話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

一台の車から

Restive Horse

7.フォーミュラスポーツカー(ロータス スーパーセブン)

その車は恐ろしく低く疾っていた。
休日のことだ。
自宅から少し離れたショピングモールに買い物をし、海岸沿いを通って帰っていたときにその車とは遭遇した。
それはロータススーパーセブンだった。
気持ち良さそうに2cvをオーバーテイクしていった。




ロータススーパーセブン。
ロータスが1957年に作ったキットカーだ。

キットカーとは自分で組み立てる車のことだ。
そのため、趣味の車として扱われている。

ボディは昔のF1のようなオープンボディのデザインでドアがなく、車両重量約500Kgしかない。
エンジンは直列4気筒のエンジンが搭載されているのだが、バーキンス、ケータハム、フォード、スズキなど沢山のメーカーのエンジンが搭載されているため僕が見たのはどの排気量で何馬力出ているかはわからない。
だいたいは1600cc~1800ccで150馬力を発生させているらしいので、パワーウェイトレシオは3.3となる。1988年に日産から送り出された最強スポーツカー、スカイラインR32 GT-Rは車両重量約1400kg、280馬力を発生させているのでパワーウェイトレシオは5.0となる。
パワーウェイトレシオだけでみれば、レーシングカーに近い。

僕は中学のとき一度だけスーパーセブンのドライビングシートに座らせてもらったことがある。
シート位置は低いの一言。
座りながら地面に手がとどくのだ。
シフトノブは奥の方にあり、ステアリングは超小径だ。
3つのペダルは間隔が狭く、細い。
しかし、オープンボディのため、開放感はとても大きかった。




自宅に帰ってきて、

「セブンは公道のフォーミュラカーだな。」

と一言かけて鍵をしめた。

「一台の車から」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「文学」の人気作品

コメント

コメントを書く