妹との日常。

あいす/Aisu

彼方と桜のメリークリスマス!『番外編』完結







「…おいおい」

今起こったことをありのまま話すぜ…!
俺はチキンの準備をしていた…そして準備が終わったらケーキが半分以上減っていた…何を言ってるか分からねぇと思うが俺も何を言っているのかわからねぇ…

「私、満腹」

愛梨は右手でお腹をさすりながらそう呟く。
愛梨のお腹は服越しでもわかるぐらいに膨れている。

「…デブ」

「言葉を慎みたまえ」

愛梨は過去最大級に怒っているようだ。
怒っていますよオーラが滲み出ている。

「よし!」

そう言うと愛梨はケーキを少し器に取り、それを江青の顔面に叩きつけた。

「「ああ〜!」」

桜と楓ちゃんが悲嘆の声をあげる。

「「よくやった!」」

…と俺と駆。
江青の顔からお皿がずりおちるとケーキのスポンジと生クリームでベットベトだ。

「あははは!」

愛梨は狂気の笑いを浮かべている。
そこで江青は呟いた「酷いです…」と…




それからしばらく雑談しているといつの間にかケーキがなくなっていた!
雑談の内容は愛梨が江青の愚痴だったり楓ちゃんの惚気だったりと色々だ。

「いつの間にかケーキなくなっているだと!?」

今復活した江青がそう叫ぶ。
それに反応した愛梨は首だけを江青のいる方向に向けて笑顔の狂気を発動する。

「すすすす、すいません!許してください!」

土下座する江青。それを見た愛梨は首を元の方向に戻し、雑談を続ける。

「それでね〜!葵が最近告ったらしいんだよ〜!」

葵って誰だよ…そんな顔をする俺と駆。楓ちゃんと桜は食いついている。
年頃の女の子は恋バナが好きなのか?
はっ!?いつの間にかチキンも消えている…だと!?

「あ〜!そういや彼方たち会話に参加しないけどどうしたの?」

「「付いてけないだけです」」

見事にはハモる。
ハモった後、俺は駆の方を向いたら駆も俺の方を向いた。2人とも親指を上に立てる。

「あや!?もうこんな時間なの!?そろそろ帰んなきゃな〜…部活が…」

「あ〜…私もだ」
 
「じゃあそろそろ解散するか?」

「そうしよっか〜…」

「せやな〜」

とまぁなんやかんやで解散することとなった。




「ばいばい〜!」

「おう〜!」

俺は全員を見送ってからドアを閉める。相変わらず愛梨は1人で帰れるの一点張りで…なんか疲れたけど楽しかったな〜…
江青は災難だっただろうが…

「行っちゃったね〜」

「そだな〜」

俺らは名残惜しいような感じの会話を交わす。

「お兄ちゃん?」

「どうした?」

リビングに向かって桜が先頭で廊下を歩いていると、桜が声をかけてきた。

「大好きだよっ!」

桜が振り向いて笑顔でそう告げる。

「…俺も大好きだ…」

俺はだいぶ照れながらもそう返す。そう行った瞬間、桜は俺を強く抱きしめる。

「これからもよろしくね?」

「…こちらこそ」

そして少し抱き合った後、桜がこう告げた…

「私を抱いて?」




クリスマス編!完結!やったあああ!全8話、イヴも入れると9話!いや〜8話も1日で書くとは…人間本気を出せばいけるんですね〜!
あと、クリスマス編は番外編という扱いとなるため本編とは一切関係がないです!ですが本編も実際の季節などに合わせていますのでクリスマス編が終わった=本編でもクリスマスは終わっているということとなりますのでご了承ください…
堅苦しい雰囲気は置いといて!完結ですよ完結!1日で7000文字!(クリスマス編のイヴと最初のは24日に書いたのでノーカウント)いや…冬休みでよかった!スマブラもできるしね!
最後の桜ちゃんの発言は…後で彼方が本当にやるシーンがあったのですがガイドライン的などが怖くてやめました。なので妄想しといてくださいw
かなり甘いものとなっておりました。
こういう系が全くわからないリア友はどんな反応しているのかな?
何はともあれ完結!頑張った!褒めて褒めて!

〜作者の心の短歌〜

クリスマス
   1日だけで
      完結だ!
       明日からも
          お願いします



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