これを見たらお前の負け

はなまるき

エピソード0 くだらない俺の呪い


ここは杜の都、仙台。
緑豊かな本当に爽やかな街だ。

これは、小・中・高・大学まで一貫のおぼっちゃま学校に通う18歳の青年のある日常を描いた他愛のない俺のくだらない話である。

俺は見た目は、
中肉中背身長170cm。
顔も典型的な日本人顔。
特徴がないのが特徴だ。
性格はいたって、温厚である。表向きは。
どこにでもいそうな、いや、本当にどこにでもいるような男である。

今は9月。
今年の4月に大学生になり、もうすぐ半年が過ぎようとしている。
小学校の受験以来、何となく小中高と通い、その後はのほほんと暮らしてきた。
大学に入ってから部活にも入ったが、疲れない文化部系を選んだ。
だが、ほとんど行っていない。

最低限の授業に出て、あとは学校や街をぶらつき、飽きたら家に帰るという毎日を過ごしている。

こんな平凡な俺だが、ちょっとした趣味があった。
それは、本当に些細な趣味だ!

これはどんな趣味かというと、学校や街をぶらつき、「エロシチュエーション」を探すことである。

例えば、
ミニスカートをはいているおねーさんが上りエスカレーターに乗ったら、その後ろ2.5mに張り付き、パンチラチャンスを狙い、さりげなく見る!
ガン見でもチラ見でもなく、本当に日常に溶け込む見方をする。

例えば、
朝の満員電車にわざと乗り、胸の大きなおねーさんと向かい合ってしまう形のポジションをとったり、また、逆に背面に回り、お尻に股間が当たってしまうポジションをとる。
満員電車だから仕方がない。
本当に理不尽な現代社会ではあるが、それを俺はあえて楽しみな方向に持っていく。

こんなくだらないことをしてる俺は、彼女はいない。
というか、彼女という存在が自分にいるイメージができない。
他人に気を使ったり、束縛されるのが嫌だからだ。
たぶん、傍から見たら毒にも薬にもならないモブキャラ男子なのだろう。

だが、こんなくだらない俺だが、このお話の主人公なので、1つだけ特徴がある。
それは、わが身に宿る「呪い」だ。
この呪いのせいで、18年という短い人生の中で幾度か辛く悲しい想いをしている。

その呪いとは勃起だ!
日常生活に困るくらい勃起する!!
ちょっとしたことで勃起する!!!

そんなの若いうちは当たり前と思ったあなた。
それは甘い、甘すぎる。

上を向いているときはパンツからはみ出し、ズボンからも上向きに伸びようとするほどである。
また、ポジショニングによっては、下に伸びようとするが、基本、左斜め上向きなので、狭いズボンの中で行き場を失い、痛いことこの上ない。
自分の前を鞄で隠しながら、急いでトイレの個室に入り、ズボンとパンツを下ろして解放してあげる。
そして、いきり立つ息子が落ち着くのを待つ。
そんな毎日だ。

これを呪いと言わずしてなんと言えばいいのだろう。
ほかの青年男子は、このような場合どうしているのだろう。
もしかしたら、人までは立たないようにコントロールが取れているのかと本気で考えてしまう。

そんな呪われた人生の一端をここで披露していこうと思う。

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