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覚えた魔法は異世界召喚魔法!?

もぐら

47話 神器の存在

47話

無い本を探しても仕方がないので何か違う情報を探すことにした。しかし、でてくるのはタリーエ王国の歴史や文化など言ってしまえばどうでもいいような情報ばかりだった。さらに探していると目にとまる本があった。

「神器について..か」

この本の内容は、この大陸には神器と呼ばれるものがある。棒をかざすだけで空から無数の雷が降り注いだりブレスレットを付けるだけでどんな攻撃を防いだり無数の剣が空中を飛び回ったりこの神器は所有者とともいきなりこの大陸に姿をあらわすのだと言う。
何も知らない人がこの神器の本を見れば目を輝かすことだろう。しかし俺には心あたりがあった。

「女神のチート武器はこっちでは神器扱いされているのか。タリアの剣が王国の神器について知ってる人が見れば騒ぎになるだろうな」

タリアの剣については王国の人に見られないように気をつけることにした。もし見つかって入手方法を聞かれたら面倒なことになる。

「鏡さーん!」

タリアの呼ぶ声が聞こえた。

「何か情報あったか?」

「あったんですがやはりあのテレポートの位置は不規則らしいです」

「そうか、仕方がない。上に戻るか」

「はい」

俺たちは地下から元の図書館に戻りアーリエに別れを告げて図書館を後にした。城から出るため通路を歩いていると目の前から葛西が一人で歩いてきた。俺はあまり話したくはないのだが1ヶ月後の戦いについてこの王国がどのような備えをするのか気になった。

「葛西、話しがあるんだけどいいか」

「.......なに」

「悪魔に備えてこの王国はどのような備えをするのか気になってな」

「あなたには関係ないでしょ。国民達はもう近くの街に逃げる準備を始めているわ。あなたも早く逃げなさいよ」

「鏡さんが逃げっっ」

葛西に反論しようとしたタリアを止めた。そして、葛西はタリアとナノのことを見た。

「....ちっちゃな女の子まで鏡は命の重さを知っているの?自分が戦えないのに女の子ばかり連れてこれからは運だけだと死ぬわよ」

「運だけで本当にここまで来たと思ってるのか?」

俺は威圧するように葛西に返答した。

「その女の子達が戦えるようには見えないけど....ステータスカードを見せて」

言われるがままステータスカードを差し出した。

鏡 一夜
レベル 7
属性 無
固有職 領域外の者

タリア イービス
レベル 16
属性 風
固有職 風の守り人

ナノ
レベル 20
属性 光
固有職 捕縛召喚の魔導師

葛西もステータスカードを差し出した。

葛西 夏帆
レベル 69
属性 水
固有職 極みの魔導師

俺たちのステータスカードを見て葛西は何かを理解した。

「捕縛召喚は名前のとうりの能力よね?....今まで捕縛したモンスターの力を使ってここまで来たのね」

「まぁ、間違ってはないな」

「モンスターじゃないなの!友達なの」

「...あなた達このレベルで友達ごっこや仲間ごっこをしてたら近いうちに絶望するわよ」

俺は何かを言いたそうなタリアを必死で抑えた。葛西は他に何も言わず俺たちの横を通り過ぎていった。

「なんで、何も言わないんですか!?」

「タリア、お前の武器のことを知られたくないんだ。それに俺が戦えないのは事実だ」

「でも....」

図書館に長居してしまったらしくもう日が暮れてきたので宿に戻ることにした。

続く

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