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腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める学園生活〜

けん玉マスター

10話 告白?

「焼きそばとジュース…だよね。どこに売ってるのかな?」
「そうだな…。確か隣の2組がジュースを売ってたと思う。そこに行こうぜ。」
「だね。」
2人は焼きそばとジュースを買いに、学校をさまよっていた。

「ほわぁ…チョコバナナとか売ってるよ…。ユウ。」
「それだけじゃないぞ?」
「え?」
「この学校の文化祭は本当に凄いからな…。ほらあそこ見てみろ。」
「あれは…もしかして…」
のれんのかかった教室を指さす優。
「…ラーメン?!」
「ああ。二郎系ラーメンを出すらしい。」
「マ…マジ?」
「マジ。」
「ゴクリ…あ、明日行こ?」
「…ああ。俺も行きたい。」
「やった…!」
のんびりと店を見ながら回る優とミーシェ。
「あ、いたいた。ミーシェちゃーん!」
「え?」
そんな時に川口先輩の登場である。


「か、川口先輩…。こんにちは。」
「探したよ、ミーシェちゃん。教室行ってもいないから。」
「す、すいません…。」
「ミーシェ、とっとと焼きそば買いに行かないと混むぞ?」
「あ、そうだね。じゃ、先輩、そういうことで…」
「待ってよ。」
川口先輩はミーシェの手を掴む。
「え?」
「今暇でしょ?一緒に色々回ろうよ。」
「で、でも…。」
「…先輩…話聞いてました?今から焼きそば買いに行くとこなんすけど。」
「ユウ…。」
「またお前か。確か…藤山…だったか。」
「ども。…ミーシェの手…離してもらっていいっすか?」
「こっちのセリフだ。ミーシェちゃんの手を離せ。」
2人は互いにミーシェの手を掴んだまま睨みつけ合う。
「あの…その…ふ、二人とも…周りの目が…。」


「ふう…ドーナツ沢山買えたな。あの二人はいい感じになってると思うが…ん?なんだ?あの人だかり。」
ドーナツを抱えた陸は人だかりを見つけ、近づいた。
「先輩、ミーシェの手離してください。」
「後輩が生意気言うな。お前が離せ。」
え?優?
「いやいや、俺先に一緒に回ってたんすよ?あとから出てこないでくださいよ…。」
「は?知るかよ。後輩だったら潔く譲れ。」
「いくら先輩だからって無理なものは無理です。」
「なんだとてめえ…」
「あの…二人とも…」
「しつこいっすよ。…諦めろって言ってんだよ…。」
「てめえ…いいぜ、二度と生意気言えないようにしてやる…!」
「ちょ!川口先輩!」
ミーシェの制止を無視し、川口先輩は拳を突き出した。
バキッ!
「ユウ!」
川口先輩の拳は優の頬を捉えた。
「はっ!これで懲りたろ。もう二度とミーシェちゃんには…」
「…正当防衛…成立だな。」
「!、な…」
川口先輩は何かを言おうとする。
しかし次の瞬間視界が180度反転していた。
気付いた時には川口先輩は倒れていた。
「合…気道…。」
「正当防衛…ッスよ?」
優は川口先輩の腕を背中の後ろで押さえつける。
「よせ、優。」
「あ、陸。」
「陸くん…。」
「…わり。…行こうぜ?ミーシェ。」
「う、うん…。」
「待てよ…!」
「まだ何か…?」
「てめえ…後輩の分際で…!」
「川口先輩。」
陸が話す。
「ここで引いとかないと面倒ですよ?そろそろ騒ぎを聞いた先生が来る頃です。」
「なんだと…?」
「それに…見苦しくありませんか?」
「っ!?」
「…生意気言ってすいませんでした。失礼します。」
「くそがっ!」


「大丈夫か?ミーシェ。」
「うん。それよりもユウ。合気道なんて出来たの?」
「ああ…叔父さんがな。達人なんだよ。それで中学の時の夏休みにみっちりしごかれたんだ。」
「へぇ…。すごーい…。」
「たく…なんで君はいつもこう騒ぎを起こすんだ…。少しはこっちの身にもなってくれ。」
「わりわり…。」
「あ!!」
ミーシェが立ち止まる。
「急になんだよ?」
「焼きそばとジュース!」
「あ…。」
「…僕は先にドーナツを届けてくる。2人で買ってきてくれ…。」
「あ、ああ。」
「ありがとう、陸くん。」


ふう…落ち着け…言うって決めたんだ…。
陸にも協力してもらってるんだ…。
言わないと…。
「…ウ…ユウ…ユウ!」
「え?」
「え?じゃないよー!私の話聞いてるの?」
「わ、わり。ボーッとしてた。」
「もうっ!」
「で?なんだっけ?」
「だから、由希ちゃん明日ライブやるらしいからみんなで見に行こうって。」
「そ、そうだな。あいつの演奏見てみたいしな。」
「だよね〜!キャンプの時少し聞いたけど上手かったもんね!」
「そう…だな…。」
「ん?何かあったの?」
「…」
「もうっ!またボーッとしてる!」
「あ、ああ…わりぃ。」
「そんなボーッとしてると怪我する…」
「ミーシェ。…大事な話がある。」
「え?」
「あ、あのな…。」
「うん…。」
「あのな…。」
「う、うん…。」
「俺と…」
「ユウと?」
「…」
「ユウ?」
「…あのな…。」
「う、うん…。」
「ふう…。」
優は一呼吸する。
「俺と…」
「ユウと?」
「…こ…」
「こ?」


「…後夜祭、一緒に回ってくれ!」

「…へ?」

「じ、実はな、この学校後夜祭があるんだよ。」
「そ、そなの?」
「ああ、先生や保護者が売店出したりしてな、毎年盛り上がるんだ。軽音部の後夜祭ライブもある。」
「…言いたいことって…それ?」
「そうだけど?」
「そ、そうなんだ…。」
「ど、どうだ?」
「…うん。いいよっ!陸くんとか、菜々ちゃん達も誘ってみんなで…」
「いや…2人じゃ…駄目か?」
「…え…」
「い、いや!嫌ならいいんだ!江ノ島や花園を誘ってもいい!…でも俺は…2人が良い…!」
「ユウ…。」
「…どうだ…?」
「…仕方ないなぁ〜。」
「!…ミーシェ…!」
「ふふっ…いいよ!回ろ?…2人で!」
「あ、ああ…!ははっ!」
「!、ちょ!ちょっと!降ろして!」
優はミーシェを高く持ち上げる。
「はははっ!後夜祭デートだ!」
「え…?」
「あ…ご、ごめ…つい…。」
優はミーシェを降ろす。
「…」
「は、ははは…行こうぜ?」
「う、うん…。」

文化祭はまだ始まったばかりだ。
去年とは違う文化祭が幕を開けた。



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コメント

  • かつあん

    お?これはいあ雰囲気になってきたぞー。...告白すると思ったら後夜祭かい!

    2
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