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腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める学園生活〜

けん玉マスター

17話 花火の下で

後夜祭。
中下高校の後夜祭は文化祭自体ガチで取り組むため、とても盛り上がる。
今年も文化祭を頑張った人達が盛り上がっていた。
「うう…すごい人混み…」
そんな中、人混みをかき分けミーシェは集合場所に向かっていた。
「まさか…こんなに混んでるなんて…うう…!」
ガシ…
「え?」
「大丈夫か?ミーシェ。」
ミーシェの手を掴んだのはユウだった。
「あ…」
「こっちだ。はぐれんなよ?」
「う、うん…」
優はミーシェの手を引きどんどん歩いていく。
そして人混みの少ないところに出た。
「ふう…悪かったな。変なところで待ち合わせして。こんなに混むと思わなかった…。」
「ううん、いいの。それより…」
ミーシェは優の右手に目をやる。
「え?あ、ああ…」
手を繋いだままだったことに気づく。
「…繋いでちゃ…だめか?」
「え?」
「えっと…迷惑じゃなきゃ…繋いでてもいいか?」
「う、うん…いいよ?」
「あ、ありがとな…。」
「う、うん…。」
「「…」」
「い、行こっか?」
「そ、そうだな!」
優はミーシェの手を引き歩き始める。

(ユウ…なんかいつもと違うなぁ…。)
ドクン…
心臓の鼓動が早くなる。
(ユウの手…)
「…大っきいね…。」
「え?」
「い、いや、ユウの手…大きいなぁって。」
「そ、そうか?」
「うん…安心する…。」
そう言って微笑むミーシェ。
ドキッ!
(か、可愛いすぎかよ…!)
「っ〜!」
優は手で顔を覆いしゃがみこむ。
「え?ど、どうしたの?!大丈夫?!」
「だ、大丈夫!」
優は立ち上がる。
「行こう。」
「うん。」


「そう言えば松山が弾き語りやるって言ってたな…。」
「由希ちゃんの弾き語りかぁ…きっと歌も上手いんだろうなぁ…。」
「そうだな…。でも俺はお前の歌が好きだよ。」
「え?」
「キャンプの時と昨日歌ってくれたあの曲…一生忘れられないだろうな…。それぐらい…上手かったよ。」
「…あ、ありがとう…。」
「また…やろうな?」
「うん…!…ユウ…今日なんか変…。」
「え?」
「なんか…いつもと違うよ?」
「そ、そうか?そんなことないと思うけどな。」
「嘘。」
「…」
「…」
「…あー、くそ…考えてきたこと台無しじゃねえか。」
「え?」
「い、色々考えてたんだよ!ほら…2人で回るわけだしさ。この学校にいるのは俺の方が長いだろ?色々教えようと思って…それで…。」
「…ふふ…。」
「わ、笑ってんじゃねえよ!」
「ふふ、ごめん。ただ…可愛くて。」
「うっせ!…やだったか?」
「…ううん。たまにはこんなユウもいいかな。」
「そ、そうか…。あ、花火始まっちまう。行くぞ。」
「あ、うん!」
優はミーシェの手を引き走り始めた。


「どこ行くの?」
「屋上だよ。1番よく見えるからな。」
「え?でも多分閉まってるでしょ?」
「鍵…持ってきた。」
「え?」
「ベルさんに頼んでな。」
「ベルちゃんが?」
「ああ。」
2人は屋上に着いた。
「…貸し切りだ。」
「凄い…凄いよ!特等席じゃん!」
「だろ?」
「うん!ふふふ…まだかなぁ…。」
「ふ…もう時期始ま…」
ピュー…ドーン!
「お、始まったな…。」
「わあぁー!!きれーい!」
「だろ?去年もこれだけは見たんだ。」
「仕事してないのに?」
「それは…そうだけどな。」
「ふふっ…今年は頑張ったもんね。それで?どうだった?初めてまともにやった文化祭は。」
「わ、悪くないって言うか…その…楽しかったよ。」
「私も…楽しかったよ。」
「…お前のおかげだよ。ミーシェ。」
「え?」
「お前がいなきゃ陸とも松山や江ノ島とも仲良くなれなかった。お前が引き合わせてくれたんだ。」
「そ、そんなこと…!」
「あるよ。ありがとう。ミーシェ。」
「…わ、私だって…ユウのおかげで文化祭頑張れたって言うか…。私がみんなと仲良くなれたのもユウのおかげだもん!」
「そうか?俺は何もしてないけどな。」
「してるもん!なんか喧嘩強いし!」
「お、落ち着けって、何怒ってるんだよ?」
「怒ってないし!大体ユウはいつもそう!そんなクサイセリフ平気で言うから私!…私…」
花火で照らされたミーシェの顔は真っ赤だった。
「…ずるいよ…ユウ…。」
「お前に言われたくないな。」
「え?」
「お前はずるいよ…ミーシェ。お人好しだから嫌な誘いも断らないし。変な男に絡まれるし。馬鹿だし。」
「うっ…そんなはっきり言わなくても…。」
「いや、今日ははっきり言う。ドジだし、食いしん坊だし、馬鹿だし。完璧転校生かと思いきや色々抜けてるしな。」
「ば、馬鹿はさっきも言ったじゃん!」
「優しいし、料理も上手い。歌も上手い。」
「う、うん…。」
「そんなとこ…全部含めて…俺は…俺は…」
「…」
「お前が…好きだよ…。」
「!…え?」
「天然なところも…お人好しなところも…ドジなところも食いしん坊なところも…優しいところも…全部含めて俺は…ミーシェお前が好きなんだ。」
「…え?…う…え?」
「この気持ちは…最初からあったんだ。」
「最初…?」
「一目惚れだよ。お前が転校してきた初日から…俺はお前に心を奪われた。不釣り合いなのは分かってる。分かってるけどこの気持ちは抑えきれそうにない。お前が川口先輩や他の男と一緒にいるのは…耐えられない。俺は…お前と一緒にいたい。…山田ミーシェさん。」
「は、はひ…!」
「俺と…付き合ってください!」
優は顔を真っ赤にして叫ぶ。
(言った…言っちまった…!)
「ユウ…ユウの方が…ずるいよ。」
「え?」
「私ね…よく分からないんだ…。初めてユウに会った時…この人と仲良くなりたいと思った。他の人とは違う感じがしたから。でも…途中からよく分からなくなっちゃった。私の中で…ユウがどんどん大きくなってくんだもん。キャンプの時も…海で私を守ってくれた時も…。その度にユウの存在が大きくなった。菜々ちゃんに言われて気づいたんだ…。私…ユウの事…好きなんだなぁって。」
「ミー…シェ…。」
「文化祭の初日の時確信した。私…ユウが…大好き…!」
「だ、大?お、俺だって…!だ、大体お前…あの時…俺が自暴自棄になってた時…慰めてくれただろ!」
「え?あ、うん。」
「ほ、惚れるなってのが無理な話なんだよ!」
「な、なんで怒ってるの?!ユウはいつもそう!私が言いたいこと先に行って!私言うタイミングないじゃん!」
「し、知るか!」
「ずるいもん!いつも私の事守ってくれるし!オタクなのに強いし!…格好いいし…そんなユウが…好きで…たまらないの…。」
「…ミーシェ…お前が…好きだ。俺と…付き合ってくれ。」
「…はい…!」
2人の後ろにさらに花火が上がる。
2人は真っ赤になりながらも手を繋ぎ花火を眺めていた。



修学旅行終わったので投稿再開します。
…と思ったのですが…旅行で疲れたのか体調崩してしまって…。明日には治ると思うので大丈夫!

優…ついに言いましたね…。

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コメント

  • たくあん

    チクショォニヤニヤが止まらない2828

    7
  • かつあん

    修学旅行お疲れ様でーす。
    いやー、ついにユウ言っちゃいましたねー。こっちでも末永くお幸せに!

    7
  • Flugel

    ・・・・・・(無言のガッツポーズ)

    3
  • けん玉マスター

    作者です。
    ラノベ大好きサムライさん、沖縄に行ってきました。

    4
  • 垂直抗力(元ラノベ大好きサムライ)

    修学旅行お疲れ様でした!ちなみにどこへ行ったんですか?

    3
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