宇宙の星くず

春田 よぎり

41話目 heroine

寂しければ呼んでね
どんな声でも拾うから
そういった貴方の
声と
言われた時の
感覚を思い出す
わかっている
わかっているの
絶対来ないって
知っている
けれどたまに
喉の奥から
どうしても
こぼれ出てくる
貴方の名前
頭のどこかで
本当は
わかりたくなかった
理解っていうの?
そんなの全部
忘れたかったの
強い自分も
離したくなかった
なのに
蚊の鳴くような声が
あなたを呼んだ夜
鼻をくすぐった
貴方の欠片

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