妹との日常。

あいす/Aisu

【番外編】桜の誕生日!!part1!





「むぅ…」

今日は2月の27日。
かーなーりー遅いが、桜への誕生日プレゼント選びに来ている。
遅いのには理由がある…俺は早く買った所で隠して置ける自信が無いからだ…
桜ならすぐ見つけるだろうし…
そんなことより…何にするか。
ネックレスだとか好きだったよな…いや一昨年渡したな…イヤリング…その前に渡したしな…もうあげ尽くした気がする。

「!!」

いいのみっーけ!そういやこれ最近欲しい欲しい言ってたヤツだ!
この服…12800円…高いな…どうするか?
高いけど年一だしな…ってか最近の誕生日プレゼントは安いっていうかまぁ高くはなかったし…でもな…流石に高い…いや、買おう!うん!やっぱ高いけど年一だし、愛情だ!
そう考えた俺は店の中に入る。因みにここは御用達の例のショッピングモールである。

やはり女性用の服のお店のようだ。
まぁ男の俺がいるのはおかしいだろうが俺にはちゃんとした理由がある。だから視線は気にしない…気にしないんだ…!
周りから視線の攻撃を受けている俺。
気にしないつもりでいるが結構辛い…俺は人に見られることや、人前に立つのが苦手。よって俺はこの状態は死ねる。
だが桜の為と思い、例の可愛い服を手に取り、レジに並ぶ…
意外と列は長く、スマホでもいじって待つことにした。










「お会計13392円となります」

「はい。あ、あと包装って出来ますか?」

「できますよ。されますか?」

「あ、はい。プレゼント風のにしてください」

「はい」

消費税って結構痛いよな〜…高い買い物すればするほど高く消費税がつくし…
そういやここは包装ができるということなのでプレゼント風にして貰った。結構可愛い包装なので桜も喜ぶだろう…喜んで欲しいなぁ…
そういやもうこんな時間か…早く帰ってご飯準備しないと…いやその前にこれどこに隠そうかな…
そんなことを考えながら包装された服を右手に持ちながら帰路を辿る…




「ただいま〜」

「おかえりなさーい!」

桜がお出迎えしてくれた。いつからそこにステンバイしてたんだろうか…

「ずっと待ってたよ〜!」

「いつからだ?」

「んーと…30分ぐらい前から?」

「寒いだろ…」

30分も前か…風邪ひかないよな?大丈夫?
そういやこれ完全に見られたな…とりあえず後ろに回して…バレてもごまかせるようにコンビニで買ってきたソフトクリームを桜の前に出す。

「はいよ」

「え?いいの?」

「うん。遅くなってごめんな」

「えへへ…全然いいのに」

そういいながらソフトクリームを手に取る桜。可愛いなぁ…

「とりあえず上がらせてくれ…ご飯作るから」

「はーい!」

そう言って桜はリビングの方へと走って行った。
俺は『ふぅ…』と息をついて、とりあえず服を玄関に隠し、リビング兼キッチンに向かった。
リビングとキッチンはワンルームなので桜が勝手にこっちに来て邪魔することもしばしば…分けてる家がよかったなぁ…

その後はご飯を食べて、桜がお風呂に入っている時にプレゼントを俺の部屋のクローゼットに隠しておいた。
あとは桜と一緒に俺の部屋で寝た。何かの拍子にクローゼットを開けられないか不安だったが、その心配は不要だったとさ。




あいすです!
桜ちゃんの誕生日です。私は…家でも買ってあげようと思います。1億ぐらいの家を。絶対にぃ!
桜ちゃんと一緒に住むんだ…!!!!!
私は昔、誕生日プレゼントによくわからん本をプレゼントされました。両親からじゃなく祖父からですが…昔はよくわかんなかったんですがいまその時の本を読んでいるとですね、実に難しい内容でして、今でもよくわかりません。科学現象のなんたらとか言う本でした。貰った時確か小学1年生の頃だった気がしますが今でも難し過ぎて読む気が起きません。本棚の奥に眠っています。
そろそろ疲れたのでおしまい!!
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