火色の君と青色の私。
辺境の村③ 逃走と攻防
レアが作り出した火の玉は、巨大な塊となって奴の顔面一直線に放たれる。
そこから発される熱量はとんでもないものだ。
ある程度離れているというのに肌をジリジリと焼いてくる。
大気は急激に温められ、本来なら火が草木に燃え移っているはずなのに、そうならないのはレアが器用に調整しているからだろうか。
火球はやがて奴に着弾し、それと同時に轟音と、吹き飛ばされそうになるほどの衝撃を発した。
「Wooooo!!?!」
奴はその一撃で初めて怯み、バランスを崩したのか膝を着いた。
「今のかなり効いたんじゃね!?」
『いやまだだ!アル、君は攻撃するな!』
当然だ。俺が攻撃すれば剣の力で大きな隙が出来てしまう。本体である俺が死んだらおしまいだ。
「安心しろぉ!バッチリ観戦して躱してやるからよ!」
実は言うと、奴の攻撃を見て躱すことはさほど難しいことではない。この世界に来てから、身体能力に該当するものは全て常人を超越している。・・・らしい。自分では実感がないけれど、レアが言うにはそうなのだそうだ。
実際身体の動きは前世とは比べ物にならないという感覚はある。
それは反射神経や身体能力だけに留まらず、集中すれば五感までもが鋭敏に研ぎ澄まされ、頑張れば1キロ先の爪楊枝に書いてある文字だって読めたり、十軒以上隣の話し声だって聴くことができたりする。
まさに地獄耳である。
問題は全力で集中しないと出来ないということだが。
『それはそれは、頼もしいねぇっ!』
火球があらゆる方向に飛び回る。
レアのやっていることは実に単純。威力の低い素早い火球で翻弄して。隙あらば本命を頭に目がけてぶち込む。それだけだ。
「よしよし!これならいける!!」
『ダメだ!決め手に欠けすぎてとどめまで持っていけない!』
次々と打ち出される火球は、確かにどれもクリーンヒットしている。だが奴は確実に1歩ずつこちらへ迫ってきている。
逃げることは出来る。だけどそうしたら近くにある村にこいつらが・・・
「こいつら?」
『なに!?』
あの少女が、いない。
てっきり近くにいるものだと思っていたが、どこにもいない。
「レア!あの女の子がいない!」
『・・・・・・!!早くしないと』
逃げることは出来ない。この村の人達との付き合いは浅いが、良くしてくれた恩がある。
『・・・君がとどめを刺すんだ。』
「へ!?」
『あの剣なら、あいつにも確実に大きなダメージを与えられる!でも君は何度も攻撃出来ないだろう!ランダムコピーだって運でしかない!』
そりゃあれは運試しでしかないけど・・・
「一応やってみる!」
ランダムコピー
目の前にスクリーンに似たものが次々と現れ情報が開示される。
スキル【睡眠】のコピーに成功。
【睡眠】:睡眠時間に応じてダメージを回復。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
『気は済んだかい!?』
「よーし!作戦聞かせろレア!」
あれは見なかった事にしよう。
『私が全力で隙を作るから、合図したら容赦なくあいつの頭飛ばして!それまではひたすら回避!』
「サラッとエグい事言うよなお前!・・・よし!」
炎の弾幕の隙間を縫って、やつが口から黒い針を飛ばしてくる。先ほどのような狙った一発ではなく適当に乱発しているような感じだ。
それらを剣を使って叩き落としたり躱していく。投げ返してやろうと思ったが、それは勢いを無くした瞬間に泡のように消えてしまう。
距離を取りながら躱し続けていると、やがてその時はやってくる。
痺れを切らしたのか、奴は思い切って火球をものともせずに突っ込んできたのだ。
その隙を見逃さず、レアはあらかじめ準備しておいたいままでとは比べ物にならない規模の火球を収束させ、まるで槍のような形をへと変化させる。
それを突っ込んでくる奴の下半身に向けて放つ。それが直撃したその瞬間、奴は盛大にすっ転んだ。
『アル!!!』
そして火の槍によって転んだ先には、剣を構えたこの俺がいる。
「よしきたァ!」
地を抉りながら勢いのままにこちらへと迫る奴を飛んで躱しながら、身体を回転させる。
その遠心力と身体能力に任せて振った剣は見事な軌跡を描いて奴の首へと到達する。
肉を裂いて骨に到達する感触。この世界に来て、初めての感覚だ。自分より大きな生き物をこの手で殺すのは、予想はしていたがあまりに気分が悪い。
そんなことを瞬時に考えていると。
青い剣が、凄まじいほどの輝きを放ち、暗闇を照らす。その光景はお世辞抜きに美しく、呑み込まれてしまいそうな程だ。
あぁ、来た。
剣の力によって、意識が吸い込まれていく感覚。これだけは、いくらやっても慣れることは無いだろう。
意識が、心が、魂が落ちていく。そうとしか表現出来ない。
暗闇の中をただひたすらに落ちるという非常識な感覚が、やがて自分の全てと変化したとき。
深い、深すぎるほどの夢を見る。
暗闇の中を、ひたすらに泳いだ。上も下も右も左も分からない。やがて自分が誰だったのかすらも忘れて。どす黒い闇に呑み込まれる。
流れ込んで来るのは、幾つもの混ざりあった感情の波だ。
安心、不安、恐怖、劣等感、尊敬、責任、幸福感、親しみ、憧れ、名誉、好奇心、興奮、悩み、苦悩、後悔、嫉妬、殺意、罪悪感、勇気、快感、嫌悪、恥、諦念、緊張、焦燥、満足感、優越感、恨み、無念、希望、増悪、絶望、怒り、悲しみ、感動、愛しさ、感謝。
孤独感、欲望、痛み、辛み、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪ーーーーーーーーーー。
孤独だったから、寂しくて、痛くて辛くて。
独りだったから、何者にも憧れて、嫉妬して。
誰にも助けてもらえないと思っていたから怖かった。
だから嬉しかった。彼女が僕を救ってくれると思った。
彼女なら、僕をここから連れ出してくれる。彼女は僕に優しくしてくれている。彼女ならば、彼女ならば。
闇は深く、ゆっくりと落ちていく。いや、沈んで行くと言えば正しいのか。
彼女は美しくて、強くて、立派で、僕なんかとは大違い。だけど僕は彼女の力になりたかった。だから彼女の頼みはなんでも聞いた。
お茶をくれと言われれば用意した。
書類仕事を手伝えと言われたらそうした。
訓練に付き合えと言われればそうした。
実験に付き合えと言われればそうした。
何でもしたんだ。何でも、彼女を愛していたから。
でも彼女は・・・僕をバラバラにしたんだ。
僕は体のどこも動かせなくて。泣きたいのに、叫びたいのに、苦しいって言いたかったのに。それは叶わなかった。
僕は色んな人達と一緒になった。
彼女は無能で価値のない僕を。強くて、頑丈な、価値あるものに変えてくれた。
この力があれば、彼女を守れる。いつまでだって一緒にいられる。
でも
でもね。
分からなかったんだ。
色んなものと一つになった僕は、本当に僕って言えるのかな。
あ
ぁ
分かんねぇよ。
暗闇に、光が指す。
暖かくて、心地の良い。
『ーーーーー!!』
このままずっと、眠っていられたらいいのに。
誰かが俺を呼んでいる。
『ーーーーーー!!!』
うるさい、黙れよ、邪魔をするな。
『ーーーーー!!』
黙れってば。
【あなたは】
【どうしようもない人ですね。】
声がする。さっきとは違う。別の声。
【逃げてばっかりで】
美しくて、鈴のような声。不思議と、その声をとても愛しく感じた。
【卑屈で弱くて臆病で】
あぁ。
【醜悪で、粗暴で。】
その続きを俺は知っている。
【いつもいつも暗い話ばかりして。前も向けない。】
「君を愛してる。」
【・・・そんな貴方を愛しています。】
『ーーール!アル!!起きろぉ!!!』
「・・・・・・レア?」
気がつけば、俺は地面に倒れ伏していた。
『見ろ!アル!君がやったんだ!』
辺りを見回せば、そこには幾つもの目や口、手や足が不規則に生えている、猿のような怪物が首らしきものを落として死んでいた。
「・・・レア」
『・・・・・・アル?どうしたの?』
身体が震える。奥歯がガタガタと揺れて止まらない。
「・・・・・・人だ」
『え?』
「こいつ、人だった。ちゃんと感情があって!苦しんでた!僕が殺した!俺が!」
『・・・!落ち着くんだ、アル。いいかい、剣のせいで君はいま正常じゃ・・・』
「俺は!俺は正常だ、レア!」
入り込んでくる感情が、まだ抜けきっていないこの感覚。とてつもなく不快なこの感覚が、まるで粘りつくように絡まっている。
『・・・いいかい、事はまだ済んでいない。君が今ここで正気を無くせば、あの少女は止められない』
はっと、意識が晴れる。
まるで霧が散って消えていくようだ。
「・・・大丈夫、大丈夫だ、落ち着いた。平気さ。」
『・・・・・・アル・・・』
「行こう、レア。話はあとだ。君の、言う通り。村が心配だ。」
そこから発される熱量はとんでもないものだ。
ある程度離れているというのに肌をジリジリと焼いてくる。
大気は急激に温められ、本来なら火が草木に燃え移っているはずなのに、そうならないのはレアが器用に調整しているからだろうか。
火球はやがて奴に着弾し、それと同時に轟音と、吹き飛ばされそうになるほどの衝撃を発した。
「Wooooo!!?!」
奴はその一撃で初めて怯み、バランスを崩したのか膝を着いた。
「今のかなり効いたんじゃね!?」
『いやまだだ!アル、君は攻撃するな!』
当然だ。俺が攻撃すれば剣の力で大きな隙が出来てしまう。本体である俺が死んだらおしまいだ。
「安心しろぉ!バッチリ観戦して躱してやるからよ!」
実は言うと、奴の攻撃を見て躱すことはさほど難しいことではない。この世界に来てから、身体能力に該当するものは全て常人を超越している。・・・らしい。自分では実感がないけれど、レアが言うにはそうなのだそうだ。
実際身体の動きは前世とは比べ物にならないという感覚はある。
それは反射神経や身体能力だけに留まらず、集中すれば五感までもが鋭敏に研ぎ澄まされ、頑張れば1キロ先の爪楊枝に書いてある文字だって読めたり、十軒以上隣の話し声だって聴くことができたりする。
まさに地獄耳である。
問題は全力で集中しないと出来ないということだが。
『それはそれは、頼もしいねぇっ!』
火球があらゆる方向に飛び回る。
レアのやっていることは実に単純。威力の低い素早い火球で翻弄して。隙あらば本命を頭に目がけてぶち込む。それだけだ。
「よしよし!これならいける!!」
『ダメだ!決め手に欠けすぎてとどめまで持っていけない!』
次々と打ち出される火球は、確かにどれもクリーンヒットしている。だが奴は確実に1歩ずつこちらへ迫ってきている。
逃げることは出来る。だけどそうしたら近くにある村にこいつらが・・・
「こいつら?」
『なに!?』
あの少女が、いない。
てっきり近くにいるものだと思っていたが、どこにもいない。
「レア!あの女の子がいない!」
『・・・・・・!!早くしないと』
逃げることは出来ない。この村の人達との付き合いは浅いが、良くしてくれた恩がある。
『・・・君がとどめを刺すんだ。』
「へ!?」
『あの剣なら、あいつにも確実に大きなダメージを与えられる!でも君は何度も攻撃出来ないだろう!ランダムコピーだって運でしかない!』
そりゃあれは運試しでしかないけど・・・
「一応やってみる!」
ランダムコピー
目の前にスクリーンに似たものが次々と現れ情報が開示される。
スキル【睡眠】のコピーに成功。
【睡眠】:睡眠時間に応じてダメージを回復。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
『気は済んだかい!?』
「よーし!作戦聞かせろレア!」
あれは見なかった事にしよう。
『私が全力で隙を作るから、合図したら容赦なくあいつの頭飛ばして!それまではひたすら回避!』
「サラッとエグい事言うよなお前!・・・よし!」
炎の弾幕の隙間を縫って、やつが口から黒い針を飛ばしてくる。先ほどのような狙った一発ではなく適当に乱発しているような感じだ。
それらを剣を使って叩き落としたり躱していく。投げ返してやろうと思ったが、それは勢いを無くした瞬間に泡のように消えてしまう。
距離を取りながら躱し続けていると、やがてその時はやってくる。
痺れを切らしたのか、奴は思い切って火球をものともせずに突っ込んできたのだ。
その隙を見逃さず、レアはあらかじめ準備しておいたいままでとは比べ物にならない規模の火球を収束させ、まるで槍のような形をへと変化させる。
それを突っ込んでくる奴の下半身に向けて放つ。それが直撃したその瞬間、奴は盛大にすっ転んだ。
『アル!!!』
そして火の槍によって転んだ先には、剣を構えたこの俺がいる。
「よしきたァ!」
地を抉りながら勢いのままにこちらへと迫る奴を飛んで躱しながら、身体を回転させる。
その遠心力と身体能力に任せて振った剣は見事な軌跡を描いて奴の首へと到達する。
肉を裂いて骨に到達する感触。この世界に来て、初めての感覚だ。自分より大きな生き物をこの手で殺すのは、予想はしていたがあまりに気分が悪い。
そんなことを瞬時に考えていると。
青い剣が、凄まじいほどの輝きを放ち、暗闇を照らす。その光景はお世辞抜きに美しく、呑み込まれてしまいそうな程だ。
あぁ、来た。
剣の力によって、意識が吸い込まれていく感覚。これだけは、いくらやっても慣れることは無いだろう。
意識が、心が、魂が落ちていく。そうとしか表現出来ない。
暗闇の中をただひたすらに落ちるという非常識な感覚が、やがて自分の全てと変化したとき。
深い、深すぎるほどの夢を見る。
暗闇の中を、ひたすらに泳いだ。上も下も右も左も分からない。やがて自分が誰だったのかすらも忘れて。どす黒い闇に呑み込まれる。
流れ込んで来るのは、幾つもの混ざりあった感情の波だ。
安心、不安、恐怖、劣等感、尊敬、責任、幸福感、親しみ、憧れ、名誉、好奇心、興奮、悩み、苦悩、後悔、嫉妬、殺意、罪悪感、勇気、快感、嫌悪、恥、諦念、緊張、焦燥、満足感、優越感、恨み、無念、希望、増悪、絶望、怒り、悲しみ、感動、愛しさ、感謝。
孤独感、欲望、痛み、辛み、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、怒り、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪、増悪ーーーーーーーーーー。
孤独だったから、寂しくて、痛くて辛くて。
独りだったから、何者にも憧れて、嫉妬して。
誰にも助けてもらえないと思っていたから怖かった。
だから嬉しかった。彼女が僕を救ってくれると思った。
彼女なら、僕をここから連れ出してくれる。彼女は僕に優しくしてくれている。彼女ならば、彼女ならば。
闇は深く、ゆっくりと落ちていく。いや、沈んで行くと言えば正しいのか。
彼女は美しくて、強くて、立派で、僕なんかとは大違い。だけど僕は彼女の力になりたかった。だから彼女の頼みはなんでも聞いた。
お茶をくれと言われれば用意した。
書類仕事を手伝えと言われたらそうした。
訓練に付き合えと言われればそうした。
実験に付き合えと言われればそうした。
何でもしたんだ。何でも、彼女を愛していたから。
でも彼女は・・・僕をバラバラにしたんだ。
僕は体のどこも動かせなくて。泣きたいのに、叫びたいのに、苦しいって言いたかったのに。それは叶わなかった。
僕は色んな人達と一緒になった。
彼女は無能で価値のない僕を。強くて、頑丈な、価値あるものに変えてくれた。
この力があれば、彼女を守れる。いつまでだって一緒にいられる。
でも
でもね。
分からなかったんだ。
色んなものと一つになった僕は、本当に僕って言えるのかな。
あ
ぁ
分かんねぇよ。
暗闇に、光が指す。
暖かくて、心地の良い。
『ーーーーー!!』
このままずっと、眠っていられたらいいのに。
誰かが俺を呼んでいる。
『ーーーーーー!!!』
うるさい、黙れよ、邪魔をするな。
『ーーーーー!!』
黙れってば。
【あなたは】
【どうしようもない人ですね。】
声がする。さっきとは違う。別の声。
【逃げてばっかりで】
美しくて、鈴のような声。不思議と、その声をとても愛しく感じた。
【卑屈で弱くて臆病で】
あぁ。
【醜悪で、粗暴で。】
その続きを俺は知っている。
【いつもいつも暗い話ばかりして。前も向けない。】
「君を愛してる。」
【・・・そんな貴方を愛しています。】
『ーーール!アル!!起きろぉ!!!』
「・・・・・・レア?」
気がつけば、俺は地面に倒れ伏していた。
『見ろ!アル!君がやったんだ!』
辺りを見回せば、そこには幾つもの目や口、手や足が不規則に生えている、猿のような怪物が首らしきものを落として死んでいた。
「・・・レア」
『・・・・・・アル?どうしたの?』
身体が震える。奥歯がガタガタと揺れて止まらない。
「・・・・・・人だ」
『え?』
「こいつ、人だった。ちゃんと感情があって!苦しんでた!僕が殺した!俺が!」
『・・・!落ち着くんだ、アル。いいかい、剣のせいで君はいま正常じゃ・・・』
「俺は!俺は正常だ、レア!」
入り込んでくる感情が、まだ抜けきっていないこの感覚。とてつもなく不快なこの感覚が、まるで粘りつくように絡まっている。
『・・・いいかい、事はまだ済んでいない。君が今ここで正気を無くせば、あの少女は止められない』
はっと、意識が晴れる。
まるで霧が散って消えていくようだ。
「・・・大丈夫、大丈夫だ、落ち着いた。平気さ。」
『・・・・・・アル・・・』
「行こう、レア。話はあとだ。君の、言う通り。村が心配だ。」
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コメント
ごえもん
1話だけしか読んでませんが面白いです!
応援しています