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腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める学園生活〜

けん玉マスター

28話 迷惑かけて

ミーシェが家を出た少しあと。
「はあ…やっぱり何かあるよな…。」
「…あら?ユウくん?」
「あ…サラさん…。」
「ミーシェに何か用があった?」
「あ、いえ…このあとすこし会う約束してて…。急用が出来たみたいなんで…帰ります。」
「…ユウくん…ミーシェの事守ってあげてね?」
「え?」
「実はね、前の学校の友達だって言う手塚くんから電話がかかってきてからあの子なんか様子が変で…。今家を出ていったのだってきっと…」
「サラさん、ミーシェはどこに?」
「走っていた方向的に商店街ね。」
「…ありがとうございます。」
優はそのまま走り出した。


こうして今に至る。
「…お前が手塚か?」
「なんだ?てめぇ?ミーシェの知り合いか?」
「…ミーシェから離れろ。」
「…あ?…ぷっ…はははははっ!もしかしてミーシェの男か?なんだよミーシェ、お前こっちでは男作んなかったくせに、こんな冴えねえやつと付き合ってんのかよ?!」
「ユウ…ダメ…逃げて…!」
「黙ってろ!」
「!…いや…!」
手塚はミーシェの服を引き裂く。
「いや〜、やっぱり実ったなぁ?お前。」
「やめ…て!お願い…!」
「やだよぉ!お前の男の前でお前を徹底的に…!」
バキィ!!
「…がっ…!」
手塚は後ろに吹き飛び壁に激突する。
「残念だがそれはさせない。」
「がっ…っ…てめぇ…!」
「何があったか知らんがミーシェに傷つけるなら容赦するつもりは無い。」
「っ…はっ!お前はミーシェのことなんも知らねえんだろ?そいつが何したか分かってんのか?」
「…なんだと?」
「クク…なら教えてやるよ!そいつはなぁ…前の学校で麻薬の売買を手伝ってたんだよ!」
「違う…!私はそんなこと…!」
「…」
「証拠はこのスマホに残ってる!分かったらそんな奴とっとと捨てち…」
バキッ!
途端手塚の持っていたスマホが壁に吹き飛ばされ、粉々に砕け散る。
優が手塚のスマホを蹴り上げたのだ。
「わりぃ…足が滑った…。」
「て、てめぇ!分かってんのか?!麻薬の売人だぞ?!」
「いい加減なこと言うな。ミーシェがそんなことするわけないだろ?」
「な?!何を根拠に…」
「根拠?そんなの決まってるだろ?」
「なんだと…!」
「ミーシェは…



…可愛い!!!」



「…は?」
「それに優しい。お人好しだ。そんなミーシェがそんなことするわけねえだろ?」
「しょ、証拠だって…!」
「わりぃ、足が滑って証拠無くなっちまったなぁ?」
「っ…てめぇ!」
手塚はポケットからナイフを取り出し優に突っ込んできた。
「ユウ!!」
「…やれやれ…弱い奴はすぐに武器を使いたがる…。」
「うるせぇ!!死ね…!」
ボキンッ!
優は蹴りでナイフをへし折った。
「う、うそぉ?!!…がっ!」
バキッ!
そのまま鼻先を思い切り殴る。
「拳で戦って見せろ。男ならな。」
「が…クソ…。」
ズル…。
そのまま手塚は後ろによろけ、壁にぶつかり倒れた。


「ふぅ…大丈夫か?ミーシェ。」
「…う…うん…。」
「で?誰?こいつ。っとその前に…ほれ。」
「え?」
優はミーシェに自分の来ていた上着を投げる。
「着てろよ。その…なんだ…ブラ見えてる。」
「!…きゃっ…」
ミーシェはすぐに胸を隠す。
「…ありがと…。」
「ま、詳しい話はあとだ。とりあえず帰るぞ。」
「…ユウは…何も聞かないの?」
「ん?何が?」
「だから…!私の事…聞かないの?!」
「…ミーシェが違うって言ったんだから違うんだろ?だったら聞くだけ無意味だろ。」
「!」
「言っておくが俺はあんなやつの言葉を信じて鵜呑みにする気は無い。あんなやつよりミーシェの方が数億倍は信用出来るしな。」
「ユウ…。」
「それに話を聞くのは…お前の好きなタイミングでいい。言いたくないなら聞かないさ。…ほれ、帰るぞ。」
「ユウ…!」
ミーシェは優に抱きつく。
「!…おっと…。」
「あり…がとう…!ユウ…!私を…助けてくれて…!」
「言ったろ?お前は絶対に守るよ。」
「うん…!…ユウ…この後…ユウの家に行っていい?」
「え?」
「…色々…話したいの…。」
「…分かった。行こうか。」


「お茶でいいか?」
「…うん。」
「ほい。」
優はミーシェの前にお茶を置く。
「…私ね…前の学校で…友達なんて全然いなかったんだ…。」
「そうなのか?今のお前からは想像出来ないけどな。」
「…そうだよね…。女子の中心グループの子から嫌われちゃって…そのせいで私…友達いなくて1人クラスで浮いてた。その生活に耐えられなくなって…。それで憂さ晴らしにゲーセンで遊んでたら手塚くんにあって…。放課後は手塚くん達と遊ぶようになった。最初の頃はゲーセンで遊んだりとかカラオケで歌ったりして…楽しかったんだけど…。そのうち煙草とかお酒とか持ち出してきて…。まあ見た目からしてそういうことはやってるんだろうなぁって思って…煙草とかには目を瞑ってた。でも…。」
「…麻薬…か。」
「…うん、私…怖くなっちゃって…。それ以降は手塚くんに会わないことにしたの。そしたら手塚くん、私の家まで来て、断れなくて着いて行ったら…。」
「なるほど、そこが麻薬の取り引き現場だったって訳か。」
「うん…。…馬鹿だよね…。友達出来ないからって男友達に逃げて…そしたら今度はその男友達にも…利用されて…。それでお姉ちゃんにもユウにも迷惑かけて…。」
「…ま、気持ちは分かるよ。…俺だって友達出来なくてアニメに逃げたし。」
「!」
「でも今は違うだろ?陸だって松山だって、江ノ島に花園もいる。過去のことはもう忘れろ。」
「でも…!でも…ユウにも迷惑かけちゃったし…。」
「はぁ?お前にはしょっちゅう迷惑かけられてるよ。テスト前に勉強する間も惜しんで勉強教えてやってるし、宿題なんていつも見せてるだろ?」
「そ、そんなの…」
「同じだよ。でも俺はお前のそんな所も好きなんだよ。一緒に勉強出来るしな。迷惑かけただろうがなんだろうが関係ない。俺はお前と一緒にいたいんだよ。俺になら…好きなだけ迷惑かけろ。」
「っ…う…ユウ…。」
「…泣くなよ…。」
そう言って優はミーシェの目元に指を添える。
「…大好き…!」
「おわっ…ちょ…!」
ミーシェは優に飛びつく。
「うっ…うう…ユウ…!」
「…はあ…。俺も…大好きだよ…。」
「ユウ…。」
「ミーシェ…。」
2人の顔が近づく。そして…

ガッ!

「「っ〜…!!」」
2人の歯と歯がぶつかるのだった。

「っ…ユウ…下手…!」
「う、うるせえ、初めてなんだよ!」
「「痛〜…!」」
2人は口を抑えて転がる。

「「…ぷっ…あははっ!」」

その後は2人共10分くらい笑い続けるのだった。

「はあ〜!腹減った。何か作ってくれよ。」
「うん…そうだね…。」
「ん?どうした?」
「…だってまだ…してないじゃん?」
「ミーシェ…。そうだな…。」
「え?そんな急に…んっ…!」
優はミーシェの唇を塞いだ。
「…これでいいか?」
「ちょっ!ちょちょちょ…ちょっと!そ、そんな…き、き、急に…。」
「どの口が言ってんだ。…ほ、ほら!何か作ってくれよ!」
「う、うん…!」
ミーシェは楽しそうにキッチンに向かった。
「あ!ユウ、今日は私ここに泊まるから!」
「は?」
「迷惑…掛けていいんでしょ?」
「…え?」


…マジで?



早めに投稿しときます!
そして夜に本編出します。
つまりどちらも毎日更新再開です!

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コメント

  • ペンギン

    さすが!ユウ!スッキリした!w

    2
  • 豆腐

    尊い……

    2
  • かつあん

    あっ...(尊くて死んだ)
    いいなぁ〜
    とにかくいいなぁ〜(語彙力皆無)

    2
  • たくあん

    優くん理性たもてるのか?

    4
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