旦那様と執事な神様

きりんのつばさ

いつもの日常

なんとか連載まで出来ました!!

ではどうぞ!!


とある日の朝


「旦那様、本日のご朝食をお持ちしました」
と後ろから今日の朝ごはんが入った皿を置かれる。
「ありがとう、月詠さん」
俺は朝ごはんを持ってきた女性、月詠さんに
お礼を言った。
「いえ、これも執事たるもの当たり前です」
そう燕尾服に身を包んだ月詠さんは表情を変えずに
言ってきた。

ーー美少年と見間違える程端正な顔

ーー身長が高く、スレンダーな体型

ーー髪はショート

更に現在燕尾服に身を包んでいるためか街中を
歩いているとしょっちゅう男性と間違えられやすい。
「ところで月詠さん」
俺は後ろに立っている月詠さんの方を振り向いた。
「はい、なんですか?」
「ーー今、俺達2人きりなんだけど」
今ではなくともこの屋敷には俺と月詠さんしか
いないのだけど。
「……それがどうかしましたか?」
一瞬、表情が変わったがすぐに戻し
まるで何事も無かったの様に振る舞う月詠さん。
しかも今の表情が変わったのだって俺はぐらいしか
分からない程度の変化だ。
「だから……甘えてくれてもいいんだけど?」
「旦那様は旦那様、私は旦那様に仕える執事です。
それ以上でもそれ以下でもありません」
「月詠さん?」
俺が笑顔で月詠さんを見ると
「……わ、私は旦那様のか、彼女です」
顔をほのかに赤らめ恥ずかしいながら言ってきた。
そうである。
俺こと御堂みどう兼続かねつぐとこの女性執事の月詠さんは
主従の関係なのだが付き合っている。
「うん、そうだよね。よく言えました」
僕は月詠さんの頭を撫でた。
「だ、旦那様!? こ、これは一体何を!?」
さっきまでのポーカーフェイスはどこにいったのやら
一気に顔を赤くする月詠さん。
この人はいつもはポーカーフェイスの為、表情の変化は
分からないが何故か俺の前で照れたりすると
一気に慌てて始める。
……正直言うと、このギャップが堪らない。
「いやなんか頭を撫でたくなっただけだよ。
撫でられるの嫌?」
俺がそんな風に聞くと
「い、いえ!! そんな事は全く!?全く無いです」
頭を撫でられている状態で両手を必死に振り
否定しようとしている。
その動作も可愛い。
「なら、よかった……嫌だったらどうしようって
思っていたんだ」
なんて俺が言うと、月詠さんは慌てた様に
「そ、そんな訳ありえません!!
逆に私ごときが旦那様に頭を撫でてもらえるなんて
申し訳ないです」
と言ってきた。
「"私ごとき"じゃないでしょ?だって月詠さんって
ーー神様なんだから」
「今の私は神ではありません。旦那様に仕える
執事であって……」
「月詠さん?」
俺がさっきと同じ様に尋ねると月詠さんは
「旦那様のか、彼女です……恥ずかしいですよ……」
こちらもさっきと同じ様に顔を赤くしていた。
今俺の隣で顔を赤らめ照れている執事兼彼女である
月詠さんはれっきとした神様である。
しかもあの月読命という偉い神様であるから驚きだ。
確か男の神様だった様な気がするけどそんな細かい事は
途中から考えるのをやめた。
だって……
「だ、旦那様はわ、私を虐めて楽しいんですか……?」
といつものクールな表情とは真逆なジト目で見てくる
月詠さんを見ていたらどうでもよくなってくる。
……可愛いのは正義だからね。
「ごめんって月詠さん」
「酷いですよ……旦那様」
相変わらずジト目で見てくる月詠さん。
本来いけないと思いながらもそんな可愛い彼女の表情を
見て心が温まる俺だった。

ではなんで俺がこんな偉くて可愛い神様と
付き合っているのか?
それには色々とあったのだが順序を追って
説明していこうとしよう。






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