腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める学園生活〜
1話 急展開
ミーシェとの会話以降、ミーシェが優を振り回すことが増えた。
昼休み。
優はコンビニの袋からおにぎりを出していつもの様に本を読みながら、頬張り始めた。
「ミーシェさん、良かったら俺たちと一緒にランチにしないか?」
「天城くん。ごめんね、約束があるの。ね?ユウ?」
「へ?」
ミーシェは優に笑顔で尋ねてくる。
「ミーシェさん、朝も言ったが彼はやめておいた方がいい。何より彼自身ひとりが好きなんだ。」
「そうなの?ユウ。」
「好きっていうか…一緒に食べる人がいないだけ。」
「ならちょうどいいね。私もいないの。一緒に食べよ?」
「でも…。」
優はそう言って天城に視線を移す。
睨んでるなぁ…。
ここは丁寧に断ろう。
「ミー…」
「…ダメ?」
優はこの上目遣いに勝つことが出来なかった。
「い、一緒に食べましょう…。」
「わぁ!机くっつけていい?」
「は、はい…!」
「!、どうして藤山なんだ?」
「私、本好きだから。」
「くっ…」
天城は苦虫を噛み潰したような顔で去っていった。
「ユウは…コンビニのおにぎり?」
「あ、うん。ミーシェさんはお母さんが作ったの?」
「ううん。これは手作りだよ。私の。」
「へ、へぇ…凄いね。料理できるなんて。」
「私はお姉ちゃん2人の三姉妹で暮らしてるんだけどね、二人とも料理が壊滅的に下手だから…私が3人分作ってるの。ユウは…家族は何人?」
「…僕は…一人暮らしだよ…っ…」
脳裏にあの男の顔が浮かぶ。
「へぇ…ご両親は?」
「…今は…いないんだ…。」
「そうなんだ。兄弟とかは?」
「ね、姉さんがひとり。…いたんだ。」
「いた?」
「ごめん、実は俺以外の家族は…もういないんだ。」
「!…ご、ごめんなさい。変な事聞いて…。」
「い、いや、いいんだ。」
「ごめんなさい…。」
「そ、それよりも、本だっけ?」
「あ、うん。ユウが今読んでるのは?」
「こ、これはライトノベルと言いましてですね。」
「可愛い絵だね。」
「あ、うん。」
「それはどういう話なの?」
「これはバトル系のやつで…。」
「ふむふむ…。詳しく聞かせて?」
「う、うん。それで…」
「…ていう感じかな。ミーシェさん?」
「すごいよ!ユウは説明が上手だね!」
「え?そ、そうかな…。」
「うん!私も読んでみる!」
「あ、良かったら貸そうか?」
「いいの?!」
「うん、明日オススメのやつ持ってくるよ。」
「ありがとう!あ、でもすぐ読みたいから…取りに行っていい?」
「へ?」
その日の放課後。
優はいつも通り帰りの支度をしていた。
「ミーシェさん、歓迎会をしようと思うんだけど…放課後いいかな?」
「え?あ…ごめんね天城くん。この後行かなきゃいけないところがあるんだよね。」
「そうなのかい?なら…仕方ないか。」
天城は渋々下がっていった。
「よし!帰ろ?ユウ。」
「あ、うん…。」
ミーシェは直ぐに読みたいということで優の家に本を取りに行くことになった。
どうしよう…。ちゃんと片付いてたかな…。でもまあ玄関先だけだろきっとそうだ。心配するな…。
「あ、ユウ。」
「え?どうしたの?」
「一人暮らしでしょ?」
「うん。そうだけど…。」
「じゃあ私が晩御飯作ってあげるね…。スーパーに寄るね〜!」
「え!?ちょ…ミーシェさん?!」
嘘だろ…。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あと3話出します。
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昼休み。
優はコンビニの袋からおにぎりを出していつもの様に本を読みながら、頬張り始めた。
「ミーシェさん、良かったら俺たちと一緒にランチにしないか?」
「天城くん。ごめんね、約束があるの。ね?ユウ?」
「へ?」
ミーシェは優に笑顔で尋ねてくる。
「ミーシェさん、朝も言ったが彼はやめておいた方がいい。何より彼自身ひとりが好きなんだ。」
「そうなの?ユウ。」
「好きっていうか…一緒に食べる人がいないだけ。」
「ならちょうどいいね。私もいないの。一緒に食べよ?」
「でも…。」
優はそう言って天城に視線を移す。
睨んでるなぁ…。
ここは丁寧に断ろう。
「ミー…」
「…ダメ?」
優はこの上目遣いに勝つことが出来なかった。
「い、一緒に食べましょう…。」
「わぁ!机くっつけていい?」
「は、はい…!」
「!、どうして藤山なんだ?」
「私、本好きだから。」
「くっ…」
天城は苦虫を噛み潰したような顔で去っていった。
「ユウは…コンビニのおにぎり?」
「あ、うん。ミーシェさんはお母さんが作ったの?」
「ううん。これは手作りだよ。私の。」
「へ、へぇ…凄いね。料理できるなんて。」
「私はお姉ちゃん2人の三姉妹で暮らしてるんだけどね、二人とも料理が壊滅的に下手だから…私が3人分作ってるの。ユウは…家族は何人?」
「…僕は…一人暮らしだよ…っ…」
脳裏にあの男の顔が浮かぶ。
「へぇ…ご両親は?」
「…今は…いないんだ…。」
「そうなんだ。兄弟とかは?」
「ね、姉さんがひとり。…いたんだ。」
「いた?」
「ごめん、実は俺以外の家族は…もういないんだ。」
「!…ご、ごめんなさい。変な事聞いて…。」
「い、いや、いいんだ。」
「ごめんなさい…。」
「そ、それよりも、本だっけ?」
「あ、うん。ユウが今読んでるのは?」
「こ、これはライトノベルと言いましてですね。」
「可愛い絵だね。」
「あ、うん。」
「それはどういう話なの?」
「これはバトル系のやつで…。」
「ふむふむ…。詳しく聞かせて?」
「う、うん。それで…」
「…ていう感じかな。ミーシェさん?」
「すごいよ!ユウは説明が上手だね!」
「え?そ、そうかな…。」
「うん!私も読んでみる!」
「あ、良かったら貸そうか?」
「いいの?!」
「うん、明日オススメのやつ持ってくるよ。」
「ありがとう!あ、でもすぐ読みたいから…取りに行っていい?」
「へ?」
その日の放課後。
優はいつも通り帰りの支度をしていた。
「ミーシェさん、歓迎会をしようと思うんだけど…放課後いいかな?」
「え?あ…ごめんね天城くん。この後行かなきゃいけないところがあるんだよね。」
「そうなのかい?なら…仕方ないか。」
天城は渋々下がっていった。
「よし!帰ろ?ユウ。」
「あ、うん…。」
ミーシェは直ぐに読みたいということで優の家に本を取りに行くことになった。
どうしよう…。ちゃんと片付いてたかな…。でもまあ玄関先だけだろきっとそうだ。心配するな…。
「あ、ユウ。」
「え?どうしたの?」
「一人暮らしでしょ?」
「うん。そうだけど…。」
「じゃあ私が晩御飯作ってあげるね…。スーパーに寄るね〜!」
「え!?ちょ…ミーシェさん?!」
嘘だろ…。
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コメント
芝崎ゆい
1コメ ゲット!!