妹との日常。

あいす/Aisu

84話 番外編…?江青&愛梨 Part2





ピーンポーン!

呼び鈴がなった…愛梨だろう。支度は終わっているが、トイレに行きたい…

「はいよ〜」

聞こえてはいないと思うが、俺は一応返事をして玄関に向かう。

「やぁ!」

「さよなら〜」

ドアを開けてコンマ数秒。ドアを閉じた。
 
「ちょっと〜!!」

「いやお前誰だよ…」

愛梨だとは思うがバッチシのメイクのせいで誰か全くわからない。

「私だよ〜?私わたし」

「うん新手の詐欺かなにかか?」

オレオレ詐欺ならぬワタシワタシ詐欺。へんなの。

「愛梨!」

「……誰だそいつ?」

「酷いっ!」

少しからかっただけなのだが怒らせてしまったようだ…

「はいはい…」

そう言ってドアを開けたらそこには木刀を掲げた愛梨が待ち受けていた。

「おんどりゃあああ!」

「のぉぉおおおお!」

バタン!ボコォ!

………ギリギリセーフ…
ドアを閉めてから数える暇もなく木刀が叩きつけられる。

「やめてくれぇ!」

ボコォ!ボコォ!と連続で叩く音が鳴り響く…今は親がいないが帰ってきたら…やばいゾッとする…

「ふぅ…スッキリ!」

どうやら機嫌が治ったようなのでドアを開ける。さっきまでなかったはずのキィー!という音がした。

「俺終了のお知らせ」

見事にドアがボッコボコのマヨネーズにされていた(?)
もちろん親が帰ってきたら殺される。夜逃げだな…彼方野郎の家に行こう…

「あぁ…寒い…」

よく見ると汗をかいている。どんだけ振り下ろしたんだよ!?そりゃ寒いだろうよ…

「上着きたらどうだよ…」

バックにちらっとジャンパーが見えた。

「なんで上着あるって知ってるの…?」

「今ちらっと見えた」

「乙女のバッグの中を覗くなんて…」

「乙女…?」

何故かその言葉に違和感を覚えた。何故か。

「なんかいった?」

「イイエナンデモナイヨ…」

「まぁいっか!れっつごー!」

そう言って歩き出す愛梨。それについて行く形でとぼとぼついて行く…



愛梨について行くと見覚えのある人が見えた。

「あれ?確か…江青くん?」

「あっ…確かお前はあの時の…」

見覚えのある美形な男子がいた…確か名前が…夏風回忌…あれ?なんか違う…

「えっと名前は…」

「あはは…春風魁斗だよ」

「おおそうだったな!」

全然違った…




首がポキッとな!あいすですぅ!
第5話ぶりの魁斗くん。忘れ去っている方も多いのでは?私も忘れてました!2日前ぐらいに思い出して入れてみたくなったので入れてみました。まだ設定がなっていないので色々おかしいと思いますが…一応優しい感じのキャラですかね。
短編書いてるとこっちを書くことをたまに忘れてしまう…こっちから先に書こうかな。
結論:擬人化の猫は可愛い!
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