漂流先の魔法世界で生き残りサバイバル!
選ばれた理由!
魔法大会の前日、ついに各代表メンバーが発表された。
一学年に十六クラスもある高等部だが、最高学年である三年生からは六人、つまり二クラス分しか参加しないとのこと。
これは、卒業を控える中で本当に優秀な人間だけが選ばれての出場ということらしい。
「大樹も分かったか? 毎年のことだけど三年生のための大会って事だわ」
隣にいたリッシュが溜息をつきながら話す。
「確かに。先生に聞いたけど、この大会には国の偉い人も来るらしい。将来この国を守っていく優秀な人探しって意味が強いらしいね」
「そうそう。一方で一年生は、そのお膳立てってところか。選ばれたからには頑張るしかないが」
「まぁ、ね。それしかないか……あっ、おーいフローラ」
少し離れた場所にいたフローラに声をかける。
こちらに気がつくと、少しだけ早歩きで近づいてくる。
「お二人ともすみません。私が無理矢理参加させてしまって」
「いやいや、俺も気になってましたからね。それに、フローラさんに選ばれて嬉しかったですよ」
申し訳なさそうに話すフローラに、リッシュは明るく返す。
「本当ですか。それならよかったのですが……」
そう言うフローラはこちらをチラチラと見てくる。
たぶん、俺にも申し訳ないと考えているんだろう。
「俺も気にしてないよ。ただ、どうして俺たち二人が良かったんだ? ほかに魔法使える人もいっぱいいたのに」
「それはですね、一緒に戦うならお互いのことを知っている方が安心できると思ったからです。それに、以前キノコ狩りの経験もあって戦いやすいと思って」
俺の考えてた以上に、フローラはこの大会について考えていたらしい。
すると、隣にいるリッシュが小刻みに震え始め。
「よっしゃー! フローラさんに選ばれたからには死ぬ気で頑張らないとな! さっきまでは微妙な気分だったけど、めっちゃ頑張れそうだ」
「単純だよな〜……まぁ、俺も頑張らなきゃならないか」
「お二人ともありがとうございます! そして、頑張りましょう」
俺たちのやる気に、フローラはかなり喜んでくれた。
そしていよいよ、魔法大会当日を迎える。
一学年に十六クラスもある高等部だが、最高学年である三年生からは六人、つまり二クラス分しか参加しないとのこと。
これは、卒業を控える中で本当に優秀な人間だけが選ばれての出場ということらしい。
「大樹も分かったか? 毎年のことだけど三年生のための大会って事だわ」
隣にいたリッシュが溜息をつきながら話す。
「確かに。先生に聞いたけど、この大会には国の偉い人も来るらしい。将来この国を守っていく優秀な人探しって意味が強いらしいね」
「そうそう。一方で一年生は、そのお膳立てってところか。選ばれたからには頑張るしかないが」
「まぁ、ね。それしかないか……あっ、おーいフローラ」
少し離れた場所にいたフローラに声をかける。
こちらに気がつくと、少しだけ早歩きで近づいてくる。
「お二人ともすみません。私が無理矢理参加させてしまって」
「いやいや、俺も気になってましたからね。それに、フローラさんに選ばれて嬉しかったですよ」
申し訳なさそうに話すフローラに、リッシュは明るく返す。
「本当ですか。それならよかったのですが……」
そう言うフローラはこちらをチラチラと見てくる。
たぶん、俺にも申し訳ないと考えているんだろう。
「俺も気にしてないよ。ただ、どうして俺たち二人が良かったんだ? ほかに魔法使える人もいっぱいいたのに」
「それはですね、一緒に戦うならお互いのことを知っている方が安心できると思ったからです。それに、以前キノコ狩りの経験もあって戦いやすいと思って」
俺の考えてた以上に、フローラはこの大会について考えていたらしい。
すると、隣にいるリッシュが小刻みに震え始め。
「よっしゃー! フローラさんに選ばれたからには死ぬ気で頑張らないとな! さっきまでは微妙な気分だったけど、めっちゃ頑張れそうだ」
「単純だよな〜……まぁ、俺も頑張らなきゃならないか」
「お二人ともありがとうございます! そして、頑張りましょう」
俺たちのやる気に、フローラはかなり喜んでくれた。
そしていよいよ、魔法大会当日を迎える。
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