モンスターのスキルを奪って進化する〜神になるつもりはなかったのに〜(修正中)

刺身食べたい

第22話:楽しかった

ーー夜

   私達はいつも夕食を食べる部屋ではなく、屋敷で働く使用人達全員が入れるほど大きい部屋に居た。そこで私達はシズナが来るのを今か今かと楽しみで待っていた。

   暫くすると、ドアが開いた。シズナ専属の従者となったレマが開けたのだろう。開かれたドアの前にはシズナが居た。
   シズナを見た私達は打ち合わせ通りに皆で一緒に言った。

「「「シズナ、誕生日おめでとう!!」」」

   あまりの迫力に気圧されたのか、シズナは後ずさった。

   そのあとは父上、母上、私、マエルドの順に椅子に座っていく。全員が座ったのを確認したあと、私はシズナに私の正体を尋ねた。

「さて、おtーーシズナ君は私達が誰か分かるか?」

   危ない‥‥‥危うく、『弟』と言う所だった。この正体を当てさせるのを考えたのはマエルドだ。つくづく、面白いことを考えるな‥‥‥。

   シズナは暫く、悩んでいた。悩んだ末にこう言った。

「従兄弟のお兄さん‥‥‥ですか?」

   中々に鋭い観察眼だ‥‥‥だが、『従兄弟の』は要らなかったな。

「惜しいな。正解は君の兄だ」
「えっ?‥‥‥えぇぇぇーーーっ!?」

   シズナは驚いたようだ。良かった‥‥‥しかし、驚きすぎな気もするが‥‥‥まあ、良いだろう。

「そこまで喜んでもらえたのなら、僕達だって黙っていた甲斐があったよ♪」

   マエルドの言う通り、喜んでもらえたら私も嬉しい。

「さて、では自己紹介をしよう。私は一番上の兄、名をシェルド・フォン・ラートリアと言う。以後よろしく頼む」
「次は僕の番だね。僕は二番目の兄で名前はマエルド・フォン・ラートリアと言うよ。よろしくね♪」

   これで自己紹介も終わった。このあとはいつもより、豪華な食事だな。残念ながら私には料理の知識はないため、手伝うことは出来なかったが‥‥‥。仮に知識があっても素人ならば手伝わないほうがいいだろう。

   父上が音頭をとってパーティーの始まりだ。

   私とマエルドはシズナと話しながら料理をつまんでいった。『学園』や『冒険者』についての話をした。暫く、学園について話しているとシズナが「僕も行きたいです!!」と言った。
   その願いを叶えてやりたいが‥‥‥7歳になるまでは辛抱してもらわねば。

   そろそろ、話すことがなくなってきたなと思った時、父上が近付いてきた。そうか‥‥‥もう、パーティーも終わりか。父上はもう一つの目的を果たしに来たのだろう‥‥‥『シズナのステータスを見る』という目的を。

   このパーティーには二つの目的がある。一つは5歳になった者を祝うこと。もう一つはステータスを見ることだ。何故ステータスを見るのかと言うと、スキルの使い道を教えるためだ。

   例を挙げるなら、私は【剣術】を持っている。このスキルの効果は剣の扱いが上手くなるといった簡単なものだが、いくらレベルを上げてもが出来ていないと大して効果はない。そのために他の者から使い方を教わるのだ。

   シズナがステータスを開いた‥‥‥父上が見ている横で私もそれを見た。そこには【剣術】と【火魔法】、それとスキルの文字があった‥‥‥。

   それを見た父上は『箝口令』を敷き、私たちは自室へ戻った。









   数月ぶりに戻った部屋は綺麗に掃除されていた。いや、今はそんなことはどうでもいいか‥‥‥こんなことになるなら、身を守るためにスキルスクロールを買って渡せばよかったかもしれない‥‥‥。
 それに‥‥‥贈り物を渡すのを忘れていた‥‥‥まあ、明日に渡せば良いか。


 リアルの用事で止めていた更新を再開します。詰めすぎた‥‥‥マエルドの方は1話から3話ほどで締めるつもりです。連絡を忘れてしまってすみません。

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