覚えた魔法は異世界召喚魔法!?
14話 一段落
14話
残るは、4人。今の持ち物はクロスボウしかない、村に入った後、荷物はある家の中に隠してしまったのだ。魔法陣から恐る恐る出てみると俺のことを探している盗賊達がみえた。俺の魔法陣は一度展開したら座標を変えることは出来ない。つまり、さっき俺達が消えた場所と同じところに出てきてしまったのだ。もちろん、盗賊達も俺の存在に気づいてやってきた。
「妙な技を使うな。透明になる魔法か瞬間移動する魔法か。まぁ、そんなのどうでもいい」
「戻ってきたんなら死ぬ覚悟は出来てんだよな」
盗賊達は手の前に魔法陣を展開した。どうやら、魔法を打ってくるらしい。
「「火砲」」
二人の盗賊から火の玉が打ち出された。
「危ね!」
俺はすぐさま下に魔法陣を展開してあの空間に逃げ込んだ。
「あの、村はどうなっ」
「まって!すぐ助けるから心配しなくていいよ」
俺は、またすぐさま魔法陣に入った。盗賊はイライラしながら話しかけてきた。
「逃げてばかりじゃなくて戦えよ、そのおもちゃみたいな弓は武器じゃねーのかよ」
「分かったよ、待たせてる人もいるし真面目に戦うよ。」
相手は、また魔法陣を展開した。俺は、構えていたクロスボウのトリガーをすかさず引いた。
「がっぁ」
矢は相手を的確に捉えた。後3人。一部始終を見ていた他の盗賊は、
「なんだあの弓、矢が見えない速度で飛んでくるぞ」
「気をつけろ、相手は何をしてくるか分からん」
俺は、すぐさまリロードをすると再び構えてトリガーを引いた。
「グッ」
残り二人。盗賊は、見たことのない武器に少し怯えていた。
「くそっ、一旦逃げるぞ。もう、俺とお前しかいない」
「了解」
盗賊達が逃げようとした。その時だった、二人相手に勝てると踏んだ村人が抵抗してきたのだ。
「逃すなーー」
「「「おぉぉ」」」
盗賊達は、あまりの威勢に身を引いてしまった。その後二人の盗賊は、村人にボコボコにされてしまった。俺が倒した盗賊と一緒に村の檻の中に閉じ込められた。兵士が盗賊を捕まえに来るまでここに入れておくらしい。村の騒動が一段落すると一人の女性が話かけてきた。
「あの、タリアはどこにいるのでしょうか?」
どうやら、タリアの母親らしい。
「大丈夫ですよ。保護しているので今連れてきます。」
俺は、魔法陣を展開して中に入った。中に入ると女神とタリアが仲良く話しをしていた。
「女神様、料理詳しいんですね」
「そんなことないよ、タリアちゃんの方が食材に詳しいじゃん」
料理の話しをしているようだ。この女神もタリアの不安を取る為に色々と気をつかってくれていたようだ。
「タリア、もう大丈夫だぞ」
「鏡さん!本当ですか!あのなんてお礼をしたらいいか、何も渡す物もないし...あの、私に出来ることがあればなんでも言ってください!」
「だめよ、タリアちゃん思春期真っ盛りの男になんでもとか言っちゃ何される分かったもんじゃないわ」
「何もしねーよ、女神のお礼はすぐ今度持ってくるから、じゃあな」
「あの、女神さんもありがとうございました」
「うん、じゃあねタリアちゃんまた遊びきたくなったらッ」
俺は、女神が話しかけている途中にタリアを連れて魔法陣に入った。タリアは、ちょっと残念そうに話しかけてきた。
「鏡さんは本当に良い人なのになんで女神さんに対して冷たいんですか?」
「あいつとはこのくらいの関係の方がちょうどいいんだよ」
タリアが俺の答えに不思議そうな顔をしていると
「タリア!良かった!無事で」
先程のタリアの母親がタリアに抱きついてきた。
「ごめんね、お母さん私皆んなのこと見捨てて逃げるなんて出来なかった」
「ううん、いいのあなたが無事なら」
俺は、その後村の人達から感謝の宴に誘われた。
続く
残るは、4人。今の持ち物はクロスボウしかない、村に入った後、荷物はある家の中に隠してしまったのだ。魔法陣から恐る恐る出てみると俺のことを探している盗賊達がみえた。俺の魔法陣は一度展開したら座標を変えることは出来ない。つまり、さっき俺達が消えた場所と同じところに出てきてしまったのだ。もちろん、盗賊達も俺の存在に気づいてやってきた。
「妙な技を使うな。透明になる魔法か瞬間移動する魔法か。まぁ、そんなのどうでもいい」
「戻ってきたんなら死ぬ覚悟は出来てんだよな」
盗賊達は手の前に魔法陣を展開した。どうやら、魔法を打ってくるらしい。
「「火砲」」
二人の盗賊から火の玉が打ち出された。
「危ね!」
俺はすぐさま下に魔法陣を展開してあの空間に逃げ込んだ。
「あの、村はどうなっ」
「まって!すぐ助けるから心配しなくていいよ」
俺は、またすぐさま魔法陣に入った。盗賊はイライラしながら話しかけてきた。
「逃げてばかりじゃなくて戦えよ、そのおもちゃみたいな弓は武器じゃねーのかよ」
「分かったよ、待たせてる人もいるし真面目に戦うよ。」
相手は、また魔法陣を展開した。俺は、構えていたクロスボウのトリガーをすかさず引いた。
「がっぁ」
矢は相手を的確に捉えた。後3人。一部始終を見ていた他の盗賊は、
「なんだあの弓、矢が見えない速度で飛んでくるぞ」
「気をつけろ、相手は何をしてくるか分からん」
俺は、すぐさまリロードをすると再び構えてトリガーを引いた。
「グッ」
残り二人。盗賊は、見たことのない武器に少し怯えていた。
「くそっ、一旦逃げるぞ。もう、俺とお前しかいない」
「了解」
盗賊達が逃げようとした。その時だった、二人相手に勝てると踏んだ村人が抵抗してきたのだ。
「逃すなーー」
「「「おぉぉ」」」
盗賊達は、あまりの威勢に身を引いてしまった。その後二人の盗賊は、村人にボコボコにされてしまった。俺が倒した盗賊と一緒に村の檻の中に閉じ込められた。兵士が盗賊を捕まえに来るまでここに入れておくらしい。村の騒動が一段落すると一人の女性が話かけてきた。
「あの、タリアはどこにいるのでしょうか?」
どうやら、タリアの母親らしい。
「大丈夫ですよ。保護しているので今連れてきます。」
俺は、魔法陣を展開して中に入った。中に入ると女神とタリアが仲良く話しをしていた。
「女神様、料理詳しいんですね」
「そんなことないよ、タリアちゃんの方が食材に詳しいじゃん」
料理の話しをしているようだ。この女神もタリアの不安を取る為に色々と気をつかってくれていたようだ。
「タリア、もう大丈夫だぞ」
「鏡さん!本当ですか!あのなんてお礼をしたらいいか、何も渡す物もないし...あの、私に出来ることがあればなんでも言ってください!」
「だめよ、タリアちゃん思春期真っ盛りの男になんでもとか言っちゃ何される分かったもんじゃないわ」
「何もしねーよ、女神のお礼はすぐ今度持ってくるから、じゃあな」
「あの、女神さんもありがとうございました」
「うん、じゃあねタリアちゃんまた遊びきたくなったらッ」
俺は、女神が話しかけている途中にタリアを連れて魔法陣に入った。タリアは、ちょっと残念そうに話しかけてきた。
「鏡さんは本当に良い人なのになんで女神さんに対して冷たいんですか?」
「あいつとはこのくらいの関係の方がちょうどいいんだよ」
タリアが俺の答えに不思議そうな顔をしていると
「タリア!良かった!無事で」
先程のタリアの母親がタリアに抱きついてきた。
「ごめんね、お母さん私皆んなのこと見捨てて逃げるなんて出来なかった」
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俺は、その後村の人達から感謝の宴に誘われた。
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