悪い魔法使い(姫)~身の程知らずのお姫様が、ダークヒーローを目指すとほざいています~
第38話 グリ(ム)とグラ③
この世界には、とある都市伝説がある。
それは、別世界の書物に関する噂。
大した話では無いのに、何故か世界中に広がっている、不思議な噂。
谷底で暮らしていた俺様ですら、部下を通して耳にした事がある。
それは、『グリム童話集』という書物。
こことはどこか別の世界にあるという、とある兄弟により造られた御伽噺集だそうだ。
その内容は、どれも実に童話らしく、ほぼ全ての作品に置いて「主人公は幸せ」になるらしい。
しかし、悪者は総じて、「童話」というには余りにも清算な結末を迎えるという話だ。
ある者は鳥に目を抉り抜かれた。
ある者はかまどで全身を焼かれた。
ある者は腹に石を詰められ、井戸の中へ落ち死んだ。
ある者は豪熱で熱した鉄の靴を履かされ、死ぬまで踊らされた。
『悪には必ず罰が訪れる。とてもお似合いな、醜悪で、残酷な罰が』
そう、子供達に伝えたいのだろう。
その描写は実に生々しく、心の奥底に容赦無く突き刺さると言われている。
子供は当然、大人ですら、読んだ晩に悪夢にうなされる程だそうだ。
戒めとは言え、余り目にしたくない物である。
まぁ、所詮は都市伝説。
虚実不明の戯言だ。
「という訳で、これから私はあなたをグリムと呼びます」
「意味ガワカラン」
グラの森。
その最新部の巨木内3LDK。
さっきまで泣きながら身の上話をしていた癖に、グラはもう平気な顔をしてそんな事を言い出した。
「あなたの声は、相手の恐怖を煽り、悪夢を見ている様な気分にさせるのでしょう?」
「オ前ニハ効カナイミタイダガナ」
「まるで都市伝説の『グリム童話集』みたいじゃないですか。それに、あなたの名前の一部にも入ってますし」
「……偶然ダロ」
「でしょうけど、あだ名には丁度良いじゃないですか?」
「……アダ名、ネェ」
まぁ、名前なんぞ特にこだわりは無い。
好きに呼ばせてやろう。
それよりも、重大な事がある。
「オイ、トコロデ、飯ハドウスレバ良インダ?」
何故に「肉」体も無いのに栄養摂取が必要かはわからないが、俺様はさっきから、無性に腹が減っている。
減っている物は減っていると受け入れるしか無い。
「あ、もう用意できてますよ夕飯」
枝葉の天井のせいでわからなかったが、もう夜らしい。
はい、とグラが差し出したのは、皿に盛られた、カラフルな木ノ実の山。
「…………」
「どうしたんですか? その器に入ったままじゃ食べられないでしょう? あ、大丈夫ですよ。霊体は通常物体に干渉はできませんが、私達精霊の様な霊的能力のある種族を介せば…」
「ソウイウ事ジャナクテ…………オ前ナ……生前ノ俺様ガ何ダッタカ忘レタノカ」
俺様は生前、一応『肉食性』爬虫類に属していた。
「植物ナンゾ食ウ訳無イダロウガ」
「好き嫌いはダメですよ? というか、野菜じゃなくて果物です」
「偏食ジャナクテ生態ダ。トイウカ俺様カラ見リャドッチモドッチダ」
消化器官の性質の問題だ。
こっちは生まれて数十万年、肉だけを消化して生きてきたのである。
植物類の消化の仕方なんぞ知らん。
だが、どうしようも無く腹は減っている。
……俺様、一応色々と規格外だし、もしかしたら食おうと思えば食えるんじゃ……ん?
ふと、足元のある物が視界に入る。
それは、数枚の紙束。新聞紙、とか言う物だ。
人間社会の出来事が記載されている紙媒体の情報伝達物。
「……ソイツハ……」
「新聞がどうかしたんですか? もう何日も前に拾った物なので目新しい事は載ってないですよ?」
床に落ちていた新聞。
開かれていたページは、『WANTED LIST』。
指名手配者一覧、といった所か。
指名手配、というと、アレだろう、犯罪者。
「…………フン。ソウイエバ、俺様ニハ丁度『良イ飯』ガ有ッタナ」
それを拾い上げ、そこに載せられていた者達の顔を全て記憶する。
「あ、どこ行くんですか?」
「チョックラ、オ出カケダ」
『食料』の宛を見つけた。『アレ』は、生前は人間でいうタバコや酒の様な嗜好品の類の様な扱いだったが、立派な食料でもある。
「『グリム』ラシク、悪党共ニ悪夢ヲ見セテクル」
「……? よくわかりませんが、街に行くならお土産よろしくお願いします。拾い物で良いので」
「……考エトク」
「う、ああああああぁぁぁあああ…………」
月が雲に閉ざされた常闇の夜。
街灯の下で、俺様はある男の首をワシ掴みにし、壁に押し付けた。
指名手配者のリストに載っていた、超連続下着泥棒だ。
そして、その男の耳元で、俺様は『悪意を込めて』囁き続ける。
「年金問題トカイウノ、随分ト深刻化シテイルソウダナ……」
「や、やめてくれぇぇ……老後が、老後が不安に……貯蓄もそんなに多くないのにぃぃ……」
俺様の声は、生物の感情の負の面を過剰に刺激する。そんな性質を持っている。
どれだけ大した事無い内容でも、俺様が悪意を込めて囁けば、その言葉は聞いた者の心を絡め取り、『取り返しのつかないミスをした様な絶望感』を錯覚させる。
「うぅああああああ……ゆ、許してくれ! 少ないが、有り金全部やるから……だからもう……!」
「安心シロ。モウ良イ塩梅ダ……」
少し余分に煽りすぎたくらいだ。
「食ワセテ貰ウゾ、ソノ『感情』……」
男の首を掴む掌から、俺様は『吸収』を開始する。
俺様は、一定量を越えた『強い感情』を喰らう事ができる。
そして、感情の持ち主の性根が『悪』であればあるほど、その感情に美味みを感じる。
俺様の人格というか、生来の性質のせいだろう。
むしろ『善』の奴の感情は不味くて食えた物ではない。
わざわざ指名手配犯を狙ったのは、その辺の理由だ。
「良イネ……ソコソコ上質ナ『悪』ノ味ダ……」
意外と腹持ちも良いし、とても便利な食料である。
「ッテ、アァ?」
予期せぬ所で、吸収が止まる。
首を締める力加減を間違えた様だ。
絞め落としてしまった。
気を失ってしまっては、感情を吸収できない。
「チッ……マダ半分クライシカ食ッテナカッタノニ……」
仕方無い。次を探そう。
そう思い男を開放する。
男が地に倒れた衝撃で、そのポケットから何かがこぼれ落ちた。
「コイツハ確カ……」
財布、とかいう物だ。
人間が通貨を入れて持ち運ぶ代物。
「…………ソウイヤ、有リ金全部クレルンダヨナ」
さっきそんな事を言っていたはずだ。
それに、確か人間の悪党は警察という組織に捕まると幽閉されると聞く。
幽閉されたら金なんぞ使い様が無いだろう。
という訳で、この男を警察とやらまで運び、捕まえてもらうとしよう。
そうすれば、この財布を頂戴しても何の問題も無いはずだ。
有効活用、という奴だ。
「わぁ! どうしたんですかこれ!?」
「思ワヌ収穫ガアッテナ。土産ダ」
俺様が持ち帰ったコンビニという店の袋を受け取り、グラは大はしゃぎ。
「未開封のジュースなんて初めて……あ、チキンのフライ! 興味あったんですよ、これ」
「ソラ良カッタナ。ア、半分ハ俺様ノダゾ」
「こんなに量あれば半分でも満足度MAXです。ありがとう、グリム」
「……ソォカヨ」
俺様自身腹も膨れるし、金も手に入る。
指名手配犯狩り、中々良いかも知れない。
「美味です! かつてない感じですよ!」
「飯クライ静カニ食エ」
ここでの暮らしも、多少面倒はありそうだが、そうそう悪い物にはならなそうだ。
その頃、とある研究所。
「さて、もうこの研究所の経営は限界だわ、ハンス」
所長を務めるその中年女性は堂々とそう宣言した。
しかし、その薄暗い室内には彼女以外誰もいない。
承知の上だ。
「……だが、一発逆転の手は残されているぜ、グレーテ」
独りで会話しながら、彼女は笑う。
ヤケクソな狂い笑いとも取れるし、余りにも明るい未来想像図ににやけてしまっている、とも取れる。
「……あの『悪竜の王』と自称勇者共の戦闘データを元に造った、この『DGBシリーズ』……」
彼女の手元のモニターに映し出されるのは、この研究所の経営が傾むく程の予算を注ぎ込んだ、『兵器』。
「まだ試作段階だが、計算上、既に『悪竜の王すら仕留められるレベル』に仕上がっている……コレを使えば、『アレ』の『入手』も容易いだろうよ」
こんな事に使うために、開発した訳では無い。
だが、研究の成果の有り様よりも、研究そのものが、彼女に取っては重要なのだ。
己の傑作がどれだけ薄汚れようと、研究が出来なくなるよりは、マシだ。
「さぁ、『DGB-PT』の試験運用データの収集も兼ねて、必ず手に入れましょう」
彼女の歪んだ瞳が見据えるのは、ある種族の女王。
「あぁ、何が何でも手に入れてやるさ……」
その女王の心臓の中にあるという、伝説の逸品。
「『精霊石』をなぁ……!」
悪には、必ず罰が訪れる。
とてもお似合いな、醜悪で、残酷な罰が。
本人が悪で在る事を望んだかどうかなど、関係無く。
それは、別世界の書物に関する噂。
大した話では無いのに、何故か世界中に広がっている、不思議な噂。
谷底で暮らしていた俺様ですら、部下を通して耳にした事がある。
それは、『グリム童話集』という書物。
こことはどこか別の世界にあるという、とある兄弟により造られた御伽噺集だそうだ。
その内容は、どれも実に童話らしく、ほぼ全ての作品に置いて「主人公は幸せ」になるらしい。
しかし、悪者は総じて、「童話」というには余りにも清算な結末を迎えるという話だ。
ある者は鳥に目を抉り抜かれた。
ある者はかまどで全身を焼かれた。
ある者は腹に石を詰められ、井戸の中へ落ち死んだ。
ある者は豪熱で熱した鉄の靴を履かされ、死ぬまで踊らされた。
『悪には必ず罰が訪れる。とてもお似合いな、醜悪で、残酷な罰が』
そう、子供達に伝えたいのだろう。
その描写は実に生々しく、心の奥底に容赦無く突き刺さると言われている。
子供は当然、大人ですら、読んだ晩に悪夢にうなされる程だそうだ。
戒めとは言え、余り目にしたくない物である。
まぁ、所詮は都市伝説。
虚実不明の戯言だ。
「という訳で、これから私はあなたをグリムと呼びます」
「意味ガワカラン」
グラの森。
その最新部の巨木内3LDK。
さっきまで泣きながら身の上話をしていた癖に、グラはもう平気な顔をしてそんな事を言い出した。
「あなたの声は、相手の恐怖を煽り、悪夢を見ている様な気分にさせるのでしょう?」
「オ前ニハ効カナイミタイダガナ」
「まるで都市伝説の『グリム童話集』みたいじゃないですか。それに、あなたの名前の一部にも入ってますし」
「……偶然ダロ」
「でしょうけど、あだ名には丁度良いじゃないですか?」
「……アダ名、ネェ」
まぁ、名前なんぞ特にこだわりは無い。
好きに呼ばせてやろう。
それよりも、重大な事がある。
「オイ、トコロデ、飯ハドウスレバ良インダ?」
何故に「肉」体も無いのに栄養摂取が必要かはわからないが、俺様はさっきから、無性に腹が減っている。
減っている物は減っていると受け入れるしか無い。
「あ、もう用意できてますよ夕飯」
枝葉の天井のせいでわからなかったが、もう夜らしい。
はい、とグラが差し出したのは、皿に盛られた、カラフルな木ノ実の山。
「…………」
「どうしたんですか? その器に入ったままじゃ食べられないでしょう? あ、大丈夫ですよ。霊体は通常物体に干渉はできませんが、私達精霊の様な霊的能力のある種族を介せば…」
「ソウイウ事ジャナクテ…………オ前ナ……生前ノ俺様ガ何ダッタカ忘レタノカ」
俺様は生前、一応『肉食性』爬虫類に属していた。
「植物ナンゾ食ウ訳無イダロウガ」
「好き嫌いはダメですよ? というか、野菜じゃなくて果物です」
「偏食ジャナクテ生態ダ。トイウカ俺様カラ見リャドッチモドッチダ」
消化器官の性質の問題だ。
こっちは生まれて数十万年、肉だけを消化して生きてきたのである。
植物類の消化の仕方なんぞ知らん。
だが、どうしようも無く腹は減っている。
……俺様、一応色々と規格外だし、もしかしたら食おうと思えば食えるんじゃ……ん?
ふと、足元のある物が視界に入る。
それは、数枚の紙束。新聞紙、とか言う物だ。
人間社会の出来事が記載されている紙媒体の情報伝達物。
「……ソイツハ……」
「新聞がどうかしたんですか? もう何日も前に拾った物なので目新しい事は載ってないですよ?」
床に落ちていた新聞。
開かれていたページは、『WANTED LIST』。
指名手配者一覧、といった所か。
指名手配、というと、アレだろう、犯罪者。
「…………フン。ソウイエバ、俺様ニハ丁度『良イ飯』ガ有ッタナ」
それを拾い上げ、そこに載せられていた者達の顔を全て記憶する。
「あ、どこ行くんですか?」
「チョックラ、オ出カケダ」
『食料』の宛を見つけた。『アレ』は、生前は人間でいうタバコや酒の様な嗜好品の類の様な扱いだったが、立派な食料でもある。
「『グリム』ラシク、悪党共ニ悪夢ヲ見セテクル」
「……? よくわかりませんが、街に行くならお土産よろしくお願いします。拾い物で良いので」
「……考エトク」
「う、ああああああぁぁぁあああ…………」
月が雲に閉ざされた常闇の夜。
街灯の下で、俺様はある男の首をワシ掴みにし、壁に押し付けた。
指名手配者のリストに載っていた、超連続下着泥棒だ。
そして、その男の耳元で、俺様は『悪意を込めて』囁き続ける。
「年金問題トカイウノ、随分ト深刻化シテイルソウダナ……」
「や、やめてくれぇぇ……老後が、老後が不安に……貯蓄もそんなに多くないのにぃぃ……」
俺様の声は、生物の感情の負の面を過剰に刺激する。そんな性質を持っている。
どれだけ大した事無い内容でも、俺様が悪意を込めて囁けば、その言葉は聞いた者の心を絡め取り、『取り返しのつかないミスをした様な絶望感』を錯覚させる。
「うぅああああああ……ゆ、許してくれ! 少ないが、有り金全部やるから……だからもう……!」
「安心シロ。モウ良イ塩梅ダ……」
少し余分に煽りすぎたくらいだ。
「食ワセテ貰ウゾ、ソノ『感情』……」
男の首を掴む掌から、俺様は『吸収』を開始する。
俺様は、一定量を越えた『強い感情』を喰らう事ができる。
そして、感情の持ち主の性根が『悪』であればあるほど、その感情に美味みを感じる。
俺様の人格というか、生来の性質のせいだろう。
むしろ『善』の奴の感情は不味くて食えた物ではない。
わざわざ指名手配犯を狙ったのは、その辺の理由だ。
「良イネ……ソコソコ上質ナ『悪』ノ味ダ……」
意外と腹持ちも良いし、とても便利な食料である。
「ッテ、アァ?」
予期せぬ所で、吸収が止まる。
首を締める力加減を間違えた様だ。
絞め落としてしまった。
気を失ってしまっては、感情を吸収できない。
「チッ……マダ半分クライシカ食ッテナカッタノニ……」
仕方無い。次を探そう。
そう思い男を開放する。
男が地に倒れた衝撃で、そのポケットから何かがこぼれ落ちた。
「コイツハ確カ……」
財布、とかいう物だ。
人間が通貨を入れて持ち運ぶ代物。
「…………ソウイヤ、有リ金全部クレルンダヨナ」
さっきそんな事を言っていたはずだ。
それに、確か人間の悪党は警察という組織に捕まると幽閉されると聞く。
幽閉されたら金なんぞ使い様が無いだろう。
という訳で、この男を警察とやらまで運び、捕まえてもらうとしよう。
そうすれば、この財布を頂戴しても何の問題も無いはずだ。
有効活用、という奴だ。
「わぁ! どうしたんですかこれ!?」
「思ワヌ収穫ガアッテナ。土産ダ」
俺様が持ち帰ったコンビニという店の袋を受け取り、グラは大はしゃぎ。
「未開封のジュースなんて初めて……あ、チキンのフライ! 興味あったんですよ、これ」
「ソラ良カッタナ。ア、半分ハ俺様ノダゾ」
「こんなに量あれば半分でも満足度MAXです。ありがとう、グリム」
「……ソォカヨ」
俺様自身腹も膨れるし、金も手に入る。
指名手配犯狩り、中々良いかも知れない。
「美味です! かつてない感じですよ!」
「飯クライ静カニ食エ」
ここでの暮らしも、多少面倒はありそうだが、そうそう悪い物にはならなそうだ。
その頃、とある研究所。
「さて、もうこの研究所の経営は限界だわ、ハンス」
所長を務めるその中年女性は堂々とそう宣言した。
しかし、その薄暗い室内には彼女以外誰もいない。
承知の上だ。
「……だが、一発逆転の手は残されているぜ、グレーテ」
独りで会話しながら、彼女は笑う。
ヤケクソな狂い笑いとも取れるし、余りにも明るい未来想像図ににやけてしまっている、とも取れる。
「……あの『悪竜の王』と自称勇者共の戦闘データを元に造った、この『DGBシリーズ』……」
彼女の手元のモニターに映し出されるのは、この研究所の経営が傾むく程の予算を注ぎ込んだ、『兵器』。
「まだ試作段階だが、計算上、既に『悪竜の王すら仕留められるレベル』に仕上がっている……コレを使えば、『アレ』の『入手』も容易いだろうよ」
こんな事に使うために、開発した訳では無い。
だが、研究の成果の有り様よりも、研究そのものが、彼女に取っては重要なのだ。
己の傑作がどれだけ薄汚れようと、研究が出来なくなるよりは、マシだ。
「さぁ、『DGB-PT』の試験運用データの収集も兼ねて、必ず手に入れましょう」
彼女の歪んだ瞳が見据えるのは、ある種族の女王。
「あぁ、何が何でも手に入れてやるさ……」
その女王の心臓の中にあるという、伝説の逸品。
「『精霊石』をなぁ……!」
悪には、必ず罰が訪れる。
とてもお似合いな、醜悪で、残酷な罰が。
本人が悪で在る事を望んだかどうかなど、関係無く。
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