ハルハリコ

ウミネコ

ハルコと子供達と梨紗

包みボタンをかざりにしたヘアゴムがここのところ女の子たちに人気だ。
それもそのはず。
思い出の破れてしまったり小さくなって捨てられる予定だった服などをブックカバーなどにリクエスト通りにリメイクし
髪の毛の長い子にはおまけでかざり付きのヘアゴムを作ってあげていたが、要望で
押し込み式の包みボタン製作教室みたいなのを時々子供達にせがまれてやることに…
女の子たちにとってお気に入りだけど古くなってさしまったハンカチや服などを持って来てもらう。
持ってこれなかった子には100円で端切れなどを選んでもらい図柄の考案を話し合い決める。

この時の子供達はキラキラと目を輝かせる。可愛らしいものだった。
本日は敬老の日
だからかよくお菓子を買いに来る男の子も教室に来てくれていた。

カーネーションに似た柄の花柄の生地の生地を持って包みボタンのついたヘアゴムをいくつか作っていた。
包みボタンの金具はこちらが100円で五つ用意する。
既製品は6個三百円。

子供達が各々で作り終えて満足して、お菓子買いに喫茶コーナーへと移動する。

駄菓子屋さんと言われる所以?
この地域の駄菓子屋は全滅。子供達のためにと梨紗が喫茶のレジ横に駄菓子がちょこっと置かれてあるからだ。
お店のシェアをしてるもう一人の喫茶運営する梨紗は子供達に駄菓子購入時に計算を一人一人一緒にして算数を教えていくような雰囲気でカウンターで対応していく。
そして大人たち…昼下がりに来る客はおばあちゃんたちの客層がメインだが、そこの対応もしている。

梨紗は過去に子供がいたが幼いうちに病死し、夫婦もうまくいかなくなり離婚。
身寄りもなく家族も家を失った彼女とともに買った場所だった。
母屋と大きめの離れが二つ。中庭挟んで往き来できる場所となっていた。
母屋をお店にし、
離れの二階建ての家を私が使い。
もう一軒の広めの一階建ての離れを梨紗が使っていた。

なぜ二階建てなのかといえば、二階が倉庫兼ねた本格的な工房となっている。
午後から私は母屋だった店舗の隅で作業しつつ、注文を受けている。

午前中は離れにいるため、梨紗に声かけるか、店に電話かけて貰えば注文を受ける。
これが最近かな…

そして火曜日木曜日土曜日以外の夜は梨紗が駄菓子をおつまみにできるお店というダイニングキッチンを開いている。
手が空けば手伝っている。

ある日の午後
携帯が鳴る。3コールで切れるのはお店の呼び出しだ。

店に顔のぞかせると…
顔を赤らめながら青年に話す梨沙とせたけが170くらいのイケメンが立ってた。
優しそうな笑顔を見せて。

「いらっしゃいませ」
「店長さんですか?」
「厳密にはカフェの責任者はそっちです」
「雑貨屋さんは?」
「私が責任者です。」
「そうか、ハルさんあの先日のお返しですが。ハンカチとかありがとうございました。」
「え?」なんか私やったけ?
キョトンとしてるとシンプルな白いハンカチを手渡しされた。
「俺駅で泣いてて過呼吸起こして…水くれた…」
「ああ…」
「あの今度…きちんとお礼しに行きます。」
「気を使わなくてもいいよ。」
「だけど…」
「お礼を気にされるなら…そうだ…まってて」
私は作業場の倉庫に走った。
そこには寄木細工のメンズアクセサリーだ

以前依頼があって制作したものの、依頼主がこの代金8割くらいのキャンセル料払われた経緯がある。
一応完成させておいたが、渡す人いなかったがため倉庫に保管していた。

それを握って店にダッシュ。
「これ!百円で!そしたらミネラルウォーター分はお礼できるよね?」
「え、うん」
「それ、寄木を彫刻して、羽根の形にしてあるけど、一つ一つの問題の答えを希望に変えてって翼に変えてくこと表現してるやつなんだ。今度は問題が起こっても笑っていけるようお守りがわりで持ってってよ!」
「お、ありがとう。」嬉しそうな顔見て私もつられて微笑みつつ「毎度あり!」というと「また来るよ」と機嫌良さそうに踵を返してを振って店を出た。
「ありがとう、またね!」梨紗も店出る前に声かけて…

私はさっさと作業場に戻った。

依頼品を仕上げて行ってひと段落して
風呂とか入って…ベットで携帯からSNS開いた。



私が読み返しわかりづらいので駄菓子と喫茶に関して少し書き加えました。

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