異世界の民族問題に現世界のならず者が参加します
ならず者四人目
『……糞っ!!糞っ!!なんであんな野郎に!!』
子供を食す魔物が山の上の洞窟でひたすら石壁を叩いていた。
この少女の姿をした魔物は、ホルツに撃退されたあのときの魔物だった。
『駄目だ、あの武器の傷が治らない。未だに血が止まらない。なんだあの武器は!!石火矢の様だがまるで違う!!小さい!!』
「あれは銃という武器です。」
洞窟の入口から声がした。
『なんだ貴様?』
洞窟の入口には学ランを着た眼鏡をかけた男が立っていた。
男の胸には高校のものと思われる名札がぶら下がったままだった。
『なんだ?桜庭丈弥?人間か?』
桜庭「ええ、人間です。」
『人間ならばちょうどいいネ。お腹がすいてたんだ!!』
少女が桜庭に飛びかかろうとしたが桜庭は驚きも何もしなかった。
桜庭「私は普通の人間とは違う。」
『何?』
桜庭「私には少し変わった特殊な趣味があるのです。」
少女は桜庭を一通り見てから再び口をひらいた。
『特別なことはないように感じる、妖力、魔力、身体能力とも通常値だ。』
桜庭「趣味だと言ったでしょう?私は人が苦しんで死んでいくのを見ると絶頂を迎えるのです。」
『なんだと?』
桜庭「私は生まれながらに生き物がもがき苦しんで死んでいくのを見るのが好きだと言ったんです。」
桜庭の顔には見開いた2つの大きな眼球が並んでいた。
笑っているが桜庭からは異様な雰囲気が漂っていた。
桜庭「私と組みませんか?あなたが人を食すところを私にくれるなら私もあなたの望むものをできる範囲で提供します。」
『例えば?』
桜庭「そうですね、その傷を負わせた人間への復讐…とか?」
桜庭の指は少女の穴の空いた腕を指していた。
『……分かった。』
桜庭「Excellent!!では、あなたの名前を教えてください?」
『なに?』
桜庭「名前ですよ名前、これから我々は協力し合うのですから互いに名前を知るのは当然でしょう。」
桜庭の不気味な笑顔は健在だった。
『私に名前はない。好きに呼ぶがいい。』
桜庭「分かりました、じゃあ琴巳で。」
琴巳『なんで?』
桜庭「好きなエ〇ゲーのおんなのこです。」
琴巳『エ〇ゲー?何だそれは。』
琴巳は桜庭のいた世界のことを全く知らないためエ〇ゲーのことは勿論知らなかった。
桜庭「そう言えば、あなたは1人で生きているのですか?」
急な質問に琴巳は一瞬だけピタリと止まったが、直ぐに元に戻った。
琴巳『ここに住んでいるのは私だけだが、近くに魔物のみが集う所がある。』
桜庭「そこには何が?」
琴巳『食料、簡単に言えば女子供だ。』
この返事を聞いて桜庭の息が荒くなってきた。
桜庭「はぁ、はぁ、生きてますよね?」
琴巳『勿論。』
桜庭は明らかにおかしかった。
息が荒く、顔が赤くなり、汗もかいている。
そして桜庭のズボンの股間のところは何故か布が張っていた。
桜庭「行こう!!行きましょう!!行ってあなたが食べるところが見たい!!」
桜庭と琴巳は直ぐにそこに向かっていった。
桜庭「おお、素晴らしい!!」
その場所では人間が売り買いされていた。
オークションのように値段を決めていくものもあれば檻の中にいる人間から好きなのを選んで現金で買うなど、その商売方法は様々だった。
桜庭「あの子可愛い!!殺したい!!」
桜庭「あの子もいい!!泣き叫ぶ姿を見たい!!」
琴巳『よくそんなに嬉々としていられるわね。』
桜庭「自分の性を咎めなく発散できる素晴らしいところに来たんですよ?ああ、もうダメかもしれない。」
そう言う桜庭の股間部は常に膨らんでいた。
そして2人は何やら香ばしい匂いのする方へ向かった。
桜庭「こ、これは!!」
桜庭の目の前には包丁で次々に解体されながら叫び声をあげる少女達がいた。
桜庭「うっ!!」
琴巳『気持ち悪いか?あ……』
桜庭「何を言っているんだ、最高じゃないか。」
桜庭の股間は何故か濡れていた。
桜庭「はぁはぁ、まさか触らずに達するとは思わなかった。」
琴巳『うわぁ。』
桜庭「ところで、この子供達はどこから連れてきているのですか?まるで昔見た奴隷のようだ。」
琴巳『実は私達魔物はこの巴谷で戦をしているの。』
琴巳は巴谷のことを詳しく桜庭に伝えた。
巴谷にはどのような属種の生き物がどのようにして生きているのかなど。
琴巳『巴谷の三大勢力としては【人間】そして【妖怪】、そして我々【魔物】よ。』
桜庭「妖怪と魔物の違いって?」
琴巳『妖怪は我々と違って人間を食べない。魔物は元々妖怪と同族だったけど人間の味を覚えた妖怪が独立して成り立っているものなの。』
納得の表情の桜庭だったが、何故か腑に落ちないという顔だった。
桜庭「何故戦争なんかになったんです?」
琴巳『腹を空かした魔物がこの地域でも有力な百姓の子供を食い殺したからさ、更に妖怪とも険悪だった関係が爆発して三大勢力の戦中ってわけ。』
桜庭「で?戦況はどんな感じなんです?」
琴巳『はっきり言って良くはない、何せ人間は大量の傭兵を各地から集めているし、魔物は妖怪達のように知能が高いわけでも戦闘力が高いわけでもない。』
桜庭「へぇ、ならこの私が魔物に勝利を約束するって言ったらどうする?」
琴巳の前には狂気の学生サイコパスが立っていた。
子供を食す魔物が山の上の洞窟でひたすら石壁を叩いていた。
この少女の姿をした魔物は、ホルツに撃退されたあのときの魔物だった。
『駄目だ、あの武器の傷が治らない。未だに血が止まらない。なんだあの武器は!!石火矢の様だがまるで違う!!小さい!!』
「あれは銃という武器です。」
洞窟の入口から声がした。
『なんだ貴様?』
洞窟の入口には学ランを着た眼鏡をかけた男が立っていた。
男の胸には高校のものと思われる名札がぶら下がったままだった。
『なんだ?桜庭丈弥?人間か?』
桜庭「ええ、人間です。」
『人間ならばちょうどいいネ。お腹がすいてたんだ!!』
少女が桜庭に飛びかかろうとしたが桜庭は驚きも何もしなかった。
桜庭「私は普通の人間とは違う。」
『何?』
桜庭「私には少し変わった特殊な趣味があるのです。」
少女は桜庭を一通り見てから再び口をひらいた。
『特別なことはないように感じる、妖力、魔力、身体能力とも通常値だ。』
桜庭「趣味だと言ったでしょう?私は人が苦しんで死んでいくのを見ると絶頂を迎えるのです。」
『なんだと?』
桜庭「私は生まれながらに生き物がもがき苦しんで死んでいくのを見るのが好きだと言ったんです。」
桜庭の顔には見開いた2つの大きな眼球が並んでいた。
笑っているが桜庭からは異様な雰囲気が漂っていた。
桜庭「私と組みませんか?あなたが人を食すところを私にくれるなら私もあなたの望むものをできる範囲で提供します。」
『例えば?』
桜庭「そうですね、その傷を負わせた人間への復讐…とか?」
桜庭の指は少女の穴の空いた腕を指していた。
『……分かった。』
桜庭「Excellent!!では、あなたの名前を教えてください?」
『なに?』
桜庭「名前ですよ名前、これから我々は協力し合うのですから互いに名前を知るのは当然でしょう。」
桜庭の不気味な笑顔は健在だった。
『私に名前はない。好きに呼ぶがいい。』
桜庭「分かりました、じゃあ琴巳で。」
琴巳『なんで?』
桜庭「好きなエ〇ゲーのおんなのこです。」
琴巳『エ〇ゲー?何だそれは。』
琴巳は桜庭のいた世界のことを全く知らないためエ〇ゲーのことは勿論知らなかった。
桜庭「そう言えば、あなたは1人で生きているのですか?」
急な質問に琴巳は一瞬だけピタリと止まったが、直ぐに元に戻った。
琴巳『ここに住んでいるのは私だけだが、近くに魔物のみが集う所がある。』
桜庭「そこには何が?」
琴巳『食料、簡単に言えば女子供だ。』
この返事を聞いて桜庭の息が荒くなってきた。
桜庭「はぁ、はぁ、生きてますよね?」
琴巳『勿論。』
桜庭は明らかにおかしかった。
息が荒く、顔が赤くなり、汗もかいている。
そして桜庭のズボンの股間のところは何故か布が張っていた。
桜庭「行こう!!行きましょう!!行ってあなたが食べるところが見たい!!」
桜庭と琴巳は直ぐにそこに向かっていった。
桜庭「おお、素晴らしい!!」
その場所では人間が売り買いされていた。
オークションのように値段を決めていくものもあれば檻の中にいる人間から好きなのを選んで現金で買うなど、その商売方法は様々だった。
桜庭「あの子可愛い!!殺したい!!」
桜庭「あの子もいい!!泣き叫ぶ姿を見たい!!」
琴巳『よくそんなに嬉々としていられるわね。』
桜庭「自分の性を咎めなく発散できる素晴らしいところに来たんですよ?ああ、もうダメかもしれない。」
そう言う桜庭の股間部は常に膨らんでいた。
そして2人は何やら香ばしい匂いのする方へ向かった。
桜庭「こ、これは!!」
桜庭の目の前には包丁で次々に解体されながら叫び声をあげる少女達がいた。
桜庭「うっ!!」
琴巳『気持ち悪いか?あ……』
桜庭「何を言っているんだ、最高じゃないか。」
桜庭の股間は何故か濡れていた。
桜庭「はぁはぁ、まさか触らずに達するとは思わなかった。」
琴巳『うわぁ。』
桜庭「ところで、この子供達はどこから連れてきているのですか?まるで昔見た奴隷のようだ。」
琴巳『実は私達魔物はこの巴谷で戦をしているの。』
琴巳は巴谷のことを詳しく桜庭に伝えた。
巴谷にはどのような属種の生き物がどのようにして生きているのかなど。
琴巳『巴谷の三大勢力としては【人間】そして【妖怪】、そして我々【魔物】よ。』
桜庭「妖怪と魔物の違いって?」
琴巳『妖怪は我々と違って人間を食べない。魔物は元々妖怪と同族だったけど人間の味を覚えた妖怪が独立して成り立っているものなの。』
納得の表情の桜庭だったが、何故か腑に落ちないという顔だった。
桜庭「何故戦争なんかになったんです?」
琴巳『腹を空かした魔物がこの地域でも有力な百姓の子供を食い殺したからさ、更に妖怪とも険悪だった関係が爆発して三大勢力の戦中ってわけ。』
桜庭「で?戦況はどんな感じなんです?」
琴巳『はっきり言って良くはない、何せ人間は大量の傭兵を各地から集めているし、魔物は妖怪達のように知能が高いわけでも戦闘力が高いわけでもない。』
桜庭「へぇ、ならこの私が魔物に勝利を約束するって言ったらどうする?」
琴巳の前には狂気の学生サイコパスが立っていた。
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