覚えた魔法は異世界召喚魔法!?
59話 復活
59話
俺達は榊達がいる門前まで辿り着いた。悪魔と戦っているのかと思っていたが何やら悪魔と話していた。
「なぁ、榊と言ったかいいだろ?俺はアモンに無理やり連れてこられただけなんだ。俺は何も悪いことはしたことないしするつもりは無い。だからもうこの戦いは終わりにしよーぜ」
最後の悪魔が榊達に命乞いをしていた。
「断る!お前達悪魔が仕掛けた戦いだ。易々とここで逃すわけにはいかない」
「そう固いこと言うなよ勇者榊様、俺はあんた達の実力を認めて言ってるんだぞ」
俺はどうも悪魔の様子が不自然に感じた。何故わざわざ門前にやってきて命乞いをするんだ?わざわざ門前にやって来なくても普通に逃げればいいだけなのに。
どうやら隣にいたタリアも同じことを考えていたらしく悪魔の様子を気にしてた。
「鏡さんあの悪魔、何故あんなに動きながら喋っているのでしょうか?1歩ずつですが後ろに下がっている気もするんです」
確かに悪魔はゆっくりだが後ろに進んでいた。後ろにいく目的は1つしかない。
「内田!あの悪魔を後ろの黒い塊に近づけさせるな!」
「りょーかい」
内田は落雷のような速さで悪魔を食い止めに向かった。しかし、悪魔は内田が動いたのに気づいたらしく一気に黒い塊まで距離を詰めた。
「させるか!」
「よく気付いたな。けど一足遅かったな」
その悪魔は黒い塊の中に腕を入れた。その時、王国全体の空気が変わった。近くにいたナーラが急に震えだした。
「どうしたんですか?ナーラさん?」
「最悪の展開になりました。まさかあの黒い塊がそうだったなんて.......ベリアルです」
「まずいな、アルベイトは今どこにいるのか知ってるかナーラ?」
「いえ、旅にでるといったきりどこにいるのかは分かりません。探そうにも向こうの世界だと私の職は使えませんし」
「何で肝心な時にいないんだあいつは」
「どうするんですか?鏡さん?」
「悪魔を魔法陣に入れるわけにもいかないしな。ナノ、タリア、もう手の内を隠すのは無しだ。榊達も使って全力でベリアルを倒しにいく」
「はい!」
「なの!」
その時、黒い塊が破れ中から異様な悪魔が出てきた。体長はゆうに3メートルを超えていた。
「いい空気だ。思ったより早く復活できた」
「ベリアル様お帰りなさいませ。私共悪魔はあなた様の復活を心待ちにしておりました」
「ふむ、我を起こしたのは貴様か」
「はい、私はマルバスといいます」
「そうか、ご苦労」
ベリアルはマルバスの頭を掴むと何かを抜き取った。
「何をするんですか!?」
「我の養分となれ」
「があぁぁぁぁ.........」
「ふん、この程度しか取れないか。まぁ、ほかにも餌を沢山いる」
全ての人間が恐怖を覚えた。
続く
俺達は榊達がいる門前まで辿り着いた。悪魔と戦っているのかと思っていたが何やら悪魔と話していた。
「なぁ、榊と言ったかいいだろ?俺はアモンに無理やり連れてこられただけなんだ。俺は何も悪いことはしたことないしするつもりは無い。だからもうこの戦いは終わりにしよーぜ」
最後の悪魔が榊達に命乞いをしていた。
「断る!お前達悪魔が仕掛けた戦いだ。易々とここで逃すわけにはいかない」
「そう固いこと言うなよ勇者榊様、俺はあんた達の実力を認めて言ってるんだぞ」
俺はどうも悪魔の様子が不自然に感じた。何故わざわざ門前にやってきて命乞いをするんだ?わざわざ門前にやって来なくても普通に逃げればいいだけなのに。
どうやら隣にいたタリアも同じことを考えていたらしく悪魔の様子を気にしてた。
「鏡さんあの悪魔、何故あんなに動きながら喋っているのでしょうか?1歩ずつですが後ろに下がっている気もするんです」
確かに悪魔はゆっくりだが後ろに進んでいた。後ろにいく目的は1つしかない。
「内田!あの悪魔を後ろの黒い塊に近づけさせるな!」
「りょーかい」
内田は落雷のような速さで悪魔を食い止めに向かった。しかし、悪魔は内田が動いたのに気づいたらしく一気に黒い塊まで距離を詰めた。
「させるか!」
「よく気付いたな。けど一足遅かったな」
その悪魔は黒い塊の中に腕を入れた。その時、王国全体の空気が変わった。近くにいたナーラが急に震えだした。
「どうしたんですか?ナーラさん?」
「最悪の展開になりました。まさかあの黒い塊がそうだったなんて.......ベリアルです」
「まずいな、アルベイトは今どこにいるのか知ってるかナーラ?」
「いえ、旅にでるといったきりどこにいるのかは分かりません。探そうにも向こうの世界だと私の職は使えませんし」
「何で肝心な時にいないんだあいつは」
「どうするんですか?鏡さん?」
「悪魔を魔法陣に入れるわけにもいかないしな。ナノ、タリア、もう手の内を隠すのは無しだ。榊達も使って全力でベリアルを倒しにいく」
「はい!」
「なの!」
その時、黒い塊が破れ中から異様な悪魔が出てきた。体長はゆうに3メートルを超えていた。
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「そうか、ご苦労」
ベリアルはマルバスの頭を掴むと何かを抜き取った。
「何をするんですか!?」
「我の養分となれ」
「があぁぁぁぁ.........」
「ふん、この程度しか取れないか。まぁ、ほかにも餌を沢山いる」
全ての人間が恐怖を覚えた。
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