華の仮面をつけた君と普通すぎる私が話す理由。
3話〜趣味〜
由紀「あっ、ごめんなさい。春岡くんが少女漫画読んでるなんて衝撃的すぎて」
春岡くん「あっ、やっぱきもいよね。男がこんなやつ・・・」
由紀「私も読んでるよ!」
春岡くん「ほんと⁈」
春岡くんが食い気味に聞いてきた。こんなに目がキラキラしてる春岡くんは初めて見た。
由紀「うん!推しはね、円華かな?」
春岡くん「ええ!俺も円華推し!めっちゃ良い子じゃない?」
由紀「わかる!この前の放送でメインやってたからすっごく嬉しかった!」
春岡くん「いや〜ほんとね!あれは神回だったわ〜」
あれっ?私、坂内に話すテンションとほぼ変わらないテンションで春岡くんと話してない?
てか、春岡くんってこんなに話す人だったの?アニオタだったの?
春岡くん「いや〜、プリンセスルージュで会話できる人なんてこの学校にはいないと思ってたわ」
由紀「なかなかいないよね!めっちゃいい作品なのに」
春岡くん「うんうん」
あれ?春岡くんが女子にモテモテなのにまったく興味なさそうなのってまさか。
由紀「春岡くんって二次元派?」
春岡くん「えっ?」
由紀「あっ、ごめん。変なこと聞いたかも。今のは忘れて」
春岡くん「えっ?あっ、二次元しか見てないよ」
由紀「ええ!」
春岡くん「そんなに衝撃的だった?」
由紀「だって、側から見たら春岡くんって超モテモテのイマドキ男子って感じだよ?」
春岡くん「えっ?そうなの?俺ってモテるの?」
由紀「知らないふりしないでよ!登下校の時に春岡くんが歩いてたら周りの女子はほとんど付いて行ってるし、ほらっ四月とかさ一年生の女子が春岡くん目当てでうちのクラス覗きに来たりさ」
春岡くん「えっ?そうなの?知らなかったわ。へえーモテてるんだ」
春岡くんはニヤケながら言う。
由紀「えっ?なんでそんな嬉しそうなの?」
春岡くん「いやっだって、俺本当に女子と関わらないし、コミュ障だし、オタクだし、モテる要素ないと思ってたの」
由紀「いやっ、それで自信ないのがおかしい」
春岡くん「えっ?」
由紀「顔だよ?顔。春岡くん、すごくかっこいい顔なんだよ?世間一般的に」
春岡くん「えっ?顔?俺の顔が?」
私は鏡で春岡くんを見せる。
由紀「これが春岡くんの顔!」
春岡くん「えっ?いつもの俺じゃん。ただのオタク」
由紀「ええ〜、じゃあ!」
私は携帯で今人気のイケメン俳優を見せる。
由紀「この人とこの鏡に映ってる人、どっちかっこいい?」
春岡くん「あっ、ごめん。俺、ほんと三次元わからないんだわ」
由紀「あっ、そうか」
私は我に帰った。
なんでこんなに熱くなってたんだろう。
つづく
春岡くん「あっ、やっぱきもいよね。男がこんなやつ・・・」
由紀「私も読んでるよ!」
春岡くん「ほんと⁈」
春岡くんが食い気味に聞いてきた。こんなに目がキラキラしてる春岡くんは初めて見た。
由紀「うん!推しはね、円華かな?」
春岡くん「ええ!俺も円華推し!めっちゃ良い子じゃない?」
由紀「わかる!この前の放送でメインやってたからすっごく嬉しかった!」
春岡くん「いや〜ほんとね!あれは神回だったわ〜」
あれっ?私、坂内に話すテンションとほぼ変わらないテンションで春岡くんと話してない?
てか、春岡くんってこんなに話す人だったの?アニオタだったの?
春岡くん「いや〜、プリンセスルージュで会話できる人なんてこの学校にはいないと思ってたわ」
由紀「なかなかいないよね!めっちゃいい作品なのに」
春岡くん「うんうん」
あれ?春岡くんが女子にモテモテなのにまったく興味なさそうなのってまさか。
由紀「春岡くんって二次元派?」
春岡くん「えっ?」
由紀「あっ、ごめん。変なこと聞いたかも。今のは忘れて」
春岡くん「えっ?あっ、二次元しか見てないよ」
由紀「ええ!」
春岡くん「そんなに衝撃的だった?」
由紀「だって、側から見たら春岡くんって超モテモテのイマドキ男子って感じだよ?」
春岡くん「えっ?そうなの?俺ってモテるの?」
由紀「知らないふりしないでよ!登下校の時に春岡くんが歩いてたら周りの女子はほとんど付いて行ってるし、ほらっ四月とかさ一年生の女子が春岡くん目当てでうちのクラス覗きに来たりさ」
春岡くん「えっ?そうなの?知らなかったわ。へえーモテてるんだ」
春岡くんはニヤケながら言う。
由紀「えっ?なんでそんな嬉しそうなの?」
春岡くん「いやっだって、俺本当に女子と関わらないし、コミュ障だし、オタクだし、モテる要素ないと思ってたの」
由紀「いやっ、それで自信ないのがおかしい」
春岡くん「えっ?」
由紀「顔だよ?顔。春岡くん、すごくかっこいい顔なんだよ?世間一般的に」
春岡くん「えっ?顔?俺の顔が?」
私は鏡で春岡くんを見せる。
由紀「これが春岡くんの顔!」
春岡くん「えっ?いつもの俺じゃん。ただのオタク」
由紀「ええ〜、じゃあ!」
私は携帯で今人気のイケメン俳優を見せる。
由紀「この人とこの鏡に映ってる人、どっちかっこいい?」
春岡くん「あっ、ごめん。俺、ほんと三次元わからないんだわ」
由紀「あっ、そうか」
私は我に帰った。
なんでこんなに熱くなってたんだろう。
つづく
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コメント
如月ぅ。
全話読ませていただきました。自分も如月ぅ。という名前でカキカキしてます。宜しければ読んでみてください!
お互いに頑張りましょう!