ハルハリコ

ウミネコ

番外:素敵な青年(梨紗視点)

障害者就業支援施設の青竹さんから仕入れたクッキーと、この店のひきたての豆を使ったコーヒーを窓辺で飲む青年の姿を私は見とれてしまって居た。

やることはどこにでもいるような青年と同じで携帯をイヤホンつけてアプリコンテンツを楽しんでる様子。

でも…彼の顔はほんと素敵だった。赤っぽい髪の毛とお日様に当たれば赤くなる黒髪、鼻筋通ってて、キリッとしたラテン風の日本人ハーフかと言いたくなる雰囲気の美青年でさほど背は高くないけどすらっとした感じがするし、半袖から伸びる腕やシャツの上からもわかるけど体はよく鍛えられてる。

男性が割と苦手なハルがこの人にハンカチを渡すのは意外だった。でも…人が困ってると何かしらとやってのけるのがハルだし…助けただけで多分終わらせたかったのかな?だから、アタックする高石さんにハルは冷たいのかもしれない。
…ハルはここら1帯のベッピンさんだろう噂されてる人だ。
町とかの単位ではなく市の単位での話だから叶うわけない。

ミスユニバースとかそんなのに応募しないそうゆうのを出るの嫌がる人だから
真実はわからないでも…年の割にかなり幼い容姿なのだ。
アラサーなはずなのに雰囲気とか抜きにするべく写真をハルのこと知らない人から見れば10代そこそこにしか見えないのだ。

高石さんがハルを見るその視線はほんとに優しく、惚れてるんだろうなと思う。

ハルは高石さんを無意識のうちに避けている感じはする。
いつものお客さんや慣れたおじいさんたちなら普通に話してるのに
高石さんと話すとき3、4歩離れた距離か体を反らせているのだ。

男の人が苦手なのを高石さんが緩和させてくれるのならいいけど…ものすごいモヤモヤするの。

なんせ…高石さん親しみやすい笑顔が素敵ですし…私は高石さんのこと一目惚れというものをしてしまったようなので…

無遠慮かも知れない、悪い人かも知れない。でも…わたしはアピールしようおもい。話してるとハルは飽きれた顔でため息ついて仕事しろと言わんばかりに物の整理する。高石さんと話してても出てくる会話はハルの事ばかりだ。ハルのアドレスだけでも知りたいとのことで本人に聞いてねといえばハルは冷たく断わり、子供達連れて工房兼自宅アトリエ兼自宅に行ったのだった。

高石さんは少し悲しそうだったけど…
その顔すら美しい物だ。
そのあとの今…何か考え事をしてながら頭を振って…勘定済ませてお店を後にした。

…あんな人をハルは…かっこいいとか思わないんだろう。美人なハルは男の目が肥えてるのかしらね?いや、騙されて傷付いて…ってしてるからハルはかっこいいとかそうゆうを見れないほど多分至極純粋なんだろうなぁ…
目の前の仕事が何より楽しいみたいだし…
わたしの服の仕立てとかたまに格安でしてくれるときなんて…目が驚くほどに真剣だけど生き生きとして輝くから…男のおの字もなさそうだった。

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