覚えた魔法は異世界召喚魔法!?
39話 鏡の能力
39話
ヴァッサゴがタリアの魔法陣に消えてあたりが静かになった時、内田が口を開けた。
「アルベイト様これからどうされますか?俺たちの姿がこの世界にある限り遠方のどこでルシファー達が復活するか分かりませんよ」
アルベイトは少し困った顔をしたがすぐに解決策を思いついたようだった。
「我に考えがある。鏡!貴様の能力を使わせてほしい」
その時、内田はアルベイトに疑問を投げかけた。
「アルベイト様、鏡に能力なんてなかったはずですよ」
どうやら内田は俺とアルベイトが別の場所に移動したのはアルベイトの能力だと思っているらしい。
「内田よ、貴様はまだまだ未熟者だな。鏡の能力はこの中で一番厄介な能力だ」
「そんなはずないっすよ。こいつのステータスカードを見ればわかるはずです」
俺はステータスカードを出すのを拒んだが仕方なく出すことにした。
鏡 一夜
レベル 6
属性 無
固有職 領域外の者
俺が出した後、皆今のレベルを確かめるために各々自分のステータスカードを出し始めた。
タリア イービス
レベル 15
属性 風
固有職 風の守り人
ナノ
レベル 18
属性 光
固有職 捕縛召喚の魔導師
内田 海斗
レベル 81
属性 雷
固有職 雷の魔導師
ナーラ ユール
レベル 70
属性 無
固有職 観測の支配者
内田とナーラはアルベイトについているだけあって流石のレベルと言える。タリアは皆のステータスカードを見ていると一枚ないことに気づいた。
「あの、アルベイトさんはステータスカード持ってないんですか?」
「我にそのようなものは必要ない」
「あれアルベイト様、前にルシファーとの戦闘で落とされたとおっしゃってましたよ」
空気を読まずナーラがアルベイトを指摘した。アルベイトは黙って聞こえないフリをした。
「話は戻りますけどやっぱり鏡に力があると思えません」
俺はそろそろ我慢の限界だった。
「アルベイト!とりあえず俺が向こうの世界に皆連れて行けばいいんだな」
「任せた」
俺は、皆が入るほどの魔法陣を展開させてあの場所に移動した。
「女神ー、また来てやったぞ」
「はぁー、数十分前に来たばっかりじゃない。もしかして私に気でもあるの?」
「いや、それは絶対ない」
俺は、今までにない真顔で言った。
「おいおい、ここどこだよ。鏡!俺たちをどこに連れてきた」
「なかなか、見慣れない場所ですね」
内田とナーラは少し驚いていた。その横をアルベイトは黙って通りすぎて奥の魔法陣に入ろうとしていた。
「アルくん、どうしたの?そんなに急いで?」
アルベイトは女神に話しかけられた瞬間速やかに女神の側により小声で
「女神様お願いします。訳あって今話せないんです」
それもそうだろう、部下達にあのようなキャラで接しているのに本当の性格を見られたら恥ずかしいどころではない。
「なんで?さっきまで話してたじゃない?」
このバカ女神は空気を読むことを知らないらしい。アルベイトが可愛そうなので助けることにした。
「女神、俺たち今急いでいるんだ。また後にしてくれ」
「また、あっちの世界に行くの?」
「あぁ」
「次は絶対にタリアちゃんのこと気をつけなさいね」
「言われなくてもわかってる」
俺は皆を誘導して奥の魔法陣に入った。
続く
ヴァッサゴがタリアの魔法陣に消えてあたりが静かになった時、内田が口を開けた。
「アルベイト様これからどうされますか?俺たちの姿がこの世界にある限り遠方のどこでルシファー達が復活するか分かりませんよ」
アルベイトは少し困った顔をしたがすぐに解決策を思いついたようだった。
「我に考えがある。鏡!貴様の能力を使わせてほしい」
その時、内田はアルベイトに疑問を投げかけた。
「アルベイト様、鏡に能力なんてなかったはずですよ」
どうやら内田は俺とアルベイトが別の場所に移動したのはアルベイトの能力だと思っているらしい。
「内田よ、貴様はまだまだ未熟者だな。鏡の能力はこの中で一番厄介な能力だ」
「そんなはずないっすよ。こいつのステータスカードを見ればわかるはずです」
俺はステータスカードを出すのを拒んだが仕方なく出すことにした。
鏡 一夜
レベル 6
属性 無
固有職 領域外の者
俺が出した後、皆今のレベルを確かめるために各々自分のステータスカードを出し始めた。
タリア イービス
レベル 15
属性 風
固有職 風の守り人
ナノ
レベル 18
属性 光
固有職 捕縛召喚の魔導師
内田 海斗
レベル 81
属性 雷
固有職 雷の魔導師
ナーラ ユール
レベル 70
属性 無
固有職 観測の支配者
内田とナーラはアルベイトについているだけあって流石のレベルと言える。タリアは皆のステータスカードを見ていると一枚ないことに気づいた。
「あの、アルベイトさんはステータスカード持ってないんですか?」
「我にそのようなものは必要ない」
「あれアルベイト様、前にルシファーとの戦闘で落とされたとおっしゃってましたよ」
空気を読まずナーラがアルベイトを指摘した。アルベイトは黙って聞こえないフリをした。
「話は戻りますけどやっぱり鏡に力があると思えません」
俺はそろそろ我慢の限界だった。
「アルベイト!とりあえず俺が向こうの世界に皆連れて行けばいいんだな」
「任せた」
俺は、皆が入るほどの魔法陣を展開させてあの場所に移動した。
「女神ー、また来てやったぞ」
「はぁー、数十分前に来たばっかりじゃない。もしかして私に気でもあるの?」
「いや、それは絶対ない」
俺は、今までにない真顔で言った。
「おいおい、ここどこだよ。鏡!俺たちをどこに連れてきた」
「なかなか、見慣れない場所ですね」
内田とナーラは少し驚いていた。その横をアルベイトは黙って通りすぎて奥の魔法陣に入ろうとしていた。
「アルくん、どうしたの?そんなに急いで?」
アルベイトは女神に話しかけられた瞬間速やかに女神の側により小声で
「女神様お願いします。訳あって今話せないんです」
それもそうだろう、部下達にあのようなキャラで接しているのに本当の性格を見られたら恥ずかしいどころではない。
「なんで?さっきまで話してたじゃない?」
このバカ女神は空気を読むことを知らないらしい。アルベイトが可愛そうなので助けることにした。
「女神、俺たち今急いでいるんだ。また後にしてくれ」
「また、あっちの世界に行くの?」
「あぁ」
「次は絶対にタリアちゃんのこと気をつけなさいね」
「言われなくてもわかってる」
俺は皆を誘導して奥の魔法陣に入った。
続く
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