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最強魔神の封印解除

ゼノン

4魔将ガルビィート見参!!

ようやくサルビドス湖に着いた俺は、サルビドス湖の水の上に立つ人物に目をやる。魔力がほとんどないせいで走ってきたため(肉体強化はかけてる)、多少荒くなった息を整えた。
「よう、ガルビィート!    元気そうじゃないか」
「あら、こんばんは」
俺がそう声をかけると、サルビドス湖の水の上に立つ人物の4魔将ガルビィートが…………え?
「ようやく会えましたね。わたしはあなた様に会える日をずっと待っていました」
俺が声をかけて振り向いた人物は、4魔将ガルビィートではなく、見知らない少女だった。
腰まで届く蒼い髪に緑色の瞳、身長はスラリとしていて、見た目だけなら18歳ぐらいに見える。体も女性的な身体つきをしていて、何より胸がデカイ!それも巨乳!腰もイヤらしい丸みを帯びていて、いわゆるセクシーガール。服装もそう。下乳と横乳が見えるようになってるタンクトップ型の服を着ていて、その上に肩から袖がないコートを着ている。下も太ももがほとんど見えてしまうのではないかと言うぐらい短いスカートを履いていて、所々破れ気味の黒い長靴下を履いているのでセクシーさがより増している。
俺は少女を見て口をポカンを開けたまま立ち止まってしまう。
そりゃあだってね。ガルビィートは人間で言うところの、豪快な中年のおっさんだし、俺より年上だし、クソ強いし。今俺の目の前にいるのガルビィートじゃなくて少女だし。
「えーっと、悪いんだが、お前誰だ?」
「まぁ、まさかわたしのことお忘れになられましたか?    《豪傑将》と謳われし我が父4魔将の一人ガルビィートの一人娘のガルビナです」
「すまん、記憶にない」
「そんな……でも、ゼノン様がわたしのことを知らないのも当然かと思われます」
ガルビィートの娘と言った少女……ガルビナの言葉に俺は首を傾げた。
「それはなぜに?」
「わたしがゼノン様とお会いしたのは三回ですので」
あーなるほど。
それなら俺が知らなくても仕方ないけど、まずそもそもいつ会ったの俺?
「それでは、改めて……わたしは《豪傑姫》の異名を持つ4魔将がひとりガルビィートもといガルビナ。今日をもってあなた様にお仕えします」
ガルビナは俺の前で片膝を立てると、右手を心臓のところに持っていく。
この動作は自分の命をあなたに捧げますと言う意味で、つまりは配下になると言う事である。
俺はガルビナに認められたらしい。
魔族の世界では力が全てではあるが、俺はそんなやり方が気に食わなかったから、俺のことを認めてくれる奴だけが配下になればいいって思っていた。
俺はガルビィートにもこの動作で認められた。思えばガルビィートが最初の配下だった。かなり年下の俺を認めてくれたんだった……な?
あれ?    ガルビィートは?
「ちょっと待てガルビナ?    ガルビィートはどうした?    なぜアイツがいない?」
「やはりご存知ではなかったのですね」
俺の問いかけにガルビナは悲しそうな顔を作る。
「我が父ガルビィートは300年前の聖戦で亡くなりました」
「っ!!」
俺は驚きのあまり言葉を失ってしまった。
何しろ、ガルビィートはこの俺が認める魔族一の豪傑であり、俺の最も信頼する配下だ。それに、聖戦とは言え、人間相手に簡単に死ぬような奴じゃない。ガルビィート一人で国四つは滅ぼすことができる。なのに……なぜだ!?   何故ガルビィートが死ななければいけないんだ!  ふざけるな!
「……」
「ゼノン様?」
「ククク、人間共はとうとう俺の心を傷つける事が出来たようだな……。あぁ、いいだろう!    お前らがその気なら俺だって、お前ら人間を全て滅ぼしてやるよ!」
俺の体からドス黒い闇のオーラが漲ってくる。あぁ、久しぶりだ……この感覚。
「ゼノン様ッ!!   おやめください。それは違うんです!  人間たちが悪いのではないんです!」
「ほぉ?   なら聞かせてみろよ!   俺が納得できるようにな!」
俺は闇のオーラを体から放ちながらガルビナに迫る。ガルビナは恐怖に満ちた顔を浮かべるが、それでも俺に説明しようと俺の目を見つめる。
「……」
俺はそのガルビナの瞳に思わず視線をそらす。
「なら、話してみろ。とりあえず話だけは聞くから……そんな、怖がるな」
「す、すみま、せ、ん……」
俺の怒気が薄まったのを感じ取ると、両手を豊満な胸の前で重ねて深呼吸をする。
俺はできるだけ視線を下に向けないようにしながら、ガルビナの瞳を見つめる。ガルビナの瞳はまるでエメラルド宝石のように美しく綺麗で、思わず吸い込まれそうになってしまう。こんないい娘がいたとか、ガルビィートもいけない奴だなー。
ガルビナは話そうかどうか迷った挙句、もう一度深呼吸をして俺の目を見つめる。
「ゼノン様が封印されてから700年後に、我が父の部下達に苛立ちが見え始めました。我が父の部下達は、その苛立ちを人間達に向けて八つ当たりを始めたのです。お陰で、人間達は魔族が攻めてきたと勘違いして我が城《ゼファニール》に侵攻してきました。事情を全て聞いた我が父は、その責任は全て私にあるといい、単身人間達の前に出ました。人間達と戦い傷ついた我が父は、歳のせいもあり、死にました」
ガルビナの話を聞き、俺は確かに人間は悪くないと思った。俺が封印されてからなぜ魔族達にフラストレーションが溜まり始めたのかはわからないが、だからってそれを人間に向けて八つ当たりをするのもおかしいと俺は思う。そんなのは間違っている。
やはり、できるだけ早く魔力を全開にまで回復させて、魔族達を統一しに行かないといけないな。







後書き

どうも、ゼノンです。
すみません、最近忙しくて投稿が遅れがちになりました。今後も遅れがちになると思いますが、気長にお待ちください。

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コメント

  • 如月 薊

    やっぱり面白いです!これからもお互い頑張りましょう!
    引き続き僕の作品も読んでくださいね!

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