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覚えた魔法は異世界召喚魔法!?

もぐら

79話 1位

79話

 私達がこのダンジョンに入って1週間が経つ。だいぶ奥まで来れた。
 最初のうちは戸村さんと夢ちゃんがモンスターを手当たりしだい倒していたため時間がかかってしまった。もし、次に冒険者がこのダンジョンに来たらモンスターの数が少なくて驚くだろう。

「師匠、なかなか悪魔は出てきませんね」

「そうだな。テレポートの魔法を抜けたら襲撃でもあると思ったがそれすらないな。悪魔同士で殺し合いでもしたのか?」

「この先も出なければ1番いいんですけどね」

 そう、私達はまだルシファーどころか悪魔とすら出会っていなかった。悪魔については戸村さんから色々と情報は聞いた。

「これなら一夜くんがいてもきっと大丈夫だよね」

「宮田さん、宮田さんは鏡くんと付き合ってるの?」

 夢ちゃんが聞きづらそう聞いてきた。

「ううん、付き合っていないよ。ただの片想いかな」

「その....なんで好きになったの?」

「夢ちゃんもそういう話するんだね。
 一夜くんは今はあんな性格しているけど昔は人一倍優しくて誰よりも友達を大事にする人だったんだ。本人はそのことは頑なに認めないけどね」

「それで好きになったの?」

「そんなとこかな。たいした理由じゃないよ。けど、今も昔も一夜くんの中身は変わってないよ」

「いいな〜、青春してるな。今ごろタリアも好きな子とかできたんだろうか」

「師匠!ルシファーを倒して早く娘さんに会いに行きましょう!」

「そうだな」

 私達が歩きながら会話をしていると暗がりの奥から足音が聞こえた。この悪魔の住処に足音が響いたということは間違いない。

「ルシファー様を倒すと聞こえましたが人間ごときが身の程を知れ」

 私達3人はすぐに戦闘態勢に入った。見た目ですぐに分かった。悪魔だ。

「宮田ちゃんは後ろでサポートを夢ちゃんは自分を守りつつ攻撃をしてくれ」

「「はい!」」

 悪魔はイライラしているように見えた。

「くそ、あと少しで見れたのに貴様らが来なければ」

 何かを言っているがまったく意味が分からなかった。

「仕掛けるぞ」

 戸村さんが浮遊する2つの剣で悪魔を斬りつけた。
 しかし、焦る様子もなくゆっくりと避けた。

「気をつけろ夢ちゃん!あの悪魔の周りだけ攻撃がゆっくりになるぞ」

 長年の戦いの経験から戸村さんはすぐに相手の能力を理解した。

「来いよ人間共!倒せるもんなら倒してみろよ。序列1位のこのバエル様をよ!」

続く

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