ただの自宅警備員の無課金勢ですけど?

ノベルバユーザー230430

報告したら・・・


あのゴブリン退治から街に戻ってきて、今はちょうどギルドいる。


そしてなぜか今、ギルドのお偉いさんみたいな人をギルドの部屋で待っている。













「すいませーん。ゴブリン退治に行ってきました。確認をお願いします。」


行くときにギルドについてや、ランクについて説明をしてくれたギルドの人に声をかけた。


そして、ランクの書いてないギルドカードを渡した。


そこからだった。こうなってしまったのは・・・


ギルドカードを渡してゴブリンの討伐数の確認をしていると、受付の人が急に「失礼します。少しお待ちください。」そう言い残して、ギルドの建物の奥の方に消えてしまった。


戻ってきたと思ったら、「上司が読んでいるので、奥の部屋に来てくれませんか?」


そして今に至る。


これは、異世界系ラノベによくあった、ギルドに行って、色々してたらギルドマスターに呼ばれたりしちゃうやつなのか?


まさか、このゲームの世界でもそんなテンプレみたいなことが起こるのかな?


でもな、それはそれでなんか面白そうだな・・・


しかし、ここはゲームの世界で、職業が決まったときに目立たないようにするって決めたしな~


そんなしょうもないことを考えていたら、見た目は強そうなおじさんだが、髪の毛の一部が永遠にさらばしている男の人が入ってきた。


このゲームにワックスとかあるのか知らないけど、それを使ってサイドの髪の毛を頑張って持ってきて隠している・・・


見るからに苦労していそうなオーラが体中から周囲にはなたれていた。


しかもその人は、髪の毛以外はとても若そうだった。


髪の毛が一部しっかり生えていれば、二十代か三十代くらい?の感じだと思う。


「こんにちは。私はここのギルドの管理統括をしているアレックスだ。よろしく。」


プっ・・・・・・


危ない危ない、あの見た目でアレックスはちょっとね?・・・


あっ、そうだ、立ってあいさつしないとな。


「こちらこそよろしくお願いします。最近この街に来た疾風はやてです。」


「あぁ、それよりも座ってくれ。今回呼んだのは、君が退治したゴブリンの量が駆け出しの量じゃなかったから、その理由が聞きたいんだ。もし、自分の職業が特別なものだったり、言いたくなかったら言わなくていいよ?。」


こいつ、言いたくなかったら言わなくていいとか言っておきながら、「言いなさい}って顔に書いてある・・・


クソだな。


まあ、この人とか、ゲーム内の人になら言っても、プレイヤーに俺の職業がばれる心配はないよな?


この人なら言わなさそうな気がするしな。


でも、毎年王都で一回だけある大会に出たいから、どうせばれると思うけど、最初ぐらいは相手に情報がない方が勝てるしな。


職業のことを伝えるなら、二刀流剣士ってことだけ伝えとこ。


そう結論を出し、どうやってゴブリン達を退治したのか説明していった。


俺の職業のことは全部話していないが、二刀流剣士ということは伝えた。


俺が話しているとき、アレックスはしっかり俺の話を聞いてくれた。


アレックスは聞き上手だった。さすが、管理統括は違うなっ!


ここから始まる、俺とアレックスの長い付き合いで、唯一すごいと思ったところだった。


「よくわかった。君はまだ伸びしろがたくさんある。


君の今の雰囲気は、まだ初心者のままだ。慢心することなく頑張ってくれ。


これからの成長を期待して、ランクはCとする。


そして、冒険者は皆自由だ。


だが、本当に私が自由だと思った冒険者たちはこう言う、


『自分自身がルールにならなければ、自由は手に入らない。


そして、他人の自由を馬鹿にする奴に自由を語る資格は無い。』


『いつも選択肢を選ぶ時に正解はない、だからこそ面白い。


それで、自分で選んだ選択が楽しければそれが正解だ。』


『毎日皆で楽しければ、それだいけでいい』


君も自分だけの自由を探してくれ。」


そう言い、今回の話は終わった。


俺も、あんなカッコいいことが言えるようになりたいもんだな・・・



















そいえば、ランクの説明聞いてなかったから聞いとかないと。















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