現代よりも温泉の数が多い奴国でJKが温泉部をするそうです

如月ぅ。

第一湯 温泉少女の憧憬と出会い(実際には会いません)

ここは奴国大和の前県温泉......

日が昇るにつれてさえずり始める

小鳥たちも、まだ眠っている

澄んだ空気の早朝......




普段は朝6時半からしか開いていない

この温泉にこんなに朝早くから入っている

少女がいた 。


名前は上条紗由、

この高校に上がる前の長い春休みを

利用して奴国  畿内の温泉を巡っている

この春から奴国国立第十三高等学校に通い

始める現在女子中学生以上、

女子高校生未満の温泉女子です。


私の家は代々温泉宿を経営してるのですが一人しかいない跡継ぎの私の兄は

体が弱く跡継ぎにはなれないので

私が温泉宿を将来的に経営するために

現在温泉について勉強中です。

この前県温泉にも温泉の勉強ために入ってます。

別に気持ちいいからとかいう浅はかな

理由で入ってる訳ではないんですよ?



この前県温泉は嶺寄家が経営していて

私達  上条家とは親戚だとかなんとか

お父さんが言っていました。

まぁそのコネでこんなに朝早くから

入らせて貰ってるって訳です。



「ここの温泉は単純温泉。源泉温度は

41℃~54℃で実際に私が入っている

お湯の温度は複数ある源泉を混ぜて46℃

にしてあるけど、ちょっと熱いなぁ

のぼせて来ちゃったかも」


もう出ようかと思いましたがいくら

親戚だとしても無理を言って

営業時間前から入らせてもらっているので

もう少し入っていることにしました。




「もう少しで私も高校生か...。

温泉が好きな友達ができるといいな」

私は中学校の時は友達は沢山いましたが

温泉に興味がある子や

温泉の跡取りの子とかがいなくて

喋っていて温泉の勉強になる

そんな理想の友達はいませんでした。

しかしっ、高校には確実に一人は

温泉友達になれそうな子がいるんです。

見たことはありませんが、

私と同じくこの前県温泉の跡取り候補の

嶺寄鈴音ちゃんです。

それに国立第十三高等学校には

私がずっと入りたかった温泉部も

あるんですっ!

温泉部は名前だけ聞いたら何をするクラブ

なのかわからないとは思いますが、

とにかく凄いクラブなんです。

やる事は、地域の温泉をPRして

より温泉文化を深めたり、

泉質とその効能を調べたり、

温泉の歴史について探究し、

資料にまとめたり、

後は合宿という名のもとに夏休みに

奴国じゅうの温泉旅行に素晴らしい仲間

と共に行ったりするんです!

(特に一番最後のは重要です!)

創立したのは私のお父さんと現在この前県温泉の経営をしているおじさんです。

私が国立第十三高等学校を受験した理由も

温泉部に入りたかったからです。

きっと卯月からは、私は温泉部に

入って楽しく活動してる事でしょう!



※                              ※                        ※


紗由が温泉に入ってから小一時間ほど経ち、

もう小鳥達が歌い始めた頃

紗由はのぼせきった体でなんとか温泉から上がり、フラフラと脱衣所に入っていきました


その数十秒後......

紗由が入っていた温泉とは反対側にある

サウナからモップとバケツを持った

小さな女の子が出てきました。

「誰ですか.......あの人......なんでこんな

時間から......温泉に入ってるんですかっ

こんな格好じゃ......恥づかしくて外に出ら

れませんでしたっ」

女の子は沢山フリフリがついた

薄いピンク色のパジャマを着ていました。

「朝からとんだ災難ですっ。

せっかく早起きして.....お掃除

の手伝いしてたのにっ」

その女の子もバケツに入った水を排水口に

流し、モップを洗うと

関係者以外立ち入り禁止と書かれた

扉を開けて温泉を後にしました









※                            ※                          ※

ここまでお読み頂きありがとうございます!

如月ぅ。です。今回の話は紗由ちゃんが

みんなと出会って温泉部をしていく話の

一番初めでしたので鈴音ちゃんとの絡み

とかはだせませんでした。

分かってはいらっしゃるとは思いますが

卯月は4月という意味の古語です。

(偉そうにすいません)
プロのラノベ作家様の作品を多く読んできて

いるはずの読者様にはおかしいと思う所は

多々あるとは思いますが、初めて書くラノベ

なのでお許しください。

おかしいと思う所やもっとこうした方が

いいと思った所など

アドバイスもお願いします!

もしお気に召しましたらいいねと

フォローお願いします!

コメントもされるだけでモチベ上がるのでよろしくお願いします。

フォローして頂いた方が小説を書いていたら

必ずフォローして全話読ませていただきます

長文の後書き失礼しました。

それでは次回予告に....次回は鈴音ちゃん
出てきます。今回の話にも一応出演してますが......色々あってクラブ作ることになる
そうです。


次回は今週の土日には上げる予定です。

それでは失礼します。

コメント

  • 如月ぅ。

    ありがとうございます。
    これからも頑張ります!

    0
  • 千夜ニイ

    ほのぼのとしていて、可愛らしい女の子たちが仲良くしている姿がとても微笑ましいです。

    0
  • 如月ぅ。

    皆さんフォローやイイねありがとうごさいます!
    もう1作連載始めました。
    男子が女子生徒として高校に入りハーレムを狙っている件という題名です。
    宜しければ読んでください。
    この作品のPVが45になりました。
    読んでくださった方に
    海よりも深く山よりも高い
    感謝を。

    1
  • 如月ぅ。

    ありがとうございます。よろしくお願いします。

    0
  • 星井ゆうと

    「感情って眠るんですね」の作者です。いいねありがとうございます。申し出の件ですが、ぜひよろしくお願いします!!

    1
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