ハルハリコ

ウミネコ

高石さんと私

まさかだけど…

高石さんも同じゲームをしてた。
しかもその画面…ゲーム内のホーム画面に映るキャラクターは…ユウダイなのだ。

高石さん、あれ?大人ではなかったかしら?

言動はまさに落ち着いてるし高校生とは見えないのだった。
20歳くらいにしか見えない。

あ、でも若年寄?っていう人もいるし…
不思議じゃないかしらね…

キッチンで考えながらため息ついた。
「ハル…なにため息ついてんのさ?」
「え?あ、ネットの依頼のことをね?」
「他にも悩んでそうだけど…たしかにハルの仕事って閑散期、個人の依頼しかこないときの差と稼ぎ時のさが激しさあるよね…」
「収入が凹むから大分落ち込むんだよ?その分ゲームが今月課金できないやん!」
「うわーぁ重課金者のいうことさらっと言った…キモいというかそんなので悩むなんて…」
「うるさいね…いいのよ!無課金者は眺めてなさい!」肩を掴んで軽く揺らすと
「ガチ勢コワイなぁ」と梨紗が笑っていた

この日、店を出る高石青年が会計の時、
「ごちそうさまでした。またいつか来ます」と言って微笑んだのだった。

以来半年以上高石さんは来なかった。
梨紗は最初高石さんが来ないと嘆いていたけど…そのうちわすれるかのように明るく働いていたし別の人に恋してるらしい。

よくもまあいい人を簡単に見つけるもんだよ。

そしてユウダイもログインがなくなった。
私はショックだったけど…梨紗とバディ組んでやっていけば問題なくできたので
考えないようになっていた。

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