ハルハリコ

ウミネコ

忍び寄る過去

素敵な場所…教えてくれたユウ。
また行きたいなと思いながらも…
コンビニへといく。

そしてレジに行き買い物済ませて出たところに待ち伏せしてたのか男女が立ち塞がる。
男はわたしのよく知る人だった。

顔貌は精悍でなんとも強そうなその筋肉質な体を持つ男だった。
「あら?佐村さんではないですか。お久しぶりで、す、ね?」にこり微笑んだ。
「清村波瑠さんですよね?」隣の女性がわたしの名前をフルネームで言う。
男…佐村は私の顔見て頬を…口元を痙攣らせる。接触禁止令が出て5年。皮肉にも零時にそれは失効するが…

まだ22時なのだ。まぁ…そうする気はないが…
「あなた、また何かあるの?」私はなんだか笑ってしまった。
「いや、そんなつもりはねぇよ。でも不思議な縁だよな。こんなとこにいるなんてさ。」
「そうね、で?何の用?」
「彼氏と別れてください。」
「ん?佐村とは付き合ってないわよ?」
「違います!高石さんです。」
「んーそれ言われても、私は高石さんとお付き合いしてると言うことは高石さんの意思もあります。即時YESとは言いたくないし。言う気はない。」怠い…この絡み怠いなぁ…なんて思いつつ答えて去ろうしたら…
「ハル…もう一度謝る…な?嫌なら…思い出してくれないか?"可愛がってやっから"」佐村が私の手を掴んでニヤニヤしながら言う。

「別れて!」
「あのね…私の一存でしようとは思わない。ユウは…ユウダイは長年の友人でいて最近付き合ったけど大事なのは変わらないし傷つけたくない。一層そう思わせてるのは貴方ですよ。ユーザーネーム、カナさん、貴方の声をあのゲームで知らないとは言わせませんよ?ともにゲームしてたフレンドなのですから?」

そして佐村を真っ直ぐに見て
「さっさと失せて…あぁそんな入りたいの?*****ピーーーー願望男が、あのメス犬にでも飼われて***ピーーんでおけ。それとも飼ってもらってそこらで腐りシネ」と睨むとキョトンとしていた。

そりゃそうよね。
佐村といたとき反抗することなくお淑やかでおとなしい撫子のように可憐で無垢な彼女でいたんだから。
「えっ…」別れてって私に言った女が佐村を見た。
「清楚系ビッチ?んなの陰でよく行ってたそうね?貴方の目は節穴?いえ、プラスチックのピンポンボールなのかしら?それでいてよく復縁求めとかしよう思ったわね。殴れば従順にとかも?もうね…貴方のクズさは***ピーーをぶった切ってもいいわね!病院に緊急搬送しましょうか?女々しい精神的もやし君??こっそりと何かしてたのは何故か?今ならわかるでしょう?」
肩を叩いてそのまま私は「社会的にも失せろ」と言って携帯で弁護士と警察に電話した。後日警察に佐村は呼び出しくらう事になった。
佐村は泣きながら謝り、私は無言で立ち去った。その男泣きの様子を見つめるカナさんを横目に私はさっさと駅に行った。

あの時のユウダイと同じように…
駅の連絡口の柱に寄りかかり泣いていた。
落ち着いて顔を洗ったりメイクしてユウダイに電話するもでない…
ため息ついて…ぼんやり歩いてると駅連絡通路の柱の下にユウダイが蹲っていた
あの時の光景がデジャブする。
ほっぺにお水を当てて渡した。
ユウダイはびっくりしながら安心したかのような表情だった。

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