覚えた魔法は異世界召喚魔法!?
89話 激戦
89話
マリウスとの戦いは激しさを増すばかりだった。
最初に立てた作戦も今では意味をなしていない。
「数ばかり多くたってしょうがないんだよ」
マリウスは上空に手を掲げた。
ナーラは上空に何かを感じた。
「皆さん上です!」
上空からは無数の剣が降り注いだ。
各自、防御の姿勢をとった瞬間。無数の剣は消え全てマリウスの上に降ってきた。
アルベイトの魔法だ。
「やっぱりやるね。君」
全ての剣はマリウスに命中すると思いきやマリウスの頭上にできたブラックホールらしきものに飲み込まれた。
「やはりな」
そう呟いたのはアルベイトだった。
「最初に貴様の空間ごと消そうとして何かに阻まれたと思ったらお前自身が防いだのか」
「驚いた?さっきは不意を突かれたけど僕も使えるんだ」
アルベイトの顔は険しくなっていた。近くにいた夢ちゃんが聞いた。
「何かあったんですか?師匠の同胞さん?」
「ああ、奴自身にはもう空間を使った攻撃ができない」
「大丈夫です。空間魔法がなくても私達ならきっと倒すことができます」
2人がそんな会話をしていると大きな巨体が影を作った...テス君だ。遠距離からブレスを放っていたが近距離戦にシフトしたのだ。
その巨体はマリウスを見下ろすようにその前に立った。
「大きいのが来たね」
マリウスはテス君に指を差した。するとマリウスの影から再び無数の剣が現れた。しかし、その剣は浮遊しながらテス君を目掛けて動いている。
神器だ。
けど本物ではないルシファーの魔法を使ったコピー品だ。だがルシファーより遥かにコピーできる量が増えている。
100本近くあるのだろうか。テス君はブレスを吐きながら自分の身を守った。
「タリア、助けるぞ」
「分かりました。お父さん」
タリアとその父親は自分の神器をテス君の元へ放った。
「そんな少ない数でどうするの?」
マリウスは笑いながら聞いてきた。
しかし、そのタリア達の神器はコピーされた神器を次々と弾き飛ばしていく。
「なんで、数では勝ってるはずなのに」
「紛い物の神器に本物が負けるはずありません!」
「マリウス、ルシファーの方がまだ神器を上手く使えてたな」
「うざいうざいうざいうざい、うざいな。この飛ぶだけの剣で勝ったきにならないでよね」
マリウスは地面に手をついたその時、周囲の地面が消えた。みんなは奈落となった穴に落ちていく。
「テス君!お願いなの!」
ナノの言葉でテス君はみんなを背中に乗せていく。
「よくやったナノ」
「けど全員は間に合わないなの」
「我が行く」
横を見ると空中に浮いているアルベイトがいた。足元を見ると空間が歪んでいる。
「あいつ、空も飛べるのかよ」
アルベイトの魔法にはいつも驚かされる。みんなが俺の魔法を初めて見た時もこんな感じなのだろうか。
アルベイトは残りの者を連れてきた。
「無事だったかタリア、沙知」
「「大丈夫」です」
2人は同時に答えた。その後お互い目を合わせて微笑んだ。どう言った意味があるのか分からないがとりあえず全員無事でよかった。
「これからどうすんだよ鏡、このまま攻撃されても俺のカウンターで防げるが奴を倒すことはできねーぞ」
「分かってる。今考え中だ。
ナーラ、マリウスの位置は分かるか?」
「穴を開けてから少しも動いていません。たぶん、アルベイト様と同じ原理で飛んでると思います」
膠着状態が続くと思ったやさきマリウスが動いた。
続く
マリウスとの戦いは激しさを増すばかりだった。
最初に立てた作戦も今では意味をなしていない。
「数ばかり多くたってしょうがないんだよ」
マリウスは上空に手を掲げた。
ナーラは上空に何かを感じた。
「皆さん上です!」
上空からは無数の剣が降り注いだ。
各自、防御の姿勢をとった瞬間。無数の剣は消え全てマリウスの上に降ってきた。
アルベイトの魔法だ。
「やっぱりやるね。君」
全ての剣はマリウスに命中すると思いきやマリウスの頭上にできたブラックホールらしきものに飲み込まれた。
「やはりな」
そう呟いたのはアルベイトだった。
「最初に貴様の空間ごと消そうとして何かに阻まれたと思ったらお前自身が防いだのか」
「驚いた?さっきは不意を突かれたけど僕も使えるんだ」
アルベイトの顔は険しくなっていた。近くにいた夢ちゃんが聞いた。
「何かあったんですか?師匠の同胞さん?」
「ああ、奴自身にはもう空間を使った攻撃ができない」
「大丈夫です。空間魔法がなくても私達ならきっと倒すことができます」
2人がそんな会話をしていると大きな巨体が影を作った...テス君だ。遠距離からブレスを放っていたが近距離戦にシフトしたのだ。
その巨体はマリウスを見下ろすようにその前に立った。
「大きいのが来たね」
マリウスはテス君に指を差した。するとマリウスの影から再び無数の剣が現れた。しかし、その剣は浮遊しながらテス君を目掛けて動いている。
神器だ。
けど本物ではないルシファーの魔法を使ったコピー品だ。だがルシファーより遥かにコピーできる量が増えている。
100本近くあるのだろうか。テス君はブレスを吐きながら自分の身を守った。
「タリア、助けるぞ」
「分かりました。お父さん」
タリアとその父親は自分の神器をテス君の元へ放った。
「そんな少ない数でどうするの?」
マリウスは笑いながら聞いてきた。
しかし、そのタリア達の神器はコピーされた神器を次々と弾き飛ばしていく。
「なんで、数では勝ってるはずなのに」
「紛い物の神器に本物が負けるはずありません!」
「マリウス、ルシファーの方がまだ神器を上手く使えてたな」
「うざいうざいうざいうざい、うざいな。この飛ぶだけの剣で勝ったきにならないでよね」
マリウスは地面に手をついたその時、周囲の地面が消えた。みんなは奈落となった穴に落ちていく。
「テス君!お願いなの!」
ナノの言葉でテス君はみんなを背中に乗せていく。
「よくやったナノ」
「けど全員は間に合わないなの」
「我が行く」
横を見ると空中に浮いているアルベイトがいた。足元を見ると空間が歪んでいる。
「あいつ、空も飛べるのかよ」
アルベイトの魔法にはいつも驚かされる。みんなが俺の魔法を初めて見た時もこんな感じなのだろうか。
アルベイトは残りの者を連れてきた。
「無事だったかタリア、沙知」
「「大丈夫」です」
2人は同時に答えた。その後お互い目を合わせて微笑んだ。どう言った意味があるのか分からないがとりあえず全員無事でよかった。
「これからどうすんだよ鏡、このまま攻撃されても俺のカウンターで防げるが奴を倒すことはできねーぞ」
「分かってる。今考え中だ。
ナーラ、マリウスの位置は分かるか?」
「穴を開けてから少しも動いていません。たぶん、アルベイト様と同じ原理で飛んでると思います」
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