先天性殺人衝動抑制機能不全症候群
ファンタジー

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先天性殺人衝動抑制機能不全症候群

  • あらすじ

      阿晒 縊(あざらし くびり)、計三千人以上を殺害した、一七歳の一般高校生。
      
      僅か七歳で両親、近隣住民を含めた述べ十一人を殺害し精神病院に送られた阿晒は、先天性殺人衝動抑制機能不全症候群、通称NKNL(Not Killing Not Life)と診断された。この病は少しでも気に入らない相手に対する感情が殺意に変換され、殺さずにはいられなくなるというもの。
       
      これに目をつけた日本政府は阿晒の身を保証する代わりに、政府のリストアップした人物、組織を縊に抹殺させる組織に迎え入れる。
      
      それから十年が経ち、己の殺人衝動をある程度制御出来るようになった阿晒の元に、一通の手紙が送られる。
      
      そこには可愛らしい丸文字で彼が政府に人殺しの依頼を受けている事実を知っているということ、次に自分の父親が選ばれているかもしれないこと、そうだったときにその依頼を受けないでいてほしいということが綴られていた。
      
      手紙の裏に書かれた『浅利 空(あさり から)』という名の少女を探しだし、自分のクラスの同級生だったことに気付く。彼女いわく阿晒の殺害現場を偶然見てしまったようでーー。
      
     
     
     
     
     「お願い、私に殺し方をーー、教えて」
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     『先天性殺人衝動抑制機能不全症候群(以下NKNL)に関する調査報告書』
     :先ずNKNL保有者に見られる特徴として、
     ・身体能力が一般的に平均的な成人男性のおよそ三~五倍に相当する(年齢、性別、人格等により大きく左右される)
     ・常人との差異は驚異的な身体能力と脳内の異常のみで、精神面は常人と大差はない。そのため殺人を犯した後に罪悪感から心を病むNKNL保有者は多い(最近五歳という幼さで十一人を殺害し、全く罪の意識を持たない稀少な被験体を入手した。が、幼さ故に状況を理解できていない可能性もあるので、継続的な観察を続けていく)。
     

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