ハルハリコ
仮想世界の彼女
携帯のゲーム世界。
そこに俺の彼女がいる。
リアルな彼女ではない。
ゲーム世界での設定上のパートナーだ。
彼女はシムラというと名前で
シムと愛称で呼んでいる。
このアバターを操る人の声は女性で、
いつも一緒にクエストをクリアしにいつも一緒なのだ。
「シム...武具庫がポップアップしたらしいけどどこだと思う」
「南街じゃないかな?」
「よし向かおう。」
「あそこに船あるし行きますかね…」
「陸路の方が近いよ?」
「だってナンガイ夜だと夜狼族居るもん…スクワッドパーティ以上じゃなきゃ厳しいわよ」
「ああ…チートをも使うクソ野郎の裏ギルドな…」
「そうよ!女は姫プレイ絶対するんだとか言いながら女子を集団で狙うやつ。」
「ボイチャ切ってればいいやん、ってわけにいかないか…」
「一度返り討ちにしたら、次総出でやってきて酷かったもん…」
「なんであんなに女の子を目の敵にするんだろうね…」
「二度と関わりたくない…」
シムラはそう呟いて船に飛び乗り俺が船乗ったの確認してから静かにモーターボートを動かした。
リアルな描写なのでわかるけど
シムラのアバターは美しいものだった
ヴァンプを彷彿とさせる赤に近い茶色の目と白い血色のないような白い肌。
口元は黒いマフラーで隠されてて*黒銀の髪の毛が風に舞う。(*深い黒で月光の照りによって銀に見える色合いという設定の激レアな髪色)
服は上から下までぴったりとしてボディラインがわかる黒いライダー風の服装だった。
ハイランカーであるシムラのゲーム世界の異名は聖なるブラッドブァンパイア
だそうだ。
夜狼族に目をつけられ、対抗してキルを稼ぐうちにつけられた肩書きらしい。
「今日さ、お守りを買ったんだ。それがすごいオシャレでね…」
「うん。ちょっとごめんね」とボートを止めてキスのエモートしながら俺の横に置かれた猟銃をとる。
撃った先の空に、追跡用の鳥がいた。
それをヘッドショット食らわせ、
撃ち落として何もなかったかのように猟銃を隠して船を進めた。
「え、キスエモート持ってたの?」
「恥ずかしかったから使わなかったの。でもお客さんに満足してもらえるためのサービスよと浮いてる追跡用の鳥の死体を指差した。
「ああ…夜狼の追跡鳥か…ってかばかだね白鳩さん選ぶとか…」
「目立つよね夜なのに」
「そうだな、白鳩は音まで拾うからいいけど…夜のモードには目立つよね…」
「ほんとそれね.キスシーン見て今ごろ喜んでるんじゃないかしら?」
にっこりイタズラに微笑む彼女は綺麗だけどちょっと怖かった。
「シム、ここでは頼りない彼氏かもだけどさ…今日は違うぞ!」
「え?」
「今日な、可愛い雑貨屋さんのおねーさまからな、お守りもらったんだ。今日こそ15キル稼ぐよ笑」
「じゃあリアルでそんなんなら、私も!」
少しして贈り物のメッセージが来た。
「お?いいのかい?…ありがとう」
いつものお礼と彼女は呟いてボートを動かし南街迄黙っていた。
そこに俺の彼女がいる。
リアルな彼女ではない。
ゲーム世界での設定上のパートナーだ。
彼女はシムラというと名前で
シムと愛称で呼んでいる。
このアバターを操る人の声は女性で、
いつも一緒にクエストをクリアしにいつも一緒なのだ。
「シム...武具庫がポップアップしたらしいけどどこだと思う」
「南街じゃないかな?」
「よし向かおう。」
「あそこに船あるし行きますかね…」
「陸路の方が近いよ?」
「だってナンガイ夜だと夜狼族居るもん…スクワッドパーティ以上じゃなきゃ厳しいわよ」
「ああ…チートをも使うクソ野郎の裏ギルドな…」
「そうよ!女は姫プレイ絶対するんだとか言いながら女子を集団で狙うやつ。」
「ボイチャ切ってればいいやん、ってわけにいかないか…」
「一度返り討ちにしたら、次総出でやってきて酷かったもん…」
「なんであんなに女の子を目の敵にするんだろうね…」
「二度と関わりたくない…」
シムラはそう呟いて船に飛び乗り俺が船乗ったの確認してから静かにモーターボートを動かした。
リアルな描写なのでわかるけど
シムラのアバターは美しいものだった
ヴァンプを彷彿とさせる赤に近い茶色の目と白い血色のないような白い肌。
口元は黒いマフラーで隠されてて*黒銀の髪の毛が風に舞う。(*深い黒で月光の照りによって銀に見える色合いという設定の激レアな髪色)
服は上から下までぴったりとしてボディラインがわかる黒いライダー風の服装だった。
ハイランカーであるシムラのゲーム世界の異名は聖なるブラッドブァンパイア
だそうだ。
夜狼族に目をつけられ、対抗してキルを稼ぐうちにつけられた肩書きらしい。
「今日さ、お守りを買ったんだ。それがすごいオシャレでね…」
「うん。ちょっとごめんね」とボートを止めてキスのエモートしながら俺の横に置かれた猟銃をとる。
撃った先の空に、追跡用の鳥がいた。
それをヘッドショット食らわせ、
撃ち落として何もなかったかのように猟銃を隠して船を進めた。
「え、キスエモート持ってたの?」
「恥ずかしかったから使わなかったの。でもお客さんに満足してもらえるためのサービスよと浮いてる追跡用の鳥の死体を指差した。
「ああ…夜狼の追跡鳥か…ってかばかだね白鳩さん選ぶとか…」
「目立つよね夜なのに」
「そうだな、白鳩は音まで拾うからいいけど…夜のモードには目立つよね…」
「ほんとそれね.キスシーン見て今ごろ喜んでるんじゃないかしら?」
にっこりイタズラに微笑む彼女は綺麗だけどちょっと怖かった。
「シム、ここでは頼りない彼氏かもだけどさ…今日は違うぞ!」
「え?」
「今日な、可愛い雑貨屋さんのおねーさまからな、お守りもらったんだ。今日こそ15キル稼ぐよ笑」
「じゃあリアルでそんなんなら、私も!」
少しして贈り物のメッセージが来た。
「お?いいのかい?…ありがとう」
いつものお礼と彼女は呟いてボートを動かし南街迄黙っていた。
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