妹との日常。
番外編 バレンタインデー! 渡す編
もちろん今回も桜ちゃん視点です!
今回完結!
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朝起きたら…朝になってました!
…当たり前だけどね!
まぁお兄ちゃんは隣にいない。もう起きてるんだろうなぁ…チョコレート…見つかってないよね?
なんか不安だなぁ…
そんなことを考えながら自分の部屋に向かっていく。着替えるからね!
着替えている間も謎の不安に刈られていたけど見つかってないでしょ!多分。きっと…
着替え終わって、リビングに行く。
「あ、桜おはよう」
「おはよ〜」
お兄ちゃんが居た♪当たり前なんだけどさ〜!
いつもこんな感じに返事してるけどお兄ちゃんの顔を起きてから始めてみた時はものすごく嬉しいんだよね〜♪
今更だけど朝ごはんを食べ終わったら渡そうかなって考えてる。ちょっと早い?私のイメージだと夕方か夜に渡すものだと思ってたけど…どうなんだろね?
「朝ごはん、もうちょっとでできるぞ」
「いつもありがと〜!」
いつもは普通に『わかった〜』とかと返していたが、今日はちょっと変えてみた。
そうしたらお兄ちゃんは顔を少し赤くした。
「どうしたの〜?顔赤いよ?」
ちょっとからかってみよ〜♪
「う、うるさい…」
あ、ヤバいかも…
「えっと、出来たら呼んでね〜」
そう言って走ってストーブの前に直行…
コタツの方がいい気がするんだけどなぁ…暖かいし、お兄ちゃんと一緒に入れるし…
そしてしばらく経って、お兄ちゃんから『朝ご飯出来たぞ〜』との事だった。声色的に怒ってはいなさそうなので行ってみよー!
「きたよ!」
「はいはい…食べようね」
「うん!いただきまーす!」
早速食べよ〜!うん美味しい!
お兄ちゃんのご飯は本当に美味しい…どうしたらこんなに美味しいご飯が作れるんだろうなぁ…私には一生かかっても無理な気がする。
「ご馳走様〜!」
「はい〜」
朝ごはん美味しかった…一生食べ続けてられる気がするな♪
さて!ご飯も食べ終わったし渡そうかな…でもなぁ…恥ずかしい。
まぁ躊躇っても意味ないね!いつかは渡すんだし!早いか遅いかだよ!よし渡そう!
そう考えたので冷蔵庫に向かって歩く…
冷蔵庫を開けた…あれ、どこに置いたっけ?
お兄ちゃんにバレないようにって奥に隠しておいたのが裏目に出て私もわからない…
「あった〜!!」
「どうした?」
「えへへ〜」
チョコレートのことを言うか迷ったけどやっぱり渡すまで言わないでおこっと♪
「お兄ちゃ〜ん」
「はいはいなんでしょうか?」
「今日ってさ!なんの日?」
「2月14日だろ?ああ煮干の日か」
「なんで!?」
「ああロディの日だっけ?」
「それおもちゃのやつ!乗って遊ぶおもちゃじゃん!」
知らない人多いでしょ…
「バレンタイン!分かってるでしょ!」
「ああ…あのリア充共がイチャイチャしやがる地獄の日か…」
「……お兄ちゃんもちょっと前からリア充でしょ…」
私という存在を忘れたのか!もう!
「あっ!そう言えば!…え?もしかして」
ふっふっふ気付いたか…!
「そのもしかしてだよ?」
「ロディでもくれるのか!?」
「違う!?」
「え?じゃあ何?」
ロディ…私は君に負けたのか?ぐぬぬ…
「もう…はい」
「!?!?これは…!?」
お兄ちゃんにチョコレートを手渡した。大分…驚いてるね。
「えっと…お返し300倍にして返してね?」
ああ!全然違う言葉が出た!?
もうやだ…恥ずかしい…
「えぇ!?」
お兄ちゃんも驚いてるじゃん…もしかしなくとも私ってバカ?
「嘘だよ?」
「よかった…それにしてもこれ…手作り?」
いつの間にか蓋を開けている。
「うん…まともにこういうの作ったことないから美味しくないかも…」
「いやもうくれただけで嬉死ぬ…」
そんなに…?何だかすごく嬉しそう…私も嬉しいな…
「た、食べてみて?」
「うん!」
そう言ってひとつ取り出し、中身を食べてくれた…
どうだろう…
「……ヤバい。嬉死ぬ…超美味しい…」
「よかった〜!!」
「うわっ!?」
「あ、ごめん」
勢い余ってお兄ちゃんに抱きついちゃった…えへへ。
その後も美味しいって言いながら全部食べてくれました!
箱の底に書いておいた『大好き』も喜んでくれてすごく嬉しかった…
来年はもっといいの作る!
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あいすです!
こんな時間なので予告だけ…
次回!愛梨編!江青のために作るようですよ。
線をハート風にした私ナイス!結構いい感じになった!
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