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腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める学園生活〜

けん玉マスター

19話 告白(笑)

文化祭も終わり、優達も日常に戻りつつあった。
優はある家のインターホンの前に立っていた。
「ふぅ…」
その前で心を落ち着かせる。
(落ち着け…。約束したんだ…。べ、別に?彼氏が彼女を迎えに行くのは当然だし?緊張とかしてねえし!)
優は心の中で1人葛藤している。
昨日の別れ際を思い出す。
(あの時のあれは…キス…だよな…。)
優は自分の頬を撫でながら考える。
「なんだよ…お前の方がずるいじゃねえか…。」
(どんな顔して会えばいいんだよ…。)
ガチャ…
ドアが開いた。
「「あ…」」
家から出てきたのはミーシェだった。
「よ、よう!おはよう!」
「…う…うん…。」
ミーシェはドアで体半分隠しながら答える。
(自分でやっといて照れてんじゃねえよ!)
「さ、学校行こうぜ?」
「…うん…。」


(うわあああ!なんであんなことしちゃったんだろう?!)
ミーシェは顔を隠しながら考える。
(顔も見れないよ〜!)
「ミーシェ?」
「…え?」
「大丈夫か?具合でも悪いのか?」
「う、ううん!全然大丈夫!」
「そうか?ほら。」
優は手を差し出す。
「行こうぜ?」
「…」
(ふふ…幸せ…!)
ミーシェは優の手を取る。
「ふふ…」
そして学校へと歩き始めた。


「昨日の打ち上げ楽しかったね。」
「そうだな…あんな歌ったの久しぶりだな。歌いすぎて喉痛いわ。」
「大丈夫?」
「ああ、支障はないよ。」
「また…デュエットしようね?」
「あ、ああ。…いつでも。」


そのまま2人は教室に入った。
「おはよう、優、ミーシェ。」
「ああ、おはよう。陸。」
「陸くん、おはー!」
いつも通り友人である陸に挨拶をする。
「…新鮮だな…。」
「何がだ?」
「いつもの光景なのに…君たちが付き合っていると思うとちょっとな。」
「そうか?」
「ああ。新鮮だ。」
「まあ…緊張はしたけどな。」
そう言って優は江ノ島や、松山と楽しそうに話すミーシェに目をやった。
「…可愛いな…ミーシェ…。」
「お、どんどん正直になってきたな。」
「じ、事実だろ?」
「ふ…。」
「わ、笑ってんじゃねえ!」


「藤山!」
後ろから話しかけられた。
「ん?」
話しかけてきたのは天城だった。
「…ミーシェさんと付き合い始めたというのは本当か?!」
「…ああ。」
「っ…!ふざけるな!お前なんかがミーシェさんに釣り合うわけないだろ!」
「…」
「大体ミーシェさんがお前なんかOKするはずがないだろ!?」
「…はあ…。」
「ミーシェさん!藤山に無理やり付きまとわれているんだろ?!」
「そんなことないよ…。私…ユウ好きだもん。」
「言わされてるんだろう?無理しなくていいんだ。そうだ!藤山じゃなくて…俺と付き合わないか?」
「…え?」
クラス内が静かになった。
「え…えっと…。」
「どうだい?」
天城はミーシェの手を握ろうとする。
ガシッ…
その手を優が掴む。
「な?!は、離せ!」
「…お前…今誰の手掴もうとした?」
「…え?」
「ミーシェに触んじゃねえ…折るぞ?」
「っ…い、痛…タ、タンマ…やめ…」
ミシ…
優は力を込めて天城の手を握る。
「誰の女口説いてんだ?ああん?」
「優…ヤンキー口調が出てるぞ。」
陸が二人の間に割って入る。
「…陸…。」
「優…気持ちはわかるが落ち着け…。」
「…悪い。」
「天城くん…。」
右手を押さえて苦しむ天城にミーシェが話しかける。
「私は…天城くんじゃなくて…ユウがいい。」
「な…にを…。」
「ごめん…。天城くんとは付き合えないよ。ユウが…好きだから。」
「ミーシェ…。」
「そ、そんな!藤山は不良だぞ?!そんなやつと付き合ってたら君は…!」
「ううん、私が決めたことだから。」
「で、でも!俺は本気で君の事…!」
「うん…。それは分かったけど…。私はユウが好きなの。だから…天城くんの気持ちには答えられないよ。」
「っ…!お、俺は振られたことないんだぞ…?藤山より…あんなクズより断然イケメンだ!なのに…なんで…?」
「…人の事そんな風に言う人は好きになれない。むしろ…嫌い。」
「き、嫌…い…?お、俺は…君が好きなんだ!」
「…ごめん…。」
ミーシェは腕をさすりながらユウの後ろに隠れる。
見ると鳥肌が立っていた。
「…っ…!そ、そんな…!おかしいだろ?!藤山が何かしたに決まってる!じゃないとこんなクズがミーシェさんと付き合えるはずが…!」
「いい加減にしろ。」
「!」
陸が天城に言う。
「僕の友人にあまりの言い様だな。気分が悪い、やめてくれ。」
「なんだと?!」
「優は僕の親友だ。友人を悪く言われて気分が悪くなるのは当然だろ?それにミーシェも友人だ。友人の好きな人が悪く言われるのも気分が悪い。そろそろ僕も怒るぞ?」
「陸…。」
「陸くん…。」
「う、うるさい!どうせいい加減な気持ちで付き合ってるに決まってる!飾りとしか思っていないんだ!」
「…」
陸は目を細める。
「優の気持ちがいい加減?そんなわけないだろ?近くで見たことも無いくせに適当なことを言うな。優がどれだけミーシェを好きか…君には分からないだろ?」
「ちょ…陸、恥ずかしいから…!」
「優はミーシェと出会った時から…」
その瞬間優とミーシェは恥ずかしさのあまり教室を飛び出す。
「…落ち着いて、小宮くん。」
松山が遮る。
「なんだ?僕は今優がどれだけ…」
「…その藤山くんが恥ずかしさのあまり飛び出してったわよ。」
「…あ…。」
「…気持ちは分かるけど落ち着きなさい。さっきあなたが言った言葉よ?」
「…すまない。」
優とミーシェが顔を赤くして戻ってくる。
「ゆ、優!すまない!ついな…。」
「い、いや!いいんだ。俺のためにありがとう。」
「ありがとう…陸くん。」
「…天城…俺から最後に言わせてもらう。」
「なんだと?」

「…うるせえ。」

「な?!っ…ぐっ…!」
優の締めくくりの言葉のにより朝の騒動は終わりを迎えるのだった。



やべえ…あんだけごめんなさいって言ってるくせに絶対本編今日中無理…。

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小宮くんのセリフを少し修正致しました。
教えてくださった方ありがとうございます!

「腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める学園生活〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

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コメント

  • 垂直抗力(元ラノベ大好きサムライ)

    天城はざまぁとしかいいようがないですね!w
    皆さんが書いてるように本当にスッキリしましたスッカスカですw
    小宮様は今回もカッコイイ!
    自分もクラスで付き合った時に天城みたいな人はいなかったけど小宮様みたいに恥ずかしいこと言った人がいたので優の気持ちがちょっぴり分かりますw

    5
  • かつあん

    これはスカッとしましたねー!怒った小宮さんもカッコイイ!やっぱり天城はもう消えますなーwこの調子で先輩も...(ΦωΦ)フフフ…

    5
  • ノベルバユーザー208117

    小宮様がキレてるところで「それにミーシェも友人だ」が二回あってちょっとおかしいと思います。
    いつも楽しみに待ってます。頑張ってください!

    3
  • 豆腐

    すごいスカッとする話ですね!つぎは川口先輩ですかね笑笑楽しみです!

    2
  • うみたけ

    いや〜スカッとしましたね笑でもまだ足りない٩(◦`ω´◦)۶

    3
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