覚えた魔法は異世界召喚魔法!?
56話 逆転
56話
「頼む五十嵐!最初にできた穴に繋げるように穴を作ってくれ」
「くそ!こき使いやがって負けたらただじゃおかないからな」
五十嵐は最初の穴に沿うようにマリウスに近づく。
「また君か。もう一回穴に落ちてきなよ」
マリウスが再度穴を作る。しかし、一度食らっている五十嵐は穴の壁にしがみついてすぐさま地上に上がってきた。
「何やってんだ!五十嵐!」
マリウスと戦ってた内田が五十嵐に叫んだ。
「俺に言うんじゃね!鏡に言え」
「鏡が言ったのか。何か策があるな」
「内田てめー、鏡は信じて俺は信じねーのかよ」
「当たり前だろ」
「はぁ!?後でどうなるか分かっていッッッおわー」
話の途中でマリウスが穴を開けて再度五十嵐を落とした。
「敵ながらいいタイミングだったぞ悪魔」
「うるさいよ、僕は無視されたり一人にされるのが一番嫌いなんだ」
再度、内田とマリウスは斬り合い始めた。
「あの悪魔許さねー、一発入れてやる」
這い上がってきた五十嵐がマリウスに近づくがまた穴を作られそこに落ちた。
「あのやろーーー」
「おーい、もういいぞ五十嵐十分な穴の大きさだ」
「あぁ!穴なんて知ったことじゃね。俺はあの悪魔に一発入れるまで終わらねーぞ」
五十嵐は完全に頭に血が上っていた。少々面倒だ。
「五十嵐ありがとな。またな」
「は?何言ってッ」
五十嵐は鏡の出した馴染みの魔法陣の中に消えていった。何故か後ろでナーラが面白かったのかニコニコしていた。
「この後はどうするなの?」
「後はマリウスを穴の下に連れて行くんだが.....おっいいタイミングに戻ってきた」
「鏡、どうして五十嵐を戻した。これも策の内なのか」
「まぁ、策の邪魔だったからな。それよりマリウスの方は大丈夫なのか?」
「ああ、何故か一人でぶつぶついいながら大人しくなった」
「ぶつぶつ?」
俺はマリウスの方に目を向けた。確かに小さな声で何か言っている。
「あの人に久しぶりに会える。あと少しあぁ早く会いたいもう少しなんだあぁあの人とも一緒になりたい」
不気味で気になるをぶつぶつ言っている。しかしこの状況はちょうど良かった。
「内田、頼みたいことがある」
俺の考えを一通り内田に話した。
「分かった。今がいいタイミングだすぐに実行する」
内田は大人しくなったマリウスを穴の中へ一瞬で落とした。無抵抗のままマリウスは穴の底まで落ちた。
「何するの?あの人が目覚めるのにこんな穴の底じゃ見えないよ。もう君達と遊ぶのも終わりだよ。本気で死んでもらうからね」
マリウスが正面に目を向けるとそびえ立つ大きな影があった。マリウスの頰から一雫の汗が地面に落ちた。
「テス君やっちゃえーなの!」
続く
「頼む五十嵐!最初にできた穴に繋げるように穴を作ってくれ」
「くそ!こき使いやがって負けたらただじゃおかないからな」
五十嵐は最初の穴に沿うようにマリウスに近づく。
「また君か。もう一回穴に落ちてきなよ」
マリウスが再度穴を作る。しかし、一度食らっている五十嵐は穴の壁にしがみついてすぐさま地上に上がってきた。
「何やってんだ!五十嵐!」
マリウスと戦ってた内田が五十嵐に叫んだ。
「俺に言うんじゃね!鏡に言え」
「鏡が言ったのか。何か策があるな」
「内田てめー、鏡は信じて俺は信じねーのかよ」
「当たり前だろ」
「はぁ!?後でどうなるか分かっていッッッおわー」
話の途中でマリウスが穴を開けて再度五十嵐を落とした。
「敵ながらいいタイミングだったぞ悪魔」
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再度、内田とマリウスは斬り合い始めた。
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這い上がってきた五十嵐がマリウスに近づくがまた穴を作られそこに落ちた。
「あのやろーーー」
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五十嵐は完全に頭に血が上っていた。少々面倒だ。
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五十嵐は鏡の出した馴染みの魔法陣の中に消えていった。何故か後ろでナーラが面白かったのかニコニコしていた。
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「後はマリウスを穴の下に連れて行くんだが.....おっいいタイミングに戻ってきた」
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「まぁ、策の邪魔だったからな。それよりマリウスの方は大丈夫なのか?」
「ああ、何故か一人でぶつぶついいながら大人しくなった」
「ぶつぶつ?」
俺はマリウスの方に目を向けた。確かに小さな声で何か言っている。
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内田は大人しくなったマリウスを穴の中へ一瞬で落とした。無抵抗のままマリウスは穴の底まで落ちた。
「何するの?あの人が目覚めるのにこんな穴の底じゃ見えないよ。もう君達と遊ぶのも終わりだよ。本気で死んでもらうからね」
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