスが好きなの?」
そう言って尋ねると、彼は少し考えた後にさあと答えたのだった。
「ボクね、その人に会ってみたいな?」
「えっ……?」
ピノがそう言って何気なく話すと、ローゼフは急に困った表情を見せた。

「少年愛玩ドール」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く