腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める学園生活〜
8話 怒れるユウ
学校でのお泊まり会も終わり、忙しく準備をして気付けばあっという間に文化祭の日が訪れた。
「みんな、絶対成功させるぞ!」
天城がみんなを集めて呼びかけた。
……
「どうした?みんな?」
優が答えた。
「お前…なんもしてねぇじゃん。」
「なんだと?少なくともお前よりはやってる!」
「それは無いだろ…。…このシフトはどういうことだよ…。俺らなんの仕事もないんだけど。作ったのお前だよな?」
「それはお前達が全然仕事をしていなかったからだ!当日だけ楽しむのは許さない!」
「あのなぁ…俺は仕事してなかったやつが当日になってしゃしゃり出て来るのが一番許せないんだよ。円陣はお前じゃなくて…花園がやれよ。それにシフトも変えてくれ。」
「わ、私ですか?!」
「僕もそれがいい。」
「だね!美琴ちゃん頑張ってたし!」
「…よろしく、美琴。」
「頑張って!」
居残り組が声をかけた。
お泊まり会から一週間、優達は死にものぐるいで準備をした。クラスの委員長である天城は何故か準備を手伝わず、全て副委員長の花園に丸投げしたのだ。
それからは天城がいないということで準備を手伝うものも激減。
結果、優達は夜遅くまで準備をすることになった。
仕事をしていたのは優やミーシェ、陸、松山や江ノ島、花園と何故か橘組を含めたクラスの半分に過ぎないだろう。
「ふざけるな!俺は部活の出し物が忙しかったんだよ!」
「出し物?お前確か…サッカー部か…。出すもんねえだろ?」
「あ、ある!…そ、そうだ!こ、子供たちにサッカーを教えることになってるんだ!それの話し合いで忙しかったんだ!」
花園がそれに応える。
「話し合い?それだけで1週間も使うとは思えませんが?」
「っ…!」
「もういいです。過ぎたことですし。」
「なら…!」
「でも私もあなたが円陣に入ることには納得できません。シフトも変えさせてもらいます。」
「は?俺は…!」
「ミーシェさん、あなたがやってくれませんか?」
「へ?私?」
「…確かに。」
「お前頑張ってたもんな。」
「そ、それならユウの方が…」
「俺は…いいや。恥ずいし。」
「ミーシェ!かましちゃってください!」
「う…わ、分かった…。」
「ちょっと待ってくんない?なんでミーシェさんな訳?」
「…え?」
渡辺だ。
「元々ミーシェさんが考えた企画なんだしみんなの分まで仕事するのは当たり前じゃーん!」
「それな!」
「ていうかマジ超つまんなそうなんですけど!成功すんの?こんなの。」
「そ、それは…。」
「それに塗り方とかもムラだらけだし。どうせ適当にやってたんでしょ?めんどくさいとか言って。」
「そんなこと…私は…」
ミーシェは目に涙を溜め訴える。
「そ、そうだ!適当にやったんだろ?!」
天城も加わってきた。
「藤山は不良だしな、真面目にやるはずがない!どうせ仕事なんてできないに決まってる!お化け屋敷は俺たちに任せて藤山はどこかに行ってろ!」
「そんなの…無いよ…。」
「君…何言ってるかわかってるのか?」
江ノ島と小宮が反論する。
「江ノ島さん…君は頑張っていたからもちろん仕事はあるよ?こっちにおいで。」
天城が手を差し伸べた。
「天城くん…さすがにそれは…。」
「ミーシェさんも。君も頑張ってたから…!ミーシェ…さん?」
「っ…う…」
ミーシェの目から零れる涙。
「どうしたんだい?藤山になにかされたのか?」
「どう…して…?なんで…私はただ…みんなと楽しみたかっただけなのに…!」
「藤山!よくもミーシェさんを…!」
「…はあ〜…ピーピーうるせえなぁ…。」
「なんだと?!」
「ユウ…。」
「そろそろ俺も怒るぞ?ていうか自分で言ってておかしいと思わねえの?それ。」
「…なんだと?」
「もしかして自覚ないのか?つくづく便利に出来てるなお前のご都合解釈。…ていうかもう病気だろ。」
「ふざけるな!どこも間違っていないだろ?!お前は仕事してないだろうが!」
「少なくともお前よりはしてる自信はある。」
「ふざけるな!俺は誰よりもクラスの為を思って言ってるんだ!頑張ってた人が当日辛い思いをするのは許せない!」
…
一瞬静まる教室。
「…お前…それ本気で言ってんの?」
「え?」
優は静かに天城の方に近づく。
あまりの気迫に天城は後ずさる。
そして壁まで追いやった。
「ぼ、暴力は…」
ダンッ!
優は壁に思い切り拳をぶつける。
「なら…なんで1番頑張ってたミーシェが泣いてんだよ…!」
「ユウ…!」
クラス内も突然の事で困惑する。
「適当にやってた?馬鹿言うな。ミーシェがどれだけ遅くまで頑張ってたと思ってんだよ?寝る間も惜しんでやってたんだぞ?お前がゲーセンで他校の女子と遊んでいる間にもな。」
「な!なんでそれを…!」
「お前には分からねえだろ?ミーシェの苦労が。毎日毎日遅くまで残って…。俺がバイトで出れなかった時も一人でやってたよ。それをお前は否定してんだぞ?どんな気持ちだと思う?本番をみんなと楽しむために準備してきたミーシェが本番の楽しみを奪われるんだぞ?俺はお前みたいなタイプ1番嫌いだよ。クラスで団結したいのか知らんけど行事の本番だけしゃしゃりでて…それでリーダー気取りか?もう一度言うぞ?俺はこの際どうでもいい。ただミーシェの努力を…否定すんじゃねえよ!!」
優は天城の胸ぐらを掴み怒鳴る。
「っ…あ…ああ…」
天城はその場に崩れ落ちる。
「ふう…」
沈黙が生まれた。
「花園、シフト組み直してくれ。満遍なくな。」
「は、はい…!」
「ユウ…。」
ポン…
「!」
優はミーシェの頭に手を置く。
「大丈夫。お前が頑張ってたのは俺も陸もみんな分かってる。円陣は…お前がやれ。」
「う、うん…!」
まだ納得の行かない生徒は円陣には加わらなかった。
「じゃ、じゃあ…ぜ、絶対成功させるぞ〜!」
…おう!
天城クズすぎて書いてる途中に殺したくなったw
まあ書いたの俺なんですけどねw
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天城がみんなを集めて呼びかけた。
……
「どうした?みんな?」
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「お前…なんもしてねぇじゃん。」
「なんだと?少なくともお前よりはやってる!」
「それは無いだろ…。…このシフトはどういうことだよ…。俺らなんの仕事もないんだけど。作ったのお前だよな?」
「それはお前達が全然仕事をしていなかったからだ!当日だけ楽しむのは許さない!」
「あのなぁ…俺は仕事してなかったやつが当日になってしゃしゃり出て来るのが一番許せないんだよ。円陣はお前じゃなくて…花園がやれよ。それにシフトも変えてくれ。」
「わ、私ですか?!」
「僕もそれがいい。」
「だね!美琴ちゃん頑張ってたし!」
「…よろしく、美琴。」
「頑張って!」
居残り組が声をかけた。
お泊まり会から一週間、優達は死にものぐるいで準備をした。クラスの委員長である天城は何故か準備を手伝わず、全て副委員長の花園に丸投げしたのだ。
それからは天城がいないということで準備を手伝うものも激減。
結果、優達は夜遅くまで準備をすることになった。
仕事をしていたのは優やミーシェ、陸、松山や江ノ島、花園と何故か橘組を含めたクラスの半分に過ぎないだろう。
「ふざけるな!俺は部活の出し物が忙しかったんだよ!」
「出し物?お前確か…サッカー部か…。出すもんねえだろ?」
「あ、ある!…そ、そうだ!こ、子供たちにサッカーを教えることになってるんだ!それの話し合いで忙しかったんだ!」
花園がそれに応える。
「話し合い?それだけで1週間も使うとは思えませんが?」
「っ…!」
「もういいです。過ぎたことですし。」
「なら…!」
「でも私もあなたが円陣に入ることには納得できません。シフトも変えさせてもらいます。」
「は?俺は…!」
「ミーシェさん、あなたがやってくれませんか?」
「へ?私?」
「…確かに。」
「お前頑張ってたもんな。」
「そ、それならユウの方が…」
「俺は…いいや。恥ずいし。」
「ミーシェ!かましちゃってください!」
「う…わ、分かった…。」
「ちょっと待ってくんない?なんでミーシェさんな訳?」
「…え?」
渡辺だ。
「元々ミーシェさんが考えた企画なんだしみんなの分まで仕事するのは当たり前じゃーん!」
「それな!」
「ていうかマジ超つまんなそうなんですけど!成功すんの?こんなの。」
「そ、それは…。」
「それに塗り方とかもムラだらけだし。どうせ適当にやってたんでしょ?めんどくさいとか言って。」
「そんなこと…私は…」
ミーシェは目に涙を溜め訴える。
「そ、そうだ!適当にやったんだろ?!」
天城も加わってきた。
「藤山は不良だしな、真面目にやるはずがない!どうせ仕事なんてできないに決まってる!お化け屋敷は俺たちに任せて藤山はどこかに行ってろ!」
「そんなの…無いよ…。」
「君…何言ってるかわかってるのか?」
江ノ島と小宮が反論する。
「江ノ島さん…君は頑張っていたからもちろん仕事はあるよ?こっちにおいで。」
天城が手を差し伸べた。
「天城くん…さすがにそれは…。」
「ミーシェさんも。君も頑張ってたから…!ミーシェ…さん?」
「っ…う…」
ミーシェの目から零れる涙。
「どうしたんだい?藤山になにかされたのか?」
「どう…して…?なんで…私はただ…みんなと楽しみたかっただけなのに…!」
「藤山!よくもミーシェさんを…!」
「…はあ〜…ピーピーうるせえなぁ…。」
「なんだと?!」
「ユウ…。」
「そろそろ俺も怒るぞ?ていうか自分で言ってておかしいと思わねえの?それ。」
「…なんだと?」
「もしかして自覚ないのか?つくづく便利に出来てるなお前のご都合解釈。…ていうかもう病気だろ。」
「ふざけるな!どこも間違っていないだろ?!お前は仕事してないだろうが!」
「少なくともお前よりはしてる自信はある。」
「ふざけるな!俺は誰よりもクラスの為を思って言ってるんだ!頑張ってた人が当日辛い思いをするのは許せない!」
…
一瞬静まる教室。
「…お前…それ本気で言ってんの?」
「え?」
優は静かに天城の方に近づく。
あまりの気迫に天城は後ずさる。
そして壁まで追いやった。
「ぼ、暴力は…」
ダンッ!
優は壁に思い切り拳をぶつける。
「なら…なんで1番頑張ってたミーシェが泣いてんだよ…!」
「ユウ…!」
クラス内も突然の事で困惑する。
「適当にやってた?馬鹿言うな。ミーシェがどれだけ遅くまで頑張ってたと思ってんだよ?寝る間も惜しんでやってたんだぞ?お前がゲーセンで他校の女子と遊んでいる間にもな。」
「な!なんでそれを…!」
「お前には分からねえだろ?ミーシェの苦労が。毎日毎日遅くまで残って…。俺がバイトで出れなかった時も一人でやってたよ。それをお前は否定してんだぞ?どんな気持ちだと思う?本番をみんなと楽しむために準備してきたミーシェが本番の楽しみを奪われるんだぞ?俺はお前みたいなタイプ1番嫌いだよ。クラスで団結したいのか知らんけど行事の本番だけしゃしゃりでて…それでリーダー気取りか?もう一度言うぞ?俺はこの際どうでもいい。ただミーシェの努力を…否定すんじゃねえよ!!」
優は天城の胸ぐらを掴み怒鳴る。
「っ…あ…ああ…」
天城はその場に崩れ落ちる。
「ふう…」
沈黙が生まれた。
「花園、シフト組み直してくれ。満遍なくな。」
「は、はい…!」
「ユウ…。」
ポン…
「!」
優はミーシェの頭に手を置く。
「大丈夫。お前が頑張ってたのは俺も陸もみんな分かってる。円陣は…お前がやれ。」
「う、うん…!」
まだ納得の行かない生徒は円陣には加わらなかった。
「じゃ、じゃあ…ぜ、絶対成功させるぞ〜!」
…おう!
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コメント
ノベルバユーザー431520
よくやった優!!そしてありがとう作者さん。おかげでスッキリしました!
黒音
渡辺も排除だ( 。∀ ゚)
ノベルバユーザー213436
まだ渡辺たちが残ってるぞw
かつあん
自分で書いてて殺したくなるほどウザイやつとはwまあ知ってたけどw
それにしても天城は今までどうやって生きてきたんだ?と思うw
りよーう
天城くそうぜぇ