少年愛玩ドール

成瀬瑛理

贈り物

「わあ、ステキ! このお洋服可愛い! 本当にこれをボクにくれるの?」
ピノは可愛い洋服を手に取ると、はしゃぎながら聞き返した。
「ああ、お前にピッタリな服だろ? 青いレースの服は嫌いかい?」
「そんなことないよ、青は好きだよ! 凄く嬉しい、ありがとうローゼフ! ボクこのお洋服、大事に着るね!?」
少年は生まれて初めてのプレゼントにとても幸せそうな笑みを溢すと、思わず洋服をぎゅっと抱き締めた。その様子に彼は同じく幸せな気持ちになったのだった。
「そうだ。そこの小さな箱も開けてごらんなさい」
「うん、次はなんだろう! すごく楽しみ!」
ピノは言われるままに返事をすると、もう一つの箱を開けた。すると中を見て驚いた。
「わ~い、青いお洋服とお揃いだ~! ありがとうローゼフ!」
ピノは無邪気に喜ぶと、素直に彼に感謝の言葉を伝えた。
「ねぇ~、これ履いてもいい?」
「ああ、履いてごらんなさい」
「じゃあ履いてみるね!」
ピノは嬉しそうに笑うと、さっそく青い靴を彼の前で履いてみせたのだった。

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