俺の心は傷んでいる
VII・生徒会長登場
美紅からの衝撃な告白を受けてから次の日の朝の事だった。俺は掲示板に貼ってある紙を見て、驚きを隠せない顔になっていると思う。
隣でクールな美紅も驚いた顔をしている。まぁ、それはそうだろうと思う。
そう、何故なら。
提示版には「黒神優魔の退学処分」と書かれた紙が貼ってあったのだから。
「おい、黒神。お前、なんかしたのか?」
「黒神くん、高校始まってすぐ退学とか、なんか悪いことでもしたの?」
「お前、退学だってさ。よかったな笑」
「退学とか、ダサくない?
みんな色々と勝手なことを言ってくる。
あー忌々しい。忌々しい。
ってか、なんで俺が退学なのだろうか?退学になるようなことをしてないぞ、俺は!
意味がわからんのだが。
「ねぇ、兄さん?    一体これはどう言うことかな……?」
美紅が驚きを隠せない顔で俺に聞いてくるけど、俺だってこんなの知らんし。
俺が何をしたって言うんだろうか?
「やぁやぁ、諸君!!    意外と集まっているようだねぇ」
みんながざわざわしていると、生徒会会長である森崎大樹がやってきた。
「みんな、驚いているようだねぇ。君が退学処分になったことにさぁ」
「どうかな、対して驚いていない奴もいるみたいだけど?」
森崎がニヤニヤしながら言うのに対して、俺は冷静な感じで対応する。
自慢ではないが、俺はこう言う状況だとかえって冷静になれるんだ。
まぁ、どうでもいいことなんだけど……。
さて、そんなことはどうでもいいとして、こいつはどこかであった気がする。まぁ、俺は森崎のことも全く覚えてないけどな。
だって俺、記憶無いし。
「で、この高校の生徒会長さん自ら俺の所に嫌味を言いにきてくれたのかな?」
俺が嫌みたらしく言うと、森崎は俺を鼻で笑った。なんか腹立つな。
「君は何にも覚えてないのかい?     君が僕にしたことを、さ」
「さあ?     悪いけど俺、アンタとあった覚えないんで」
「な、なんだとッ…………!」
俺の言った言葉に多少こめかみに青筋が浮いた森崎が、眼鏡を掛けなおして冷静さを取り戻す。
「ふん!   君が覚えてなくとも、僕が覚えているのさ。君にやられた過去の数々をね」
うわぁ〜器ちっさ!何こいつ器ちっさ!
俺過去に面倒臭い奴と関わってたの、まさか!?
まぁ、器小さいって言ったら、絶対に面倒臭いことになると思うから言わないことにするけ…………
「アンタ、生徒会長って言う割に器小さいのね」
言いやがった!言いやがったよ!美紅が言いやがったよ!
ほら、美紅がそんなこと言うから余計に青筋立ってんじゃん森崎のやつ。
「もしかして、図星?    あぁ、それは悪かったね。あまりにも器小さかったから」
もう言わないであげて美紅!森崎のライフはもうゼロだ!
なんかどっかで聞いた事あるセリフ言っちゃったけど、まぁ大丈夫だよな。
「言ってくれるじゃないか。黒崎さん。じゃあ、君はどう思うのかね?    この紙を見て」
「別にどうも思わない」
「それはコイツの妹だからか?」
森崎の『妹』と言う単語にみんなの顔が反応した。
「えっ?    黒崎さんって黒崎の妹なの!?」
「マジかよ。出来損ないの妹って、おれちょっと好意あったのに」
「黒崎の妹ってことはアイツも出来損ないってことだな」
「あんなのがクラスにいんのかよ」
勝手なことばっかり言いやがるな。俺キレたくなってきたよ。
「そんな勝手なこと言わないで!」
俺が今にもキレそうな時に、ミノアがみんなに向かって怒鳴った。
俺も美紅もみんなも驚いた顔になる。
だって、学校一の美少女が俺の味方をしようとしてるのだから…………
                 次回に続く
隣でクールな美紅も驚いた顔をしている。まぁ、それはそうだろうと思う。
そう、何故なら。
提示版には「黒神優魔の退学処分」と書かれた紙が貼ってあったのだから。
「おい、黒神。お前、なんかしたのか?」
「黒神くん、高校始まってすぐ退学とか、なんか悪いことでもしたの?」
「お前、退学だってさ。よかったな笑」
「退学とか、ダサくない?
みんな色々と勝手なことを言ってくる。
あー忌々しい。忌々しい。
ってか、なんで俺が退学なのだろうか?退学になるようなことをしてないぞ、俺は!
意味がわからんのだが。
「ねぇ、兄さん?    一体これはどう言うことかな……?」
美紅が驚きを隠せない顔で俺に聞いてくるけど、俺だってこんなの知らんし。
俺が何をしたって言うんだろうか?
「やぁやぁ、諸君!!    意外と集まっているようだねぇ」
みんながざわざわしていると、生徒会会長である森崎大樹がやってきた。
「みんな、驚いているようだねぇ。君が退学処分になったことにさぁ」
「どうかな、対して驚いていない奴もいるみたいだけど?」
森崎がニヤニヤしながら言うのに対して、俺は冷静な感じで対応する。
自慢ではないが、俺はこう言う状況だとかえって冷静になれるんだ。
まぁ、どうでもいいことなんだけど……。
さて、そんなことはどうでもいいとして、こいつはどこかであった気がする。まぁ、俺は森崎のことも全く覚えてないけどな。
だって俺、記憶無いし。
「で、この高校の生徒会長さん自ら俺の所に嫌味を言いにきてくれたのかな?」
俺が嫌みたらしく言うと、森崎は俺を鼻で笑った。なんか腹立つな。
「君は何にも覚えてないのかい?     君が僕にしたことを、さ」
「さあ?     悪いけど俺、アンタとあった覚えないんで」
「な、なんだとッ…………!」
俺の言った言葉に多少こめかみに青筋が浮いた森崎が、眼鏡を掛けなおして冷静さを取り戻す。
「ふん!   君が覚えてなくとも、僕が覚えているのさ。君にやられた過去の数々をね」
うわぁ〜器ちっさ!何こいつ器ちっさ!
俺過去に面倒臭い奴と関わってたの、まさか!?
まぁ、器小さいって言ったら、絶対に面倒臭いことになると思うから言わないことにするけ…………
「アンタ、生徒会長って言う割に器小さいのね」
言いやがった!言いやがったよ!美紅が言いやがったよ!
ほら、美紅がそんなこと言うから余計に青筋立ってんじゃん森崎のやつ。
「もしかして、図星?    あぁ、それは悪かったね。あまりにも器小さかったから」
もう言わないであげて美紅!森崎のライフはもうゼロだ!
なんかどっかで聞いた事あるセリフ言っちゃったけど、まぁ大丈夫だよな。
「言ってくれるじゃないか。黒崎さん。じゃあ、君はどう思うのかね?    この紙を見て」
「別にどうも思わない」
「それはコイツの妹だからか?」
森崎の『妹』と言う単語にみんなの顔が反応した。
「えっ?    黒崎さんって黒崎の妹なの!?」
「マジかよ。出来損ないの妹って、おれちょっと好意あったのに」
「黒崎の妹ってことはアイツも出来損ないってことだな」
「あんなのがクラスにいんのかよ」
勝手なことばっかり言いやがるな。俺キレたくなってきたよ。
「そんな勝手なこと言わないで!」
俺が今にもキレそうな時に、ミノアがみんなに向かって怒鳴った。
俺も美紅もみんなも驚いた顔になる。
だって、学校一の美少女が俺の味方をしようとしてるのだから…………
                 次回に続く
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