モンスターのスキルを奪って進化する〜神になるつもりはなかったのに〜(修正中)

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第9話:祝福の儀(後編)

   俺が神様達の像を眺めていたら、司祭さんが声を掛けてきた。

「シズナ君はあの神様達が見下ろしている円の中心に入ってね」

   俺は言われた通りの場所に行った。少し上を見上げると本当に神様達に見下ろされている気分になる。なんとも不思議である。
   司祭さんが何かを唱え始めた。これは‥‥‥祈りか?何故か俺はその言葉をだと思った。

「我らが住まう世界、ディルガルドを創造せ創りし創造神フィリエ、それに連れなる幾多の神々よ」

   司祭さんが盛大な祝詞を唱えている間、実体がないが現れては消え、現れては消えるのを繰り返した。実体がないと分かったのは俺にぶつかってもからだ。
   しかし、この光の球に囲まれていると不思議と心が温かくなってくる。何より、幻想的で綺麗だ。

「此度、5歳になりし彼の者に祝福を与え給え!!」

   司祭さんが祝詞を唱え終えると、神様達の像が強く光った。神様達の像が光ったせいか、光の球が4箇所に集まり凝縮していった。やがてテニスボールサイズの白い光、赤い光、青い光、そして黒い光の4つが俺の方に向かって飛んできた。
   衝突するっ!と思って身構えた。いくら、すり抜けると分かっていてもテニスボールが飛んでくると思えば怖い。ましてや、この体はまだ5歳児だ。気絶くらいはするだろう。

   しかし、予想に反して光の球はすり抜けることなくまるで俺にされるかのように、した。
   そして、光の球が消滅した後、俺の前にゲームでよく見るステータス画面のような表記をしている青い板を薄く伸ばしたようなモノが出現した。

   俺はそれを見ようとしたが突発的に痛みが発生した。激しい痛みに襲われた俺は思わず座り込んだ。

   痛い‥‥‥体の至る所から悲鳴が聞こえるようだ‥‥‥。

ーーやがて、痛みに耐えきれなくなった俺は糸がプツンッと切れるかのように気絶した。
   気絶する瞬間に俺はこう思った。

『こんなに痛い思いをするなら祝福の儀を受けず、10歳になるまで待てばよかった‥‥‥』

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