覚えた魔法は異世界召喚魔法!?
78話 さらなる奥へ
78話
クラスの騒ぎから逃げるため魔法陣の中に俺たちは入った。
「すいません鏡さん、私のせいで皆さんを勘違いさせてしまいましたね」
「いや、かえって良かったよ。みんなから逃げる口実ができたからな。
その悪かったな。次からはタリアに一言言ってあっちの世界に行くとするよ」
「はい」
「それで答えは決まったなの?」
「ナノちゃん!あれは違うの!告白とかじゃなくて、仲間としてで....」
「そうだぞナノ、俺も少し期待してしまったが違うぞ」
「......あの鏡さん、もし本当に私が告白してたらどう答えてました?........」
タリアは少し顔を赤らめている。タリアの気持ちは実際本当のような気がしてくる。
「...」
こう聞かれるとすごく困る。今までタリアはただの仲間だと思っていた訳だし沙知のこともある。付き合っているわけではないが沙知の俺に対する気持ちは薄々分かってる。
「もしそうだとしても答えは今の戦いが終わってからだな」
そうだ。悩みや考え事は今のことが終わってからだ。そしたらいくらでも悩むことができる。
「...そうですか」
タリアは少し残念そうな顔をしていた。
この光景を少し離れているところから見ていた女神がポツリとつぶやいた。
「青春じゃの」
これでこの話は終わった。それよりもこれからのことをタリア達に説明しなくては。
「タリア、ナノ、さっきも言った通りあっちの世界に行ったらダンジョンの中だ。警戒して入ってくれ」
「分かりました」
「了解なの!」
俺たちは魔法陣に入っていく。
辺りにはモンスターらしき気配はない。
「よし、進もう」
俺たちは順調に進んでいった。タリアの神器やナノのベヒモスを使い1人で進むより格段に安全でスムーズに進むことができた。
そしてついにアルベイトが設置した魔法の前まできた。
「どうするなの?」
「大丈夫だ。内田から回避の方法は聞いてある」
近くに小さな魔法陣がありその一部が触れるように出来ている。俺はその部分を聞いた通りにいじると目の前の空間の歪みが消えた。
「タリア、ナノこの先はどうなってるか分からない。マリウスのおかげで悪魔はほぼいないが今まで以上に警戒して行くぞ」
俺たちは奥へと進み始めた。
続く
クラスの騒ぎから逃げるため魔法陣の中に俺たちは入った。
「すいません鏡さん、私のせいで皆さんを勘違いさせてしまいましたね」
「いや、かえって良かったよ。みんなから逃げる口実ができたからな。
その悪かったな。次からはタリアに一言言ってあっちの世界に行くとするよ」
「はい」
「それで答えは決まったなの?」
「ナノちゃん!あれは違うの!告白とかじゃなくて、仲間としてで....」
「そうだぞナノ、俺も少し期待してしまったが違うぞ」
「......あの鏡さん、もし本当に私が告白してたらどう答えてました?........」
タリアは少し顔を赤らめている。タリアの気持ちは実際本当のような気がしてくる。
「...」
こう聞かれるとすごく困る。今までタリアはただの仲間だと思っていた訳だし沙知のこともある。付き合っているわけではないが沙知の俺に対する気持ちは薄々分かってる。
「もしそうだとしても答えは今の戦いが終わってからだな」
そうだ。悩みや考え事は今のことが終わってからだ。そしたらいくらでも悩むことができる。
「...そうですか」
タリアは少し残念そうな顔をしていた。
この光景を少し離れているところから見ていた女神がポツリとつぶやいた。
「青春じゃの」
これでこの話は終わった。それよりもこれからのことをタリア達に説明しなくては。
「タリア、ナノ、さっきも言った通りあっちの世界に行ったらダンジョンの中だ。警戒して入ってくれ」
「分かりました」
「了解なの!」
俺たちは魔法陣に入っていく。
辺りにはモンスターらしき気配はない。
「よし、進もう」
俺たちは順調に進んでいった。タリアの神器やナノのベヒモスを使い1人で進むより格段に安全でスムーズに進むことができた。
そしてついにアルベイトが設置した魔法の前まできた。
「どうするなの?」
「大丈夫だ。内田から回避の方法は聞いてある」
近くに小さな魔法陣がありその一部が触れるように出来ている。俺はその部分を聞いた通りにいじると目の前の空間の歪みが消えた。
「タリア、ナノこの先はどうなってるか分からない。マリウスのおかげで悪魔はほぼいないが今まで以上に警戒して行くぞ」
俺たちは奥へと進み始めた。
続く
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