とある歌姫の物語

マリン

ナビ・・・

(そーいやこれ、私喋ってないよね…?)
『そうだね。だって、おぎゃーとしか言えないしwんで、それがどーした?』
(なんで私と会話出来てるの?)
『そりゃ、心読んでっからな』
(え・・・)
『ほんとだよ?』
(・・・ころ)
『え・・・?』
(こころ!)
『な、なにが?』
(あなたの名前!)
『こころ・・・それが私の・・・名前・・・』
(だめかな?)
『ううん!めっちゃうれしい』
(そっか、それにしても、これからどーしよっか?)
『魔法でも使ってみれば?』
(どーやって?)
『ろうそくが目の前にあるとするの、それに火を灯すような感じを思い浮かべてみて』
(う・・・うん・・・こうかな・・・?)ボウッ
言われたとおりに思い浮かべた瞬間、目の前に火があらわれた。
(わっ!すごい!思った通りになったよ!!)
『これを他の人には言っちゃだめだよw』
(なんで?)
『無詠唱でできる人が少ないから、こんなのが世に知れたらやばいのよ?』
(そっか、ならなんで教えてくれたの?)
『絶対に信用できるって人になら教えてもいいのよ』
(そうなんだ)
『というか、そのぶっ壊れステで知らないのがおかしいわ』
(あのぅ・・・自覚あるんで、結構心にグサッと来るんだけど?)
『あっそ』
(つんでれか・・・)
『あ、そうだ。このあと、赤ちゃんでもすることないから飛ばすね?』
(いやいやいやいや、どうやって?)
『ん?普通にただ、魂に眠ってもらうだけよ。てか、聞いてないの?』
(うん、きいてない)
『気が付いたら5歳だから、大丈夫よ。』
(・・・うん)
♪~~~
綺麗な音色だな・・・

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