一台の車から
5.小型大衆車の最高傑作(フィアット500 チンクエチェント)
二気筒の独特な音をしていた。
帰宅途中のことだ。
信号で止まろうと減速し始めたとき隣の車線に小さな車が一台停車していた。
黄色に細く小さなテールランプ。
フィアット500、チンクエチェントだ。
隣に停車し、チンクエチェントを見たらドライバーさんが挨拶してくれた。
信号が青になり、チンクエチェントは細いトルクで加速していき闇夜に消えた。
フィアット500、チンクエチェント。
イタリアのフィアット社が作った小型車の傑作だ。
RRレイアウトに500ccの二気筒エンジンを載せた車である。
よくルパン三世の車だという人がいるが、正確にはルパン三世の乗っている車の原型だ。
あの作品で描かれている車はアバルト500という車でチンクエチェントをアバルトが改造したものだ。
チンクエチェントはイタリアの大衆車である。
この車の先祖にあたるトッポリーノという車があるが、2cvやビートルが人気を集めているのを見て、大衆車を作ろうとしたのがきっかけだ。
だから、トッポリーノのツーシータ、フロントエンジンがチンクエチェントではフォーシーター、リアエンジンへと変わっている。
この車はどこから見てもイタリア人が作ったということがわかるくらい個性が主張されている。
 チンクエチェントに搭載されるエンジンは草刈り機のエンジンという噂が有名だが、手を抜こうとするイタリア人ぽさがでている。
ボディもそうだ。
このサイズでモノコックボディを採用しているが、デザインはなぜか可愛さと美しさを両立している。
チンクエチェントはまさに小型大衆車の完成品と言える一台だと感じる。
最近になって新しくチンクエチェントを名乗った車が出てきたが、僕はあれをフィアット500の後継機とは認めたくない。
FFと水冷化は仕方なかったとしても、あのサイズは大きすぎだ。
大きくても小さく見えるようなデザインはできなかったのだろうかと思う。
帰宅し家の駐車場に2cvを止めて
「チンクエチェント、久しぶりに見たな。
ああいう車がでないかな。」
なんて言いながら僕は鍵をしめた。
帰宅途中のことだ。
信号で止まろうと減速し始めたとき隣の車線に小さな車が一台停車していた。
黄色に細く小さなテールランプ。
フィアット500、チンクエチェントだ。
隣に停車し、チンクエチェントを見たらドライバーさんが挨拶してくれた。
信号が青になり、チンクエチェントは細いトルクで加速していき闇夜に消えた。
フィアット500、チンクエチェント。
イタリアのフィアット社が作った小型車の傑作だ。
RRレイアウトに500ccの二気筒エンジンを載せた車である。
よくルパン三世の車だという人がいるが、正確にはルパン三世の乗っている車の原型だ。
あの作品で描かれている車はアバルト500という車でチンクエチェントをアバルトが改造したものだ。
チンクエチェントはイタリアの大衆車である。
この車の先祖にあたるトッポリーノという車があるが、2cvやビートルが人気を集めているのを見て、大衆車を作ろうとしたのがきっかけだ。
だから、トッポリーノのツーシータ、フロントエンジンがチンクエチェントではフォーシーター、リアエンジンへと変わっている。
この車はどこから見てもイタリア人が作ったということがわかるくらい個性が主張されている。
 チンクエチェントに搭載されるエンジンは草刈り機のエンジンという噂が有名だが、手を抜こうとするイタリア人ぽさがでている。
ボディもそうだ。
このサイズでモノコックボディを採用しているが、デザインはなぜか可愛さと美しさを両立している。
チンクエチェントはまさに小型大衆車の完成品と言える一台だと感じる。
最近になって新しくチンクエチェントを名乗った車が出てきたが、僕はあれをフィアット500の後継機とは認めたくない。
FFと水冷化は仕方なかったとしても、あのサイズは大きすぎだ。
大きくても小さく見えるようなデザインはできなかったのだろうかと思う。
帰宅し家の駐車場に2cvを止めて
「チンクエチェント、久しぶりに見たな。
ああいう車がでないかな。」
なんて言いながら僕は鍵をしめた。
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