ただの自宅警備員の無課金勢ですけど?
報告したら・・・
あのゴブリン退治から街に戻ってきて、今はちょうどギルドいる。
そしてなぜか今、ギルドのお偉いさんみたいな人をギルドの部屋で待っている。
「すいませーん。ゴブリン退治に行ってきました。確認をお願いします。」
行くときにギルドについてや、ランクについて説明をしてくれたギルドの人に声をかけた。
そして、ランクの書いてないギルドカードを渡した。
そこからだった。こうなってしまったのは・・・
ギルドカードを渡してゴブリンの討伐数の確認をしていると、受付の人が急に「失礼します。少しお待ちください。」そう言い残して、ギルドの建物の奥の方に消えてしまった。
戻ってきたと思ったら、「上司が読んでいるので、奥の部屋に来てくれませんか?」
そして今に至る。
これは、異世界系ラノベによくあった、ギルドに行って、色々してたらギルドマスターに呼ばれたりしちゃうやつなのか?
まさか、このゲームの世界でもそんなテンプレみたいなことが起こるのかな?
でもな、それはそれでなんか面白そうだな・・・
しかし、ここはゲームの世界で、職業が決まったときに目立たないようにするって決めたしな~
そんなしょうもないことを考えていたら、見た目は強そうなおじさんだが、髪の毛の一部が永遠にさらばしている男の人が入ってきた。
このゲームにワックスとかあるのか知らないけど、それを使ってサイドの髪の毛を頑張って持ってきて隠している・・・
見るからに苦労していそうなオーラが体中から周囲にはなたれていた。
しかもその人は、髪の毛以外はとても若そうだった。
髪の毛が一部しっかり生えていれば、二十代か三十代くらい?の感じだと思う。
「こんにちは。私はここのギルドの管理統括をしているアレックスだ。よろしく。」
プっ・・・・・・
危ない危ない、あの見た目でアレックスはちょっとね?・・・
あっ、そうだ、立ってあいさつしないとな。
「こちらこそよろしくお願いします。最近この街に来た疾風はやてです。」
「あぁ、それよりも座ってくれ。今回呼んだのは、君が退治したゴブリンの量が駆け出しの量じゃなかったから、その理由が聞きたいんだ。もし、自分の職業が特別なものだったり、言いたくなかったら言わなくていいよ?。」
こいつ、言いたくなかったら言わなくていいとか言っておきながら、「言いなさい}って顔に書いてある・・・
クソだな。
まあ、この人とか、ゲーム内の人になら言っても、プレイヤーに俺の職業がばれる心配はないよな?
この人なら言わなさそうな気がするしな。
でも、毎年王都で一回だけある大会に出たいから、どうせばれると思うけど、最初ぐらいは相手に情報がない方が勝てるしな。
職業のことを伝えるなら、二刀流剣士ってことだけ伝えとこ。
そう結論を出し、どうやってゴブリン達を退治したのか説明していった。
俺の職業のことは全部話していないが、二刀流剣士ということは伝えた。
俺が話しているとき、アレックスはしっかり俺の話を聞いてくれた。
アレックスは聞き上手だった。さすが、管理統括は違うなっ!
ここから始まる、俺とアレックスの長い付き合いで、唯一すごいと思ったところだった。
「よくわかった。君はまだ伸びしろがたくさんある。
君の今の雰囲気は、まだ初心者のままだ。慢心することなく頑張ってくれ。
これからの成長を期待して、ランクはCとする。
そして、冒険者は皆自由だ。
だが、本当に私が自由だと思った冒険者たちはこう言う、
『自分自身がルールにならなければ、自由は手に入らない。
そして、他人の自由を馬鹿にする奴に自由を語る資格は無い。』
『いつも選択肢を選ぶ時に正解はない、だからこそ面白い。
それで、自分で選んだ選択が楽しければそれが正解だ。』
『毎日皆で楽しければ、それだいけでいい』
君も自分だけの自由を探してくれ。」
そう言い、今回の話は終わった。
俺も、あんなカッコいいことが言えるようになりたいもんだな・・・
そいえば、ランクの説明聞いてなかったから聞いとかないと。
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