妹との日常。

あいす/Aisu

6話「どっちが年上なの?これ」

あれから、授業が終わり、部活も終わって今は帰路をたどっている。
因みに俺はバスケ部。まぁ下手なんだけどね!唯一の取り柄は足が速いってことかな?

ピロン!

この着信音はLIMEだ。誰からだろう…

『まだ帰ってこないの?お腹空いたんだけど。!別に早く帰ってきてほしいとかじゃないんだから!』

…しょうがねーか。早く帰ってあげるか。
と、思いつつもさっきと同じ速度で帰路をたどる。




「だだいま〜!」

俺は扉を開けて、家の中に入る。

「お帰りっ!遅いじゃん!ホントに寂しかったんd…お腹空いたんだから!」

一瞬なんか聞こえた気がしたが、気にしないでおく。

「わかったわかった!飯作るから待ってろ!」

と言い、キッチンに向かう。

「何がいいの?」

「うーんとねーオムライス!」

「わかった。ちょっと待ってろ!」

「はーい」

俺は冷蔵庫から必要な食材を取り出し、オムライス作りを始める。




「「いただきます!」」

俺らは一緒に合掌し、オムライスを食べる。
カチャカチャとスプーンが皿に当たる音だけが響き、会話はない。
おかしい。いつもならどうでもいい会話が繰り出されると言うのに…

「お兄ちゃん!」

「え?なんだ?」

「あーんして?」

「馬鹿なのお前?リア充かよ!リア充は爆発だ!」

「全国のカップルに謝って?」

「嫌です〜!」

「どっちが年上なの?これ」

「どう考えても俺ダルォ!ごちそうさんま!」

「さんまって…キャハハっ!」

なぜかツボったらしい。噛んだだけなのに…なんかムカつく。

「ハハハ…ご馳走様」

「お粗末様」

幸福な飯の時間は終わりましたとさ。




今回も短いです。勉強忙しー!
恋愛要素エェ…結構先になりそうかも…ごめんね!

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