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よしつぶ

信じられない真実

「、、、君の御両親の事故についてだ、京華は"交通事故"について詳しく聞いているのかい?」

言われてみれば、交通事故とだけで詳しい内容は聞いてなかった。正直気にならなかった訳では無かったがそんな余裕はなかったのだ、、、

「い、いや、、、」

「その様子ではやはり聞いていないのだろう、君の御両親は交通事故に見せかけ"殺された"のだ、確かに普通に見れば交通事故にしか見えないが"我々"からしてみればおかしな点はいくらでもあった、、、調べれば違和感は確信になった」

殺されたという一言により私は落ち着いていられなかった、

「殺された?でも誰に、やっぱりあの葬儀の時の誰かに?でもどうして?」

ただただ何故?どうして?と疑問を投げかけていた、、、もう無意識だった

「まぁ待ちたまえ、順序を追って説明しよう。わかりやすく説明するにはどうやって殺されたのか、からだろうね。推理小説で
言うところの"トリック"に当たる部分だ。読んだことはあるかい、シャーロック・ホームズの冒険なんかの推理小説は?」

きっと落ち着かせるためにこんな質問をしたのだろう、おかげで落ち着くまでには行かなくても先程のように取り乱したりはしていない、、、しかし

「本格的にはないですが、まぁ読んだことはありますが、そんなことより早く真実を教えて下さい」

そんなことはどうでもいいからお母さんとお父さんが殺されたという話について知りたいのだ

「それもそうだ、すまない。ではどうやって殺されたのかについてだが…簡単に、そして君達でも馴染みのある言葉で言えば"魔法"や"魔術"という言い方がいいかな、」

「はぁ、、、はぁ!?」

やっぱりこの叔父は頭がおかしいんだ、中学二年生から頭の中が成長してないんだ、、、勿論そう思った、探偵をやっているし(偏見ではあるけど)早く帰ろう

「な、なるほどぉ、、、」

「突然、だから信じていないのだろうね…まぁ当然だ。未知と出会うとはそういうことなのだからね、でも冗談なんかでは無いよ。いくら私が悪戯好きだとしても実の姉を失って冗談なんか言えないさ」

さっきまで散々言っていた気はしたがその声は真剣そのものだった、

「代々家は"それらを扱ってきた一族"でね、そんな中姉さんは特段その才能があったんだ、、、いや才能と言うより体質だね」

「お母さんも"魔法使い"だったって言うんですか?」

勿論、信じられない話だが会話位しないといけないと思い半ば適当に返した

「いや、姉さんは君のお父さんにあってから全てを投げ出したんだ。だからこそ姉さんは家との関わりを捨てた、この巫という名以外はね…ただそれに協力したうえに私も家との関わりを求めていなかったことから最初の頃は連絡を取り合ったさ17年前まではね…」

「それって、、、」

そう、17年前と言うと私が生まれる前、もしくは生まれた後と言う事だ

「あぁ君の想像通りだ、君が生まれたからこそこちらとの縁を完全に切ったんだ。我々のような人生を歩むと言うことはそれだけで、命を狙われることになるからね、ましてや巫家の"特異体質"ともなればね…」

私はそこまでの話を上手く理解出来ていないまま立ち上がりもう帰ろうと思った。このまま聞いていても埒が明かないと思ったのだ

「もういいです、今日はもう帰ります」

とりあえず早く出たかった、なので足早に扉に向かった

「待ちたまえ、まず京華、君はじっとしているんだ、、、」

とりあえず、なんだか怖かったので言うとうり歩くのを辞めると続けて

「次に、影の中の君は出てくるといい」

そう、叔父が言うと

「いつから気づいていた?」

「簡単な事だよ、"始めから"だ」

突然私の影の中から声が聞こえそれに叔父が返事をしていた

「か、影から声が、、、」

私は、叔父と影の中からの声とのやり取りを聞きながら戸惑いと恐怖で頭の中が真っ白になってしまっていた

「そうかい、ならばこの小娘が人質だ」

影から出てきたのは、道の途中で会った警察官だった

「さっきの警察の人!?なんで?」

「君がここに向かってることはすぐに分かったさ、何せ君の両親を殺したのは上の人間だからな、そしてここからまずは"御三家"と呼ばれる巫家に近づけられればそれで俺の任務も終わりだったからな」

私は、警察官が言っている事をまるで理解出来なかった、一つだけ分かったのはこのまま死んでしまう突然いう事だった

「そうかい、とりあえず人の姪に手を出したんだ、、、それ相応の覚悟は出来ていると思っても構わないね?」

相変わらず、優しげな声で言った

「黙ってろ!このままこいつを殺してもいいんだ―」

途中で警察官の声は聞こえなくなった、その代わり気づいたら叔父が私を抱えて扉の方へと抜けていた、警察官は私が居なくなったことに少し驚きながらもこちらを睨み駆け寄ろうとしてきたとき、警察官は何かしらに弾かれたように尻餅を着いた

「君の周りに結界を張らせてもらった」

そう私を下ろしながら言うと、指を鳴らしながら、、、

巫式光分子圧縮結界かんなぎしきこうぶんしあっしゅくけっかい

と、叫んだ
すると、急に警察官の周りが光り始めたそしてその光は警察官にどんどん集まっていき眩しくなったと思ったら警察官は消えており光も2~3cm程の大きさになっていた…

「急ではあったがこれが君らで言うところの魔法や魔術に当たるものだ信じて貰えたかな?」

私は目の前で起こった事に対してまだ実感はないが信じるしかないと言うことだけは分かった。

「はい、何となく分かりました、、、」

「よろしい、流石は私の姪だ。なかなか賢い、そこで提案だが君の御両親を殺したのはさっきの警察官の格好をした者と同じ者達だしかもあんなものとは比べものにならないのも沢山いる、、、つまり
"私の元に来ないか?"」

今日1日で色々なことを知らされて信じられない光景を見て、普通なら驚いたと思う。しかし2度目だが今日は色々あり過ぎたのだ、、、

「はい、、、分かりました、、、」

「そうか、では歓迎するよ
"巫探偵事務所へようこそ"
君を必ず守ってみせよう」

そうして私は叔父に引き取られる事になったのだ、、、

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