覚えた魔法は異世界召喚魔法!?
51話 ミス
51話
火の球を切り裂かれたボティスは不思議そうな顔をしていた。
「一般人!お前何者だ?」
タリアの周りに4本の剣が浮遊している。
「タリアちゃん...?」
倒れている桜田は驚きの表情をしていた。後ろの兵士達も何が起きたのか分からず不思議そうにしていた。
「ボティスさんあなたを殺したくありません大人しく捕まってください」
「調子に乗るな!一般人!」
ボティスはさらに大きい火の球を複数タリアに投げつけた。
タリアはまた全ての火の球をバラバラにした。そして一つの剣を高速でボティスの顔すれすれに飛ばした。ボティスの顔の頰から血が流れた。ボティスは固まったまま動かなかった。ここで始めて戦力差に気づいたのだ。ボティスは今自分が助かる道を懸命に考えた。そして出した結論は
「分かった大人しく捕まってやる、俺はお前の強さが分からないほど馬鹿じゃねーからな」
タリアは少し安心したような顔をした。怖さもあったのだろう。ボティスはナノの職を使って友達という名目で魔法陣の中に消えていった。そうこうしていると回復して立てるようになった桜田が話しかけてきた。
「タリアちゃん、どういうことなの?」
タリアは何て言えばいいか困っていたため俺が答えることにした。
「タリアは神器を持っている数少ない人の一人なんだ」
適当なことを言ってしまった。神器を持っている人間なんてどのくらいいるかは分からない。しかも桜田が神器について知っているかも分からないのにだ。
「神器...タリアちゃんすごい!王様から前に聞いたことがあるけどまさかタリアちゃんが持ってるなんて」
「はい、まぁ...そうですね」
「どこにあったの?どうすれば手に入るの?」
「あの、桜田さんまず回復して他の皆さんを助けに行きましょう」
「あっそうだね。私はもう回復終わったから武地くん達も回復させてあげないと」
回復している間に遠くにいた兵士達がやってきた。
「嬢ちゃんすごいな」
「まさか神器を持ってるとはしかも4つもだ」
「これで怖いものなしだ」
タリアは兵士達に褒めたたえられておどおどしている。
「タリア!ちょっとこっちに来てくれ」
俺はタリアを呼びこれからのことを話した。
「タリアは桜田達についてやってくれ。悪魔達がどこにいるか分からないしな。俺とナノは他の奴らのことを見てくる」
「あの、鏡さんそれは助けてあげるって捉えていいんですよね?」
「気が向いたらだ」
タリアは嬉しそうに笑顔だった。
「あとタリア、手の内出しすぎだ。せっかくその武器のこと隠そうと思ったのにもうバレちまった」
「すいません...」
「まぁ、気をつけろよ。危なくなったら俺の方に剣を飛ばしてくれすぐに駆けつけるから」
「わかりました。ありがとうございます」
「行くぞナノ」
「なの!」
続く
火の球を切り裂かれたボティスは不思議そうな顔をしていた。
「一般人!お前何者だ?」
タリアの周りに4本の剣が浮遊している。
「タリアちゃん...?」
倒れている桜田は驚きの表情をしていた。後ろの兵士達も何が起きたのか分からず不思議そうにしていた。
「ボティスさんあなたを殺したくありません大人しく捕まってください」
「調子に乗るな!一般人!」
ボティスはさらに大きい火の球を複数タリアに投げつけた。
タリアはまた全ての火の球をバラバラにした。そして一つの剣を高速でボティスの顔すれすれに飛ばした。ボティスの顔の頰から血が流れた。ボティスは固まったまま動かなかった。ここで始めて戦力差に気づいたのだ。ボティスは今自分が助かる道を懸命に考えた。そして出した結論は
「分かった大人しく捕まってやる、俺はお前の強さが分からないほど馬鹿じゃねーからな」
タリアは少し安心したような顔をした。怖さもあったのだろう。ボティスはナノの職を使って友達という名目で魔法陣の中に消えていった。そうこうしていると回復して立てるようになった桜田が話しかけてきた。
「タリアちゃん、どういうことなの?」
タリアは何て言えばいいか困っていたため俺が答えることにした。
「タリアは神器を持っている数少ない人の一人なんだ」
適当なことを言ってしまった。神器を持っている人間なんてどのくらいいるかは分からない。しかも桜田が神器について知っているかも分からないのにだ。
「神器...タリアちゃんすごい!王様から前に聞いたことがあるけどまさかタリアちゃんが持ってるなんて」
「はい、まぁ...そうですね」
「どこにあったの?どうすれば手に入るの?」
「あの、桜田さんまず回復して他の皆さんを助けに行きましょう」
「あっそうだね。私はもう回復終わったから武地くん達も回復させてあげないと」
回復している間に遠くにいた兵士達がやってきた。
「嬢ちゃんすごいな」
「まさか神器を持ってるとはしかも4つもだ」
「これで怖いものなしだ」
タリアは兵士達に褒めたたえられておどおどしている。
「タリア!ちょっとこっちに来てくれ」
俺はタリアを呼びこれからのことを話した。
「タリアは桜田達についてやってくれ。悪魔達がどこにいるか分からないしな。俺とナノは他の奴らのことを見てくる」
「あの、鏡さんそれは助けてあげるって捉えていいんですよね?」
「気が向いたらだ」
タリアは嬉しそうに笑顔だった。
「あとタリア、手の内出しすぎだ。せっかくその武器のこと隠そうと思ったのにもうバレちまった」
「すいません...」
「まぁ、気をつけろよ。危なくなったら俺の方に剣を飛ばしてくれすぐに駆けつけるから」
「わかりました。ありがとうございます」
「行くぞナノ」
「なの!」
続く
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