腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める学園生活〜
71話 平和な平和な冬休み 〜クリスマス〜
クリスマス。
それはキリストの誕生日であり、降誕祭とも言われる行事である。
優たちの街にもクリスマスが訪れていた。
「…へくちっ!」
「おいおい風邪か?」
「うーん…鼻水が酷くって…。」
ミーシェはティッシュで鼻をかむ。
優とミーシェはミーシェの誕生日に姉のサラとベルに貰ったテーマパークのチケットを使ってダズニーランドに訪れていた。
「さすがはクリスマス…すごい混みようだな…。」
「うん。乗れるアトラクションも限られちゃう。急いでいかなくちゃ。ほら行こ?」
「…ああ。」
ミーシェは優の手を引き歩き出す。
ちなみに冬真っ盛りのため、ミーシェは冬コーデである。
クリーム色のコートに赤いスカート、黒のタイツを履いている。
口にはまだ出ていないがはっきり言ってめっちゃ可愛い。
普段タイツとか履かない女の子のタイツ姿ってなんかいいよね。
優はまじまじとミーシェを見る。
「…ん?なんか付いてる?」
目が合ってしまう。
「いやっ!た、ただ…可愛いなって…。」
「ふえ?!」
急に褒められたことで顔を紅潮させるミーシェ。
「きゅ、急に何…?」
「いや…思った事がつい…。」
「っ〜!バカっ!」
ミーシェは可愛くポカポカと優の肩を叩く。
「わ、悪かったって。」
「むぅ…。そんなに似合ってる…?」
「あ、ああ。世界一可愛い。」
「そっか…。」
ミーシェは嬉しそうにはにかむ。
クリスマスの力ってすごいな…。いつもより緊張する。
ミーシェは手を繋ぎ直す。
恋人繋ぎである。
「ふふふ。」
「ふ…行くか。」
「うんっ!」
それではいってらっしゃーい!
スタッフさんの元気な声と同時に手を振られ、アトラクションがスタートする。
「こ、これってもしかしなくても速いやつだよね?」
「?…そりゃそうだろ。ジェットコースターだぞ?」
「もしかして高かったり?」
「するな。」
「わ、私…高所恐怖症なんだよね…。」
「…は?」
アトラクションはどんどん高さを増していく。
「おま…それ先言えよ!」
「だ、だってぇ…楽しそうで忘れてて…。」
「あ…落ちる…。」
「いいぃぃぃやあぁぁぁぁぁぁ!!」
ミーシェの絶叫がパーク中に響き渡ったとさ。
「うっ…うう…」
ミーシェはベンチに腰掛けながら泣いている。
「うう…ユウの馬鹿…。」
「乗りたいって言ったのお前だろ?」
「ぅぅぅぅ…」
「立てるか?」
「腰が抜けて…立てない…。」
「ならしばらく休むか…。飲み物買ってくるよ。」
「うん…。」
「あれ?君今ひまぁ?」
ミーシェが優を待っているとそこに2人組の男が現れる。
「可愛いね。良かったら一緒に回らない?」
「え?わ、私ですか?あ、今人待ってて…。ごめんなさい。」
「えぇぇ…いいじゃん。」
「そうだよ。少しだけだからさ!」
「いや、その…人を待ってて…」
「いいから!」
「行こ行こっ!」
「あ!ちょ…困ります!」
2人組はミーシェの手を引く。
「いいからっ!」
「ほ、ほんとに困りますって!今私立てなくて…きゃっ!」
ミーシェはその場に転ける。
「なにやってんの〜?ほら!立って。」
「いつっ!」
タイツが破れそこからは血が出ている。
「あ…ユウ…。」
「お前ら…何やってんの…?」
「「は…」」
2人が振り返るとそこには怒りのオーラを纏った優が立っていた。
「なんだてめえ?」
「この子の連れ?だったらこの個貸してくんな…」
ガッ!!
2人の口を押さえつける。
「ちょっとトイレでお話し…しようか…。」
「ふぅ…ミーシェ、怪我…見せてみろ。」
「え?あ、うん。怪我自体はそんなに酷くないんだけど…タイツ破れちゃって…どうしよう…。」
「…とりあえず傷には絆創膏な。ほれ。」
「あ、ありがとう。」
「それからミーシェ、タイツ脱げ。」
「…え?」
「脱げ。」
「…え?」
「裁縫セット持ってるから。縫ってやるよ。」
「えっと…ここで?」
2人は先程のベンチに居るため人目が多かった。
「あ…い、移動するか。」
「う、うん。」
2人は男女兼用のトイレに入る。
「いや〜、それにしてもユウ女子力高いね〜。」
「そうか?」
「いや、裁縫セット持ち歩いてる人なんてそうそういないって。」
「まあ一応な。ほれ、終わったぞ。」
「あ、ありがとう。上手だねぇ。」
「まあな。」
「ありがとう。じゃ、戻ろっか。」
「ああ。」
「見て見て!可愛い〜っ!!」
ミーシェはマスコットキャラクターに飛びつく。
「…」
「んふ〜っ!もふもふ〜っ!」
ミーシェはマスコットに頬を当てる。
「…」
優は怪訝そうな顔で猫のマスコットを見る。
「…そうだな。もふもふだな。」
棒読みである。
「…どうしたの?」
「…別に。」
「…もしかしてヤキモチ?マスコットに?」
「…ちげぇよ。…どうせ俺はもふもふしてねえよ…。」
「やっぱりだ!?…もぉ…仕方ないなぁ…。えいっ!」
ミーシェは優に飛びつく。
「は?!ちょ…おい!」
そして頬を顔に擦り付ける。
「んふふ…ユウの方が大好きだよ〜!」
「ミーシェ…」
「ちっ!…爆ぜろ…リア充が…。」
マスコットキャラクターから聞こえる声。
「「…え?」」
聞き間違い…だよな?
昨日は無断休載すいません!
忙しいんですっ!!
頑張りますw
フォローorコメントよろしくお願いします!
それはキリストの誕生日であり、降誕祭とも言われる行事である。
優たちの街にもクリスマスが訪れていた。
「…へくちっ!」
「おいおい風邪か?」
「うーん…鼻水が酷くって…。」
ミーシェはティッシュで鼻をかむ。
優とミーシェはミーシェの誕生日に姉のサラとベルに貰ったテーマパークのチケットを使ってダズニーランドに訪れていた。
「さすがはクリスマス…すごい混みようだな…。」
「うん。乗れるアトラクションも限られちゃう。急いでいかなくちゃ。ほら行こ?」
「…ああ。」
ミーシェは優の手を引き歩き出す。
ちなみに冬真っ盛りのため、ミーシェは冬コーデである。
クリーム色のコートに赤いスカート、黒のタイツを履いている。
口にはまだ出ていないがはっきり言ってめっちゃ可愛い。
普段タイツとか履かない女の子のタイツ姿ってなんかいいよね。
優はまじまじとミーシェを見る。
「…ん?なんか付いてる?」
目が合ってしまう。
「いやっ!た、ただ…可愛いなって…。」
「ふえ?!」
急に褒められたことで顔を紅潮させるミーシェ。
「きゅ、急に何…?」
「いや…思った事がつい…。」
「っ〜!バカっ!」
ミーシェは可愛くポカポカと優の肩を叩く。
「わ、悪かったって。」
「むぅ…。そんなに似合ってる…?」
「あ、ああ。世界一可愛い。」
「そっか…。」
ミーシェは嬉しそうにはにかむ。
クリスマスの力ってすごいな…。いつもより緊張する。
ミーシェは手を繋ぎ直す。
恋人繋ぎである。
「ふふふ。」
「ふ…行くか。」
「うんっ!」
それではいってらっしゃーい!
スタッフさんの元気な声と同時に手を振られ、アトラクションがスタートする。
「こ、これってもしかしなくても速いやつだよね?」
「?…そりゃそうだろ。ジェットコースターだぞ?」
「もしかして高かったり?」
「するな。」
「わ、私…高所恐怖症なんだよね…。」
「…は?」
アトラクションはどんどん高さを増していく。
「おま…それ先言えよ!」
「だ、だってぇ…楽しそうで忘れてて…。」
「あ…落ちる…。」
「いいぃぃぃやあぁぁぁぁぁぁ!!」
ミーシェの絶叫がパーク中に響き渡ったとさ。
「うっ…うう…」
ミーシェはベンチに腰掛けながら泣いている。
「うう…ユウの馬鹿…。」
「乗りたいって言ったのお前だろ?」
「ぅぅぅぅ…」
「立てるか?」
「腰が抜けて…立てない…。」
「ならしばらく休むか…。飲み物買ってくるよ。」
「うん…。」
「あれ?君今ひまぁ?」
ミーシェが優を待っているとそこに2人組の男が現れる。
「可愛いね。良かったら一緒に回らない?」
「え?わ、私ですか?あ、今人待ってて…。ごめんなさい。」
「えぇぇ…いいじゃん。」
「そうだよ。少しだけだからさ!」
「いや、その…人を待ってて…」
「いいから!」
「行こ行こっ!」
「あ!ちょ…困ります!」
2人組はミーシェの手を引く。
「いいからっ!」
「ほ、ほんとに困りますって!今私立てなくて…きゃっ!」
ミーシェはその場に転ける。
「なにやってんの〜?ほら!立って。」
「いつっ!」
タイツが破れそこからは血が出ている。
「あ…ユウ…。」
「お前ら…何やってんの…?」
「「は…」」
2人が振り返るとそこには怒りのオーラを纏った優が立っていた。
「なんだてめえ?」
「この子の連れ?だったらこの個貸してくんな…」
ガッ!!
2人の口を押さえつける。
「ちょっとトイレでお話し…しようか…。」
「ふぅ…ミーシェ、怪我…見せてみろ。」
「え?あ、うん。怪我自体はそんなに酷くないんだけど…タイツ破れちゃって…どうしよう…。」
「…とりあえず傷には絆創膏な。ほれ。」
「あ、ありがとう。」
「それからミーシェ、タイツ脱げ。」
「…え?」
「脱げ。」
「…え?」
「裁縫セット持ってるから。縫ってやるよ。」
「えっと…ここで?」
2人は先程のベンチに居るため人目が多かった。
「あ…い、移動するか。」
「う、うん。」
2人は男女兼用のトイレに入る。
「いや〜、それにしてもユウ女子力高いね〜。」
「そうか?」
「いや、裁縫セット持ち歩いてる人なんてそうそういないって。」
「まあ一応な。ほれ、終わったぞ。」
「あ、ありがとう。上手だねぇ。」
「まあな。」
「ありがとう。じゃ、戻ろっか。」
「ああ。」
「見て見て!可愛い〜っ!!」
ミーシェはマスコットキャラクターに飛びつく。
「…」
「んふ〜っ!もふもふ〜っ!」
ミーシェはマスコットに頬を当てる。
「…」
優は怪訝そうな顔で猫のマスコットを見る。
「…そうだな。もふもふだな。」
棒読みである。
「…どうしたの?」
「…別に。」
「…もしかしてヤキモチ?マスコットに?」
「…ちげぇよ。…どうせ俺はもふもふしてねえよ…。」
「やっぱりだ!?…もぉ…仕方ないなぁ…。えいっ!」
ミーシェは優に飛びつく。
「は?!ちょ…おい!」
そして頬を顔に擦り付ける。
「んふふ…ユウの方が大好きだよ〜!」
「ミーシェ…」
「ちっ!…爆ぜろ…リア充が…。」
マスコットキャラクターから聞こえる声。
「「…え?」」
聞き間違い…だよな?
昨日は無断休載すいません!
忙しいんですっ!!
頑張りますw
フォローorコメントよろしくお願いします!
「腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める学園生活〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
甘え上手な彼女2
-
564
-
-
甘え上手な彼女
-
881
-
-
僕と彼女たちのありきたりなようで、ありきたりではない日常。
-
479
-
-
俺の高校生活がラブコメ的な状況になっている件
-
499
-
-
学園のアイドルと同居することになりましたが・・・
-
629
-
-
甘え上手な彼女3 秋編
-
366
-
-
《冷姫》に告白をした結果泣かれてしまったが、なぜかその後積極的に話しかけてくる件
-
904
-
-
超絶美少女の彼氏(凡人)は尽くされているが気苦労が絶えない
-
1,027
-
-
99回告白したけどダメでした
-
833
-
-
美少女同級生が新たな家族に!!
-
1,394
-
-
部活の後輩と付き合ってみた
-
1,775
-
-
ヘタレ魔法学生の俺に、四人も美少女が寄ってくるなんてあり得ない!
-
452
-
-
草食系男子が肉食系女子に食べられるまで
-
989
-
-
先輩はわがまま
-
366
-
-
奴ら(許嫁+幼馴染諸々)が我が家に引っ越してきたのだが…
-
962
-
-
家族に愛されすぎて困ってます!
-
549
-
-
妹との日常。
-
919
-
-
学園の人気者のあいつは幼馴染で……元カノ
-
259
-
-
非リアの俺と学園アイドルが付き合った結果
-
4,280
-
-
二次元美少女と恋をしたいっ!←そんなことさせないですよ?
-
638
-
コメント
ノベルバユーザー431520
え…
マスコットキャラクターの中に作者さん入ってます?w
水野真紀
とても面白いですね
はまってしまいました。
良かったら僕も作品を書いているので読んでみてください
ノベルバユーザー170875
ミーシェ可愛い
イルネス
はぁ…ミーシェかわいい……
あれ?なんか鼻から血が出てる気がするけど気のせいだな
…ミーシェかわえぇ
かつあん
クリスマス。
それはリア充のイベントであり、非リアには関係の無い日である(泣)
ミーシェかわええ...(昇天)
マスコットがシャァベッタァァァァァァァ!!!