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腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める学園生活〜

けん玉マスター

20話 カレカノ

天城とのいざこざがあった日の帰り。
この日は陸が気を使ってくれ、他の男子達と先に帰ったため、優とミーシェの二人きりだった。
「ほら、準備終わったか?」
優は花園と話すミーシェに話しかけた。
「あ、うん。バイバイ!美琴ちゃん!」
「…じゃあな、花園。」
「ええ、さようなら。」


「この後どうする?ユウ、バイトは?」
「休みだな…。」
「どっか行く?サイゼとか?」
「…ミーシェのご飯が食べたい。」
「え?」
「俺…ミーシェの料理が食いたいな。」
「そ、そう?なら…作りに行ってあげようか?」
「いいのか?!」
「うん…!何食べたい?」
「そうだな…。…カレー。」
「カレー?そんなのでいいの?もっといろんなの作れるよ?」
「今日はカレーの気分だな…。今日は・・・…な?」
「!…そ、そうだね!これからも沢山作るわけだしね。」
「ああ…楽しみだ。」
「じゃ、じゃあカレーで決まり!ちょっとスーパーよるね!」
「ああ、荷物持ちぐらいはやるよ。」
「ふふ…頼もしいなぁ。」
「そ、そうか?…そうか…。」
「どうしたの?…照れてる?」
「う、うっせー!」
「ふふふ…。」


(やべえ…超楽しい…!)
優はミーシェと歩きながらそんなことを考えていた。
「ユウ、ユウはチキン派?ポーク派?それともビーフ?」
「俺か?俺は…チキンだな。」
「チキン?」
「ああ、母さんのカレーがチキンカレーだったんだ。」
「へぇー…。」
「…ごめんな、死んだ母さんの事言われても反応に困るか。」
「そんなことないよ。ユウのお母さんの事…もっと知りたい。」
「ミーシェ…。」
「わ、私にそんなこと言う権利…無いかもだけど…。」
「…アルバム…見るか?」
「!、うん!」


「ふう…結構沢山買っちゃった。」
「そうだな…ちょっと多いかもな…。」
「そうだ!沢山作るからさ、朝とか時間無い時はそれ食べなよ。カレーは寝かせると美味しくなるし!」
「そうだな、そうさせてもらうよ。」
「うん。」
「さて、帰るか。」
優は両手にスーパーの袋を持つ。
「…やっぱり一つ持つよ。」
「え?いや、いいよ。こういうのは男に任せとけって。」
「ううん!一つ持つ!」
「あ…おい。」
そう言ってミーシェは優から袋をとる。
「…こうすれば…手…繋げるでしょ…?」
ミーシェは照れながら上目遣いで優に言う。
「っ…!」
(か、可愛すぎかよ…!!)
「…ユウ…?」
「そ、そうだな!うん、じゃあ頼むわ。」
「うん…。」
そのまま手を繋いで仲良く帰路に着く優とミーシェだった。

「お、お邪魔します…!」
「おう。荷物キッチンまで持ってくよ。カバンは適当にソファーの上にでも置いといてくれ。」
「う、うん…!」
(か、考えたら私…彼氏の家に来ちゃったんだよね…。)
もちろんミーシェは勉強会などでよく優の家に来る。しかし彼女として優の家に来るのは初めてである。
「じゃ、じゃあ私作るから…!ゆっくりしてて?」
「いいのか?手伝えることならやるぞ?」
「ううん、私の料理…食べて欲しいから。」
「…そうか。じゃあ…ここで見てるよ。」
「え?」
「ミーシェの料理してるとこ…綺麗で飽きない。」
「え?」
「気にせずやってくれ。」
「う、うん…。」
優は壁に寄りかかりながらミーシェの料理風景を見ていた。
(き、緊張するな…。)
「よ、よーしっ!美味しいカレー作るからっ!待っててね?」
「ああ、楽しみだ。」
そう言ってミーシェは野菜立ちと格闘を始めた。


「はいっ!後は煮込むだけでーす!」
「おお…すごい手際だな…。」
「…煮込み終わるまで…時間あるね。」
「そ、そうだな…。」
「…」「…」
2人はリビングに座り、何をやるか考えていた。
「な、なんかやるか?」
「そ、そうだね!ゲームでも…!」
ミーシェのコントローラーを取ろうとする手と、優の手がぶつかる。
「「あ…。」」
「…なんか…ごめんな…。」
優が謝る。
「え?」
「ほ、ほら…俺彼氏だろ?だから…色々リードしてやらなきゃ行けないのに…。」
「そ、そんなこと…ないよ。私は…ユウと入れるだけで嬉しいよ?」
「ミーシェ…。」
「わっ…ちょ…ユウ…。」
優はミーシェに抱きつく。
「…やっぱり…お前に抱きつくと安らぐ…。ずっとこうしたかったんだぞ?」
「ふふ…何それ?」
「しばらく…こうしてていいか?」
「う、うん…!」
「…元はと言うとお前が悪いんだからな?昨日あんなことするから…。」
「そ、それは…!」
「お前がそう来るなら俺は遠慮する気は無いからな?これからは積極的に行くから覚えとけ。」
「ふふ…うん!」


「あ!カレー出来た。」
ミーシェが鍋の方に目をやり言う。
「ユウ?」
「だーめ。俺はまだ満足してないぞ?」
「ユウ…なんか…可愛いよ?」
「遠慮する気は無いって言ったろ?」
「そ、そうだけど…カレー…焦げちゃうよ?」
「む…なら仕方ない。」
優はミーシェから離れる。
「ふふ、待っててね?」
「おう…。」


(や、やばいやばい…!ユウ…可愛すぎるよ〜!)
ミーシェはにやけてしまう顔を隠しながらカレーをおたまで混ぜる。
「…うん、美味しくできた…。」
「おぉ…。」
優は唾を飲む。
「い、いただきます…!」
「ど、どうぞ…。」
パク…
優はひとくち口に入れる。
「…う、美味い…。」
「そ、そう?」
「ああ!最高だ…!」
優はさらにカレーをかき込む。
「ふふ…良かった。あ、お米ついてる。」
「え…」
ひょい…パク。
ミーシェは優の頬に着いた米粒を指でとり食べた。
「…」
「ん?どうしたの?」
「い、いや!何も…!」
(ああ…もう死んでも本望だ…。)
優は涙を流す。
「え?本当にどうしたの?」
「だ、大丈夫…!」
「?」


そのあとはゲームに没頭する2人。
「だーっ!くそっ!」
「わぁーい!ユウの負け〜!」
「くそ!もう一回だ!」
「あ…私そろそろ帰らなくちゃ…。お姉ちゃん心配しちゃう。」
「…そうか…。送るよ。」
「ふふ…うん!ありがと。」
2人は手を繋ぎミーシェの家へと向かった。


「じゃ、ここでいいよ。」
「…そ、そうか…。」
「ふふ…寂しい?」
「…うん…。」
「え?」
「もっと…一緒にいたいな…。」
「ユウ…。」
「ほら、これ…やるよ。」
「え?」
優がミーシェに渡したのは鍵だった。
「前俺家の鍵無くしてたろ?見つかったんだ。その時作った合鍵だ。」
「そ、そんなの貰えないよ!」
「いや、ミーシェに…持ってて欲しい。その方が…安心出来る。一人暮らしだからな。」
「ユウ…。ふふ、分かった。」
「じゃ、また明日な。」
「!」
優はミーシェをギュッと抱きしめる。
「え!?ちょ…ユウ?!」
「ははっ、お返しだよ。じゃな!」
優は来た道を走って戻って行った。

「…」






…ずるい。




すいません!バイト忙しくて…今日は特別編で明日は本編出します!
そして間に合わなくてすいませーん!
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コメント

  • 黒音

    頬にお弁当が!?

    1
  • かつあん

    こっちまで死ぬ...0(:3 _ )~
    という冗談は置いといて、やっぱりいいですねー彼女がいるって。前の時とは別人のようになっちゃってwこれは楽しみですね〜( ̄▽ ̄)

    3
  • 垂直抗力(元ラノベ大好きサムライ)

    読んでてニヤニヤが止まらない…
    作者様…天才やな

    3
  • ノベルバユーザー208117

    お弁当付いてるよってなんですかww

    3
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